アカウント名:
パスワード:
ひょっとしたら著作権は国家に帰属するということなのかもしれません。共産圏だけに。
ぶっちゃけ、各知財条約は国内法によってその運用が決められるので、中国における著作権法の中身によっては条約に批准しつつ国家はその拘束を受けないというのは普通にあり得る気がします。各条約では国内の著作物と同様の保護をしなければなりませんが、もし国内の著作物が国家の利用に対して制限する権利を持てないなら、同様に国外の著作物も制限する権利を持てないというのはあり得るのではないかと。
ちょっと話が飛ぶんだけど、GPLedなソフトウェアを内蔵した製品を海外に輸出する前に、GPLとかOSSのライセンスがらみで揉め事が起きた時に、結局どうなるんだろう、と各国現地法人の法務担当部署に尋ねたことがあったのね。
回答数は多くないけど、南北アメリカ・EU・韓国・東南アジアから「社内でライセンス遵守の体制、OSSライセンスを遵守するために必要な事柄をもっと具体化した社内ルール、運用証明があれば、そんなに心配しなくていいんじゃないの?」という感じの返答。
唯一中国法人だけ、「何か問題が起きなくても、判断は外国企業から金を搾り取るほうに振れる。気をつけろ。」との回答。中国政府の中の人がそう自覚しているかは別として、中国在住海外拠点法務担当者が中国政府は法律を恣意的に解釈して国家運営することは結構あると思っているのは、興味深かったです。 # これはさすがにAC
知財系条約が求めているのは例えば全ての著作物を日本とかと同じ基準で保護することではなく、中国から見て海外の著作物について中国国内の著作物と同程度保護することなので、日本などの他の国と同じ基準で保護されないから無法である(ジャイアニズム)とかそういう考え方は根本的にお門違いに思えます。元々中国では書について誰が著者であるというような名誉権以外の占有は概念自体が存在しなかったので、その辺について根本的に考え方が違っていてもある程度已む無しな気もします。保護という概念が欧米と違うからといって彼らが蛮族であるということにはならないのではないかと。
価格決定のシステムが存在しないというより、その権利自体が国によって与えられているものであるなら権利云々という主張を国に対して行うのはそれ自体がナンセンスな可能性が・・・。
本来有料の価値もないものが適正に流通されているのです淘汰されて消滅しないだけ、まだ温情があると思います
共産党のおエラいさんがそう思ってる可能性は十分にあるね。
アソコの役人がオープンソースという概念を理解できるとは思えんし。
文明国で通じるかどうかという話で言うなら各国も自国の都合に合わせてご都合に運用を・・、というか、知財系条約自体が前提として欧米の先進国の都合にあわせて作られているのでアレです。知的財産権というのは先進国が先進国であるためのアドバンテージを維持するための1手段ですよ。一見公平に見えたとしても結局は国際的なパワーゲームの1要素だったりするわけで。結果論として、パワーゲームで既に勝った方を「文明国」と呼ぶなら通用しないでしょうが、現在の段階で中国がパワーゲームで既に負けてるかというと微妙な気がします。つまり、中国側の論理が「文明国」側に通用しないのと同様に、「文明国」側の論理についても、現状では非難くらいは出来るでしょうが、その論理が一方的に通用することもまたないでしょう。
全ての国の国内情勢を含めた国際社会について、そもそも資本主義経済の土俵に全てが依存しているなら国際社会において中国の対応が通用しないということもあり得るでしょうが、はたして、と言ったところで。
他のアフリカとかの小国であればWTOからハブられて終わりでしょうが、中国と他のあらゆる経済活動を行うメリットを考慮してどうなるかは資本主義経済の国においても未知数では?現実問題として中国に対して抗議するのが関の山で、中国がガン無視決めても経済制裁とかとか武力による侵攻とかには踏み出せず、お互いに「通用しない」どまりでよろしくやってくと思いますが。
なんだ、一周して元に戻ってきただけじゃん。「欧米に『文明国』と見做されることが正しいこととは限らない」といえばよかっただけでしょ?
