アカウント名:
パスワード:
「リアルな話をすると、恒星間水素がLHC実験並みの速度で宇宙船に衝突することによって秒殺される。おまえの加速で宇宙船ヤバイ」
そういえば、このあたりの問題が話に絡んでくる「タウ・ゼロ」も浅倉久志訳なのでした。追悼。
宇宙船が故障して減速が出来ない。修理するには船外活動が必要だけど、減速しないと恒星間水素などが危険。↓減速しないで修理するために恒星間水素などの密度が少ない空間に移動するには更なる加速が必要。↓加速して移動できたけど速度が上がってその密度が少ない空間でも危険。↓さらに密度の少ない空間へ移動のために加速。↓速度が上がってその空間でも危険。↓…
のループでしたな、確か
#同じく合掌
ラムスクープ使用のバサード・ラムジェット.現状だと軽くて十分な磁場を発生させるための素材がないけど.フラットランドから出てくのには便利だけど、磁場が横切ると惑星状の生物が死滅するんだぜ(by ニーヴン)
現状だと軽くて十分な磁場を発生させるための素材がない
真面目に計算しだすと、星間水素をすくい取るために必要な磁場の強度は、磁場を作るコイル自体がその応力によって粉々にされるレベルだから、コイルはダイヤモンドのような最強の素材でガチガチに固めないと…なんて話もあるようですね。
ダイヤモンドは固いけど、ハンマーの一撃で簡単に割れるので宇宙船に使うと振動で割れたりしそうなので、使うならガチガチに固めるよりもっと強くてしなやかな素材で作るほうが良いんじゃないでしょうか。
ここで必要なのは素材の引っ張り強度なので、ダイヤモンドでなくCNTでもよいでしょうね。ただ、航行中、コイルに対して(ダイヤモンドが割れるレベルの)衝撃振動が続くのだとしたら、コイル以前に宇宙船自体が持たないような気もします。
そんなことより、バサードラムジェット推進によるロケットの本質的な問題は、(星間ガスの大部分を占める)軽水素による核反応を前提にせざるを得ないというところにありまして…エヘンエヘン。
真面目に考えだすと、隣の星に行くだけでも船内時間で8年、地球時間で数百年とかいう状況を何とかしない限り恒星間飛行が現実のものになるとは思えません。それを何とかするというのはGPSとかが動作している現実からも目を背けずに相対性理論を何とかするということでありますが。わりと無茶目。
生の人間でも充分加速できればウラシマ効果で長生きできてどこでも行けるってのは何か間違ってますでしょうか
後の統合情報思念体である。
加速時のG(加速が大きすぎると中の人間が耐えられない)とか、星間水素との衝突速度(大きすぎると壊れるってのがこれの趣旨だっけ)なんかの縛りはありますよ。#仮に宇宙の広さが無限でも、到達可能距離は無限ではない。それでもかなり大きいけど。
また仮に到達自体は可能でも、たとえば1万光年の距離を移動するには、最低でも1万年かかるのはあまり実用的とはいえないかと。1万年あったら人類が滅ぶか、さもなくば超光速航法くらいは発明してる可能性は否定できないかと。
長生きはできません。寿命80歳の人は80歳で死にます。
惑星状の生物?ソラリスとかでしょうか?
ぐぁ……何という誤変換.惑星上ですわな.見直したはずなのに気づきませんでした.
「バサードラムジェット」ですね。「燃料を持っていくと効率が悪いので、星間水素をかき集めて使いましょう」という方式だけど、速度が遅いと効率が悪いので初期加速には別の推進器が必要になります。
ただ、これとて光速の数十%くらいの速度までで、理論上の最高速度はぶつかる水素の衝撃に素材が耐えられるかが一つの上限だったかと。
光速・超光速移動の場合、ぶつかって来るものは光速かそれに近い速度を持っているわけですから、相対性理論的には質量無限大、当然運動エネルギーも無限大になりますので、強靭になったらなったで反作用で移動不可能になるだけと違います?
#なんかパラドックスの世界だな。反力を発生させない防護材(空間歪曲シールドとか?)を見つけ出せない限り#超光速移動よりも空間跳躍の方がまだ現実的とか言われそう。
#物理の成績は悪かったのでAC
>光速・超光速移動の場合、ぶつかって来るものは光速かそれに近い速度を持っているわけですから、相対性理論的には質量無限大、当然運動エネルギーも無限大になりますので、強靭になったらなったで反作用で移動不可能になるだけと違います?
