yasuokaの日記: 「樹」の中の「壴」の上部は「土」か「士」か
日記 by
yasuoka
「樹」の真ん中の上の部分は、戦前の標準漢字表では「土」に作っていたものが、戦後の当用漢字字体表では「士」になってしまった。この結果、現代でも「樹」のこの部分は、微妙にバラバラだったりする。JIS X 0208規格票の平成明朝体は「土」に作るが、一方、改定常用漢字表は「士」派だ。もちろん、この部分は基本的に「十」の下に「豆」なのだから、「土」でも「士」でもないというのが現実なのだが、でもどっちかで作りたいというのも人情だろう。
ちなみに、住民基本台帳ネットワーク統一文字では、6A39とB39Eに、これらの文字をあえて分離して収録している。ただ、これらをちゃんと見分けて運用しているのかどうかは、かなり疑問だったりする。
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