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ウケを取りたいのか?それとも自己表現をしたいのか?
まずはスタンスをハッキリさせて欲しいんですが。
んで、前者なら、そりゃ他人のフンドシでウケ狙いってんであれば、云々されても仕方なかろう。
後者なら、そもそもウケを狙う必要自体が有るのか?
その論で残る印象は、さも高尚そうに後者を装いながらも、実は単に前者である姿だけですよ。
自分としては、上下関係や優劣関係をつけたいんじゃなくて、面積や範囲が広がって欲しいと思ってる。あっちよりこっちの方が優れているとか、このジャンルはクソ、こういうものしか認めねぇじゃなくて、この世界にはまだまだおまいらの知らないうまいもんが他にもいっぱいあるんだよ。
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
一律料金? (スコア:1)
画期的な解決法だし、DTM復活のKEYになりそうですね~♪
Re:一律料金? (スコア:3, すばらしい洞察)
>DTM復活のKEY
それが本当だとすれば、かつてヤマハがプレイヤーズ王国(現MySoundですか?)を作った時点で、DTMは華々しく復活してたはずです。
JASRACへの払いを全てYAMAHAがヤルという太っ腹なシステムです。しかも天下のY社ですから少なくともニコニコよりは遥かに資金も安心。
…でも現実には、そうなりませんでした。
DTMは滅びたまま。
むしろ王国という名の小さい部屋のなかで細々と生きてるだけ。
つまり結局のところ、「縛り」が有るかぎり、DTMは復活せんのです。
具体的には、他の人が指摘しているように、「ちょっとでもパロディしたら」もうアウトなはずです。少なくとも王国はそういうルールだったはず。できるのは「コピー」作品の登録だけです。そして同一かどうかを判定する「権利」は著作権を持ってる側だそうですから、「この程度なら大丈夫だろ」ってのはあくまでユーザの思い込みの域を出ないわけです。
色気を出すことが出来ないわけです。
MADつまりパロディは駄目。まして複数作品のリミックス(?)なんてトンデモナイ。絵をつける「自由」も無いでしょうねえ。
要するに最近の初音ミクブームは(オリジナル曲を除けば)全滅ってことです。はい。
まあどうせ8割がたの人はコピー(正確には劣化コピー)しか作らなかったってのも往年のDTMの真実ではあるんですが、それ以外のものを作る自由が頭から否定されていたのでは、たいていの人はヤルキを失ったようです。
あと、これもとっくに指摘されてると思いますが、天下のY社だから問題なく払える金額だ、という面も重要です。普通のベンチャーに払いきれますかね?
あとねえ。気持悪いといえば、王国でJASRACな曲を聴くときは必ず「専用プレイヤ」を要するんですよね。(クラックしない限り)究極のコピーガードです。そして今やクラックそのものが違法なのは皆様ご存知の通り。みんなが大好きなFOSS系OSでは聞けない可能性が極めて高いですね。元々MIDIがパソコンどころか何処でも繋がるような汎用プロトコルで、どんな機材(?)でも鳴らし放題だったのとは、雲泥の差です。MIDIはその自由さが良かったのです。が…
#というか好意的な意見が多すぎるな。みんなJASRACにタマ※抜かれたのか?
※魂ですよ魂。なにかべつなもの想像してないでしょうね?
Re:一律料金? (スコア:1)
ですが
>(サイト収入の2%)となる模様。
とのことなので収入が少なければ支払いも少なくなり(ミニマムはあるかもしれんが)
小さいトコは小さいなりに払えるじゃないですかね。
同じ包括許諾方式であるTVのキー局と地方局/CATVみたいな。
Re:一律料金? (スコア:0)
Re:一律料金? (スコア:4, 参考になる)
例えば、ファミコン時代のゲーム音楽をMIDIで作るとしますね。
この際に、あの「ファミコンの音」を再現せずに、
別の音色を当てただけで「アレンジ」になってしまうわけです。
FFやDQの様に、ピアノ譜が販売されているものであれば
ピアノアレンジまでは許容されるのかもしれませんが、
なんにせよ「あのゲーム音楽をオーケストラ風にしてみた!」
とか、「テクノ風にしてみた!」のような遊びが出来ない事が、
作り手側としては面白くないのですよ。
それこそ本当に「オリジナル」を作ればいいんでしょうけど、
それが出来る人ばかりじゃないし、
「まなぶはまねぶ」の精神で作った習作をネット上に発信する機会も欲しいのです。
Re:一律料金? (スコア:1)
JASRACとの契約で、せっかくの「良い発表の場」が、無くなってしまうのではと心配です。
Re:一律料金? (スコア:4, すばらしい洞察)
逆説的に、オリジナルがコピーより積極的に評価される土壌があるなら、ニコ動がコピーやMADで埋め尽くされたりしませんよ。
まずコピーやMADの方が生み出しやすいのも、コピーやMADが評価されやすいのも、
作り手と受け手のどちらにも共通項として元ネタが存在するからです。
スタートラインにハンデがあったりシード権持ちの様なもんなんですよ。
需要側が求めていない物(サイレントマジョリティが本当は求めているかもしれない物ではない)を作るなんて
普通に考えれば愚行でしょ。
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:一律料金? (スコア:2, 興味深い)
>パロディなどを否定するわけじゃないが、まずオリジナルで勝負しろよ。
に対して
即物的なネタやパロディなども面白いけど、オリジナルや変わった者もまともに評価してみろよ
と思っている訳です。
#所詮それが叶わぬ事であり、それが広い意味で市場だってのはわかってるんだけどな。
#だから共通項があるものから先に流行していく訳で、その事実がある時点で最初から証明が終わってる。
#俺だってめんどくさいことは嫌だ。
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:一律料金? (スコア:0)
ランキングの上位にかなり入っていますな。
# これはまさに「オリジナルが評価されている」でしょう。
Re:一律料金? (スコア:0)
初音ミクに限らず一発ネタなら瞬間的には受けるから短期間ではどうこう言えないなぁ
Re:一律料金? (スコア:0)
>普通に考えれば愚行でしょ。
ウケを取りたいのか?それとも自己表現をしたいのか?