低速から光速に近づくグラフを描いたら無限大に向かう(極限値が無限大)だからと言って、自分が光速or超光速移動をした場合に障害物の持つ相対質量・エネルギーが無限大になると安易に決め付けてはいけません。低速状態から光速に近づく際は速度に応じて飛躍的に障害物の危険度が増す、というのは正しいですが、そもそも普通の物質を光速or超光速で移動させる理論は確立していないのですから、その際の相対的なエネルギーがどうなっているかは不明なのです。
普通の物質じゃないですけど、超光速物質として仮想されているタキオンはエネルギーを失うほど加速します。もしかしたら自分が超光速で移動した場合、衝突すれば衝突するほど加速する可能性もありますよ(衝突に耐えられれば)。
#SFのネタ的には「亜光速にさらにエネルギー追加」よりも「速度ゼロからさらにエネルギーを奪う」方が超光速に近いのかも、とか考えてみたり
タキオンは、素粒子理論に不備があった時代に、存在の可能性を肯定しないと矛盾するために想定された粒子で、その後理論の発達によってなくても矛盾しなくなったんじゃなかったでしたっけ?#素人なんであいまいな記憶ですけど
近頃のタキオンは、真空が基底状態でないときに出てきて「タキオン凝縮」とかするようです。そういえば、チョット前の日経サイエンスで真空をマイナスエネルギー状態にすれば超光速が実現できるとか載ってました。(理論的には可能だけど、実用的には無茶苦茶非常識な話)
>LHC実験並みの
ということは電磁力で逸らせるんじゃねーの?
>ということは電磁力で逸らせるんじゃねーの?
それをするのが他コメントでも出てるバザードラムジェットです(逸らすんじゃなく捉える方ですが)。ただ電磁力で操作できるのは電荷なりなんなり電場を持つものなので中性物質とは激突してしまいます。何でも逸らすなら重力で時空をゆがめないといけませんね。
このあたりはきっと、20世紀初頭、当時の(/.erのような!)人々によっていろいろ議論されたであろう話ですね。
着弾した側の分子間の運動が遅いので、双方の運動にタイムラグが発生して、貫けないのではと思うのですがどうでしょう。
あまり深く考える必要はないと思います。亜光速で移動している側(宇宙船)を観測者とするなら、普通に「LHC実験並みの速度で水素ガスが衝突してくる!」となります。その結果やはり「乗組員は秒殺される」という結論は動かないでしょう。
(よく言われる「光速近い運動では時間の進みが遅くなる」というのは、観測者が別)
水素ガスの立場になると、
LHC実験並みの速度で、宇宙船が俺に突撃してくる!
になるわけですよね。希少な星間ガスを守るためにも、酪酸なり物体Xなりで宇宙船を破壊(ry
水素捕獲側として、以下の通り主張するものです。
水素保護側として、以下の通り主張するものです。
1. 重元素は確かに希少だが量が確実に増加しているのに対し、水素の量は減少していることが 複数の調査機関により推定されている。2. 高い知能を持つ生物の組成を調査した結果、水素を多く含んでいた。3. 人間のエゴによる星間ガスの捕獲は野蛮である。
>(よく言われる「光速近い運動では時間の進みが遅くなる」というのは、観測者が別)
つまり、水素ガスの側から見れば、「時間の進みが遅い宇宙船が亜光速でぶつかってくる」になるわけで、時間の進みが遅い亜光速宇宙船に衝突されたら宇宙船は時間の進みが遅いから衝突も遅いけど亜光速なので猛スピードだから衝突すごくて……あれ?
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
※ただしPHPを除く -- あるAdmin
「光速近くで宇宙旅行をするとどうなるの、っと」 (スコア:2)
「リアルな話をすると、恒星間水素がLHC実験並みの速度で宇宙船に衝突することによって秒殺される。おまえの加速で宇宙船ヤバイ」
スペースラムジェット (スコア:0)
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
そういえば、このあたりの問題が話に絡んでくる「タウ・ゼロ」も浅倉久志訳なのでした。追悼。
Re: (スコア:0)
宇宙船が故障して減速が出来ない。
修理するには船外活動が必要だけど、減速しないと恒星間水素などが危険。
↓
減速しないで修理するために恒星間水素などの密度が少ない空間に移動するには更なる加速が必要。
↓
加速して移動できたけど速度が上がってその密度が少ない空間でも危険。
↓
さらに密度の少ない空間へ移動のために加速。
↓
速度が上がってその空間でも危険。
↓
…
のループでしたな、確か
#同じく合掌
Re:スペースラムジェット (スコア:1)
ラムスクープ使用のバサード・ラムジェット.現状だと軽くて十分な磁場を発生させるための素材がないけど.