法治ではなく人治、資本主義ではなく共産主義。「あんたたちの理屈はこの国では通用しない。それを野蛮国と言うなら言え」と言ってればいい。その理屈を受け入れた方がこっちが儲かるときは、丁寧に無視してあげますよ。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
著作権 (スコア:2, 興味深い)
ひょっとしたら著作権は国家に帰属するということなのかもしれません。共産圏だけに。
ぶっちゃけ、各知財条約は国内法によってその運用が決められるので、中国における著作権法の中身によっては条約に批准しつつ国家はその拘束を受けないというのは普通にあり得る気がします。
各条約では国内の著作物と同様の保護をしなければなりませんが、もし国内の著作物が国家の利用に対して制限する権利を持てないなら、同様に国外の著作物も制限する権利を持てないというのはあり得るのではないかと。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:著作権 (スコア:3, 興味深い)
ちょっと話が飛ぶんだけど、GPLedなソフトウェアを内蔵した製品を海外に輸出する前に、GPLとかOSSのライセンスがらみで揉め事が起きた時に、結局どうなるんだろう、と各国現地法人の法務担当部署に尋ねたことがあったのね。
回答数は多くないけど、南北アメリカ・EU・韓国・東南アジアから「社内でライセンス遵守の体制、OSSライセンスを遵守するために必要な事柄をもっと具体化した社内ルール、運用証明があれば、そんなに心配しなくていいんじゃないの?」という感じの返答。
唯一中国法人だけ、「何か問題が起きなくても、判断は外国企業から金を搾り取るほうに振れる。気をつけろ。」との回答。中国政府の中の人がそう自覚しているかは別として、中国在住海外拠点法務担当者が中国政府は法律を恣意的に解釈して国家運営することは結構あると思っているのは、興味深かったです。 # これはさすがにAC
Re:著作権 (スコア:2, すばらしい洞察)
「お前の物は俺の物、俺の物は俺の物」
Re:著作権 (スコア:1)
知財系条約が求めているのは例えば全ての著作物を日本とかと同じ基準で保護することではなく、中国から見て海外の著作物について中国国内の著作物と同程度保護することなので、日本などの他の国と同じ基準で保護されないから無法である(ジャイアニズム)とかそういう考え方は根本的にお門違いに思えます。
元々中国では書について誰が著者であるというような名誉権以外の占有は概念自体が存在しなかったので、その辺について根本的に考え方が違っていてもある程度已む無しな気もします。保護という概念が欧米と違うからといって彼らが蛮族であるということにはならないのではないかと。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:著作権 (スコア:1)
そういう仕組みと同じ気がしますね。
価格決定のシステムが存在しない。
Re:著作権 (スコア:1)
価格決定のシステムが存在しないというより、その権利自体が国によって与えられているものであるなら権利云々という主張を国に対して行うのはそれ自体がナンセンスな可能性が・・・。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re: (スコア:0)
本来有料の価値もないものが適正に流通されているのです
淘汰されて消滅しないだけ、まだ温情があると思います
Re:著作権 (スコア:1)
私は、料理店で働いていた時期があるのですが、自分の作っている料理が
値段に見合うものか悩むことも多かったです。
店長に「具が多すぎ」「ご飯が少ない」「盛りつけはもっと見た目を大事に」
「お客さんにご提供するときは笑顔で」「丁寧に素早く」
いろいろ言われましたね。
もちろんお客さんからもクレームをたくさん頂きました。
きっと、提供の仕方もひっくるめて価値ということなんでしょうね。
これは料理もどんな商品も変わらないことだと思います。
その理屈が文明国で通用するかはともかく (スコア:0)
共産党のおエラいさんがそう思ってる可能性は十分にあるね。
アソコの役人がオープンソースという概念を理解できるとは思えんし。
Re:その理屈が文明国で通用するかはともかく (スコア:1)
文明国で通じるかどうかという話で言うなら各国も自国の都合に合わせてご都合に運用を・・、というか、知財系条約自体が前提として欧米の先進国の都合にあわせて作られているのでアレです。
知的財産権というのは先進国が先進国であるためのアドバンテージを維持するための1手段ですよ。一見公平に見えたとしても結局は国際的なパワーゲームの1要素だったりするわけで。
結果論として、パワーゲームで既に勝った方を「文明国」と呼ぶなら通用しないでしょうが、現在の段階で中国がパワーゲームで既に負けてるかというと微妙な気がします。つまり、中国側の論理が「文明国」側に通用しないのと同様に、「文明国」側の論理についても、現状では非難くらいは出来るでしょうが、その論理が一方的に通用することもまたないでしょう。
◆IZUMI162i6 [mailto]
結論:俺たちは(自称)貧乏だからお前らのカネよこせ (スコア:0)
ま、ある意味「共産主義」だわね。
Re: (スコア:0)
じゃあ、自分でイチから作ればいいじゃん (スコア:0)
Re:じゃあ、自分でイチから作ればいいじゃん (スコア:1)
全ての国の国内情勢を含めた国際社会について、そもそも資本主義経済の土俵に全てが依存しているなら国際社会において中国の対応が通用しないということもあり得るでしょうが、はたして、と言ったところで。
他のアフリカとかの小国であればWTOからハブられて終わりでしょうが、中国と他のあらゆる経済活動を行うメリットを考慮してどうなるかは資本主義経済の国においても未知数では?
現実問題として中国に対して抗議するのが関の山で、中国がガン無視決めても経済制裁とかとか武力による侵攻とかには踏み出せず、お互いに「通用しない」どまりでよろしくやってくと思いますが。
◆IZUMI162i6 [mailto]
結論:その理屈は文明国では通用しない (スコア:0)
なんだ、一周して元に戻ってきただけじゃん。
「欧米に『文明国』と見做されることが正しいこととは限らない」といえばよかっただけでしょ?
法治ではなく人治、資本主義ではなく共産主義。
「あんたたちの理屈はこの国では通用しない。それを野蛮国と言うなら言え」と言ってればいい。
その理屈を受け入れた方がこっちが儲かるときは、丁寧に無視してあげますよ。
Re:その理屈が文明国で通用するかはともかく (スコア:1)