まずはスタンスをハッキリさせて欲しいんですが。
んで、前者なら、そりゃ他人のフンドシでウケ狙いってんであれば、云々されても仕方なかろう。
後者なら、そもそもウケを狙う必要自体が有るのか?
その論で残る印象は、さも高尚そうに後者を装いながらも、実は単に前者である姿だけですよ。
Re:一律料金? (スコア:1)
>ウケを取りたいのか?それとも自己表現をしたいのか?
これは分離できそうで分離できない要素です。
何もロック魂みたいなのだけが自己表現じゃありませんので。
そして、もはやくどいと思うのですが
ウケ狙いが低俗でオリジナルが高尚であると言っている訳ではありません。
極端に言うとどっちが高尚かどうかを述べようとする姿勢を否定しています。
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:一律料金? (スコア:1)
頂点を高くしたければ、すそ野を広げなきゃいけないというのは広く適用可能な比喩ですが、日本の著作権法は、まずそのすそ野を広げることを否定している。
全く以て既得権益者に都合の良い法律かつ社会全体には都合の悪い法律を作ってくれたもんです。
Apple名義で出されたパブリックコメントが言ったように、文化庁には日本の文化を監督管理する能力などないと見做されても仕方ないと思います。
Re:一律料金? (スコア:0)
それは思いっきり嘘です。
屑をいくらかき集めても山は高くなりません。
高くするだけなら個の才能だけで十分です。
むしろ、高い個の才能こそがすそ野を広げるんです。
まあ、平凡な人間を取り込むには必要な嘘なんでしょうが……
Re:一律料金? (スコア:1)
屑の山に突然変異で高い個が発現するとでも?
視聴する側のリテラシの向上が、才能ある人間をより高みへ導くものです。視聴する側のレベルが低ければ、作る側はレベルが低く理解しやすいモノを提供しなければ評価されません。
# 実際商業的な作品は優れたものよりも分かりやすいモノ(例えばCMで使われる素材など)
# ばかりが提供されています。なぜなら視聴者側が理解できないからです。
# "分かりやすい"、"キャッチーである"というのも確かに評価されるべき対象ではあるの
# ですが、それ以外がないがしろにされている。
もちろん才能あるもの同士も影響しあいます。優れた先人に触発され才能を開花させる人も大勢います。その先人もそのまた先人に触発されたり、影響を受けたりして昇華させているわけです。
文化の歴史はマクロ的にもミクロ的にも、模倣と昇華の繰り返しで向上してきているのです。
早すぎた天才と言われる人がいるのはなぜでしょう?
時代がついてこれなかったとも言われます。これはその時代に評価できる人間がいなかったからです。
実際ゴッホは生きている間にはまったく売れなかったのに、死後に評価され、今では世界中の人の目に触れられる機会があり、それによって鑑賞する側のリテラシ向上に一役買っているはずです。その鑑賞する人はただの一般人かもしれないし、絵画を描く人かもしれないし、絵を描くことに少し興味を持っているかもしれない。
つまり、裾野が広がらなければ評価されるべき才能も評価されなければ、新しい才能が生まれてくる可能性も低くなってしまうワケです。
残念ながら作品の評価というのはその声の大さに比例します。どれほど素晴らしいと自分が感じても(実際に素晴らしい作品であったとしても)、他の多くの人がそう思わなければ、あるいは作品自体が広がらなければ、社会的には評価の低い作品とされます。
逆にレベルの低い作品であっても、そのレベルじゃないと理解できない視聴者が多数であれば、評価が高くなり、優れた作品であるかのように認識されます。
# 個人的にはニコ動のマッド等の大半についてそう思います。
# ↑本人たちが楽しんでいるのであればそれでも無いよりあった方がいいと思いますし、
# 彼らがニコ動という場を使って次の段階を見い出すことができるのであれば、むしろ歓迎です。
これは文化的に作者にとっても視聴者にとっても物凄く残念なことです。
裾野が広がる==文化的リテラシが向上する、ことで作る側もより高度なものを要求されるようになるため、より淘汰も進むでしょう。
なので、あなたの高い個の才能が裾野を広げるという論理はまったく的外れというか逆です。評価能力の低い土壌では個の高い才能は朽ちていくのみです。
Re:一律料金? (スコア:1)
自分としては、上下関係や優劣関係をつけたいんじゃなくて、面積や範囲が広がって欲しいと思ってる。
あっちよりこっちの方が優れているとか、このジャンルはクソ、こういうものしか認めねぇじゃなくて、
この世界にはまだまだおまいらの知らないうまいもんが他にもいっぱいあるんだよ。
#それと対峙した時の態度が問題なんや
#そういうのも民度だよ
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:一律料金? (スコア:0)
> 「需要にあわせた物が正しい」「評価されない芸術は価値がない」と続く
はまったく連想できないんだけど、
The Inelegance さんは、
「低品質な物が大量にないと、高品質な物が生まれてこない。」って意見に対して、
「高品質な物がなくても、低品質な物が大量にあればOK。」って意見なんですか?