フラットランドから出てくのには便利だけど、磁場が横切ると惑星状の生物が死滅するんだぜ(by ニーヴン)
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
真面目に計算しだすと、星間水素をすくい取るために必要な磁場の強度は、磁場を作るコイル自体がその応力によって粉々にされるレベルだから、コイルはダイヤモンドのような最強の素材でガチガチに固めないと…なんて話もあるようですね。
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
ダイヤモンドは固いけど、ハンマーの一撃で簡単に割れるので
宇宙船に使うと振動で割れたりしそうなので、使うならガチガチに固めるより
もっと強くてしなやかな素材で作るほうが良いんじゃないでしょうか。
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
ここで必要なのは素材の引っ張り強度なので、ダイヤモンドでなくCNTでもよいでしょうね。ただ、航行中、コイルに対して(ダイヤモンドが割れるレベルの)衝撃振動が続くのだとしたら、コイル以前に宇宙船自体が持たないような気もします。
そんなことより、バサードラムジェット推進によるロケットの本質的な問題は、(星間ガスの大部分を占める)軽水素による核反応を前提にせざるを得ないというところにありまして…エヘンエヘン。
Re: (スコア:0)
真面目に考えだすと、隣の星に行くだけでも船内時間で8年、地球時間で数百年とかいう状況を何とかしない限り恒星間飛行が現実のものになるとは思えません。
それを何とかするというのはGPSとかが動作している現実からも目を背けずに相対性理論を何とかするということでありますが。わりと無茶目。
Re: (スコア:0)
人間の思考を量子コンピュータに移し替えればもはや時間は(距離は)人間の
知的欲求の前に立ちはだかる壁にはなりません。
往復2億年ぐらいかかってもOKです
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
生の人間でも充分加速できればウラシマ効果で長生きできてどこでも行けるってのは
何か間違ってますでしょうか
死ねん体 (スコア:1)
後の統合情報思念体である。
Re: (スコア:0)
加速時のG(加速が大きすぎると中の人間が耐えられない)とか、星間水素との衝突速度
(大きすぎると壊れるってのがこれの趣旨だっけ)なんかの縛りはありますよ。
#仮に宇宙の広さが無限でも、到達可能距離は無限ではない。それでもかなり大きいけど。
また仮に到達自体は可能でも、たとえば1万光年の距離を移動するには、最低でも1万年
かかるのはあまり実用的とはいえないかと。1万年あったら人類が滅ぶか、さもなくば
超光速航法くらいは発明してる可能性は否定できないかと。
Re:スペースラムジェット (スコア:2)
長生きはできません。寿命80歳の人は80歳で死にます。
Re: (スコア:0)
惑星状の生物?
ソラリスとかでしょうか?
Re:スペースラムジェット (スコア:1)
ぐぁ……何という誤変換.
惑星上ですわな.見直したはずなのに気づきませんでした.
バサードラムジェット (スコア:0)
「バサードラムジェット」ですね。
「燃料を持っていくと効率が悪いので、星間水素をかき集めて使いましょう」という方式だけど、
速度が遅いと効率が悪いので初期加速には別の推進器が必要になります。
ただ、これとて光速の数十%くらいの速度までで、理論上の最高速度は
ぶつかる水素の衝撃に素材が耐えられるかが一つの上限だったかと。
Re:バサードラムジェット (スコア:1, 参考になる)
> ぶつかる水素の衝撃に素材が耐えられるかが一つの上限だったかと。
あの世界の地球人はモノチェーンなど異様に強靭な物質を持っています。
Re: (スコア:0)
光速・超光速移動の場合、ぶつかって来るものは光速かそれに近い速度を持っているわけですから、相対性理論的には質量無限大、当然運動エネルギーも無限大になりますので、強靭になったらなったで反作用で移動不可能になるだけと違います?
#なんかパラドックスの世界だな。反力を発生させない防護材(空間歪曲シールドとか?)を見つけ出せない限り
#超光速移動よりも空間跳躍の方がまだ現実的とか言われそう。
#物理の成績は悪かったのでAC
Re:バサードラムジェット (スコア:1)
>光速・超光速移動の場合、ぶつかって来るものは光速かそれに近い速度を持っているわけですから、相対性理論的には質量無限大、当然運動エネルギーも無限大になりますので、強靭になったらなったで反作用で移動不可能になるだけと違います?