# ぶらさげるところ間違えたの?
Re:一律料金? (スコア:1)
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:一律料金? (スコア:0)
# Inelegance 足りてますか?
Re:一律料金? (スコア:1)
そこを優劣関係で以って論じようとすると、必ず「高尚なものが偉いのかよ」とか言われるから危ないよとかそういう趣旨です。
私は、例えば現代芸術みたいなものを「小学生の作品並www」とか「この素晴らしさがわからんのか!!」とかいう
アホな議論で潰してほしくないんですよ。
それって、確かにリテラシーで解決する面があるし、他の私の書き込みの通りある程度望んでいるけど、
微妙だけど決定的なスタンスの違いがあるのよ。
#理系なんで「何となくいい」ってのもあまり感心しない派だけどね。
#妄想屋だから、もっと物の解釈で語りたい。
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:一律料金? (スコア:1)
まあ、そういう意味でも裾野が広がり各々のリテラシ向上によりいろんなものに対して評価してもらえるようになる。個人の感覚的な好き嫌いで作品の良し悪しを決めてしまったり、みんな(という名のパブリッシング、某オリ○ンとか)がイイといっているものを他人任せでその評価をそのまま受け入れてしまったり。
最低でも、自分はこの作品が嫌いだけど素晴らしい作品だと思う。この作品は稚拙だが込められた魂には感動する。という程度の評価はせめて出来るようになって欲しい。
これはつまり、感覚的な好き嫌い/良し悪し、技術的な程度、センスのベクトル、こめられた情熱、表現のためのディティール、それらのトータルバランス(もちろんバランスが悪い/偏りがあること自体がその作品にとってイイことであることもあります)、等々、それぞれ個別に専用の定規で評価できるようになって欲しい、と。できればその評価要素もより多様化/細分化していけるようになって欲しい、ということです。それが私の言う文化的リテラシなので、評価されるべきものが評価されるためには、やはり裾野広がることが必要である、と。
裾野が広がり、文化的リテラシも向上すれば、作る側もより正当な報酬をもらえるようになるだろうと。
これは、スラド民にわかりやすく例えると5万円で売っているアプリケーションは5万円~せいぜい2,3倍の値段で作れると思ってるお客さんが世の中の大多数であるうちは、ソフト屋さんが正当な報酬をもらうのは大変だよねってハナシです。
確かに普通の物販なら4万円で仕入れて5万円で売ったりするので気持ちは分かるんですけどね~。
# まあ、私自身もまだまだ文化的リテラシの向上に努力しなければならない身ですがね。
# でもアカデミックな芸術の域までは行けなくてもいいかな。というか行けないなw
Re:一律料金? (スコア:0)
>それは思いっきり嘘です。
どっちも、なに外した議論しまくってるかなあ?
優れた個が生まれる「原因」は
いまだ特定されていません。
これが真実。
だからこそ、複数のやりかたでアプローチするんです。
もしかしてこの方法が効く「のかも知れない」とね。
裾野を広げるのもその1つ。
色々やってみりゃいいし、色々やってみることしか我々にはできない。
だから、裾野広げたい人は広げるし、
他のやり方のほうが良さそうと思う人はそっちを試す。
Re:一律料金? (スコア:0)
>どうせ8割がたの人はコピー(正確には劣化コピー)しか作らなかったってのも往年のDTMの真実ではあるんですが
作曲能力と別に再現能力が必要となるから、作曲を鍛えるプロセスは別の機会にしてコピーするんでしょ。
そうすることで楽曲の構成とか、楽器の特徴を体で学ぶことが出来たと思うんだ。
プログラムだってベーマガのコピーから覚えた人間も、ここには多くいるよね。
要するに、結果的に未熟なレベルにあるというだけで、オリジナルな作業をしたその人の中では、
次の作品が向上する何かが得られている事が多く、客観的尺度だけで見るのは間違っていると思うんだ。