低速から光速に近づくグラフを描いたら無限大に向かう(極限値が無限大)だからと言って、自分が光速or超光速移動をした場合に障害物の持つ相対質量・エネルギーが無限大になると安易に決め付けてはいけません。
低速状態から光速に近づく際は速度に応じて飛躍的に障害物の危険度が増す、というのは正しいですが、そもそも普通の物質を光速or超光速で移動させる理論は確立していないのですから、その際の相対的なエネルギーがどうなっているかは不明なのです。
普通の物質じゃないですけど、超光速物質として仮想されているタキオンはエネルギーを失うほど加速します。
もしかしたら自分が超光速で移動した場合、衝突すれば衝突するほど加速する可能性もありますよ(衝突に耐えられれば)。
#SFのネタ的には「亜光速にさらにエネルギー追加」よりも「速度ゼロからさらにエネルギーを奪う」方が超光速に近いのかも、とか考えてみたり
Re: (スコア:0)
タキオンは、素粒子理論に不備があった時代に、存在の可能性を肯定しないと矛盾するために想定された粒子で、その後理論の発達によってなくても矛盾しなくなったんじゃなかったでしたっけ?
#素人なんであいまいな記憶ですけど
Re:バサードラムジェット (スコア:1)
近頃のタキオンは、真空が基底状態でないときに出てきて「タキオン凝縮」とかするようです。
そういえば、チョット前の日経サイエンスで真空をマイナスエネルギー状態にすれば超光速が実現できるとか載ってました。(理論的には可能だけど、実用的には無茶苦茶非常識な話)
the.ACount
マリーは天才 (スコア:0)
Re: (スコア:0)
>LHC実験並みの
ということは電磁力で逸らせるんじゃねーの?
Re:「光速近くで宇宙旅行をするとどうなるの、っと」 (スコア:1)
>ということは電磁力で逸らせるんじゃねーの?
それをするのが他コメントでも出てるバザードラムジェットです(逸らすんじゃなく捉える方ですが)。
ただ電磁力で操作できるのは電荷なりなんなり電場を持つものなので中性物質とは激突してしまいます。
何でも逸らすなら重力で時空をゆがめないといけませんね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
通常空間から銃を撃ったとすると、どのような事が起きるのでしょうね。
通常空間からみて、時間が遅い空間の分子は、分子間の運動も非常に遅いと思われます。
通常空間からの弾が体に着弾し、分子間の結合を破ろうとしても、
着弾した側の分子間の運動が遅いので、双方の運動にタイムラグが発生して、
貫けないのではと思うのですがどうでしょう。
観測者は誰か (スコア:2)
このあたりはきっと、20世紀初頭、当時の(/.erのような!)人々によっていろいろ議論されたであろう話ですね。
あまり深く考える必要はないと思います。亜光速で移動している側(宇宙船)を観測者とするなら、普通に「LHC実験並みの速度で水素ガスが衝突してくる!」となります。その結果やはり「乗組員は秒殺される」という結論は動かないでしょう。
(よく言われる「光速近い運動では時間の進みが遅くなる」というのは、観測者が別)
Re: (スコア:0)
水素ガスの立場になると、
LHC実験並みの速度で、宇宙船が俺に突撃してくる!
になるわけですよね。希少な星間ガスを守るためにも、酪酸なり物体Xなりで宇宙船を破壊(ry
Re:観測者は誰か (スコア:2)
水素捕獲側として、以下の通り主張するものです。
Re:観測者は誰か (スコア:2)
水素保護側として、以下の通り主張するものです。
1. 重元素は確かに希少だが量が確実に増加しているのに対し、水素の量は減少していることが
複数の調査機関により推定されている。
2. 高い知能を持つ生物の組成を調査した結果、水素を多く含んでいた。
3. 人間のエゴによる星間ガスの捕獲は野蛮である。
「アキレスと亀」 (スコア:0)
>(よく言われる「光速近い運動では時間の進みが遅くなる」というのは、観測者が別)
つまり、水素ガスの側から見れば、「時間の進みが遅い宇宙船が亜光速でぶつかってくる」になるわけで、
時間の進みが遅い亜光速宇宙船に衝突されたら宇宙船は時間の進みが遅いから衝突も遅いけど亜光速なので猛スピードだから衝突すごくて……あれ?