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昨日TVで見た話だけど、フランスの化粧品メーカーた日本人のテスターを使っている理由が、使用感を表す言葉が豊富だからだとかなんとか。どういう言葉かっていうと、すべすべ、もちもち、しっとり 等の言葉。
そのくらいの言葉も無いあちらの感覚ってなんだかよくわかりませんな。
擬態語が日本語には多く使われています。それぞれの擬態語について、非日本語話者にはその概念というか感触的なものが、かなり理解しづらいという話です。(英会話で言葉が出てこなくて、擬態語・擬音語とボディランゲージで説明しようとして、全く通じなかった経験あり。)
その擬態語を国語辞典で引いて、出てきた説明を英訳してみれば?英訳は擬態語にはならないと思いますが、意味はそれなりに通じるのでは。擬態語を使うことそのものが目的ではなくて、擬態語を使って何かを伝えたかったのでしょう?
次に備えて「日本語擬態語辞典」を持ち歩くんだ。http://bookclub.kodansha.co.jp/product?code=256853 [kodansha.co.jp]http://www.amazon.co.jp/dp/4062568535 [amazon.co.jp]
日本語には擬態語が実際に多いのかも知れませんが、英会話で言葉が出てこないレベルで、自らの体験や伝聞を根拠にそういうことを言われても、外国語の擬態語をあまり知らないだけでしょ?としか言いようがありません。
たとえば「雪の多い地域の言語は、雪の状態を表現する単語が20以上ある」と、どこかで読み齧った覚えがあります
理解できる人にとっては単語一つで、雪の形状、温度、質量、全体量、等々を伝えられる効率の良い言語だけども雪を知らない地域の人に、その意味全てを伝えるには、翻訳とは別のジャンルの作業が必要なんじゃないかな
>たとえば「雪の多い地域の言語は、雪の状態を表現する単語が20以上ある」と、どこかで読み齧った覚えがあります
たぶん、中谷宇吉郎の「雪」だ。つ青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/52468_49669.html [aozora.gr.jp]
同じく青空文庫の『津軽』(太宰治) [aozora.gr.jp]冒頭には
津軽の雪 こな雪 つぶ雪 わた雪 みづ雪 かた雪 ざらめ雪 こほり雪 (東奥年鑑より)
ついでに、先人の事績を顕彰する『北越雪譜 [i-apple.jp]』のテクスト電子化も楽しみ。
さらに脱線。津軽恋女(作詞:久仁京介)では太宰の津軽を下敷きに「津軽には7つの雪が降るとか」と伝聞形で順番も変えてうろ覚え感をだしてるが、雪国の人間から「かた雪/ざらめ雪/こほり雪は降る雪じゃねぇ!」と総ツッコミを受けた。# ざらめ雪はともかく、かた雪なんか降ってきた日にゃ死者続出。
でしょうねえ。冬季降雪期の除雪がほぼ日課な身にはリアルな感覚で共感できるのだけど。雪かきしないまでも1シーズン徒歩でアウトドアを歩くとそれでも実感できるし、寒気の緩んでいる日であればゲジャゲジャ雪というオプションもついてくる。
// 屋根の雪降ろしでかた雪/ざらめ雪/こほり雪を身に浴びる人・埋もれる人の事故も季節のイベント扱い。
それとはちょっと違うというか、そう言い切れないものもあると思います。
例えば、雪の多い地域の人が「○○雪」という言葉を使ったときにその人の中に思い浮かぶ雪の、感情を含めたイメージを「××で△△で□□な雪」という言葉で置き換えられるかというと、なかなかそうはいかないのではないかと。
>表現はより単純化
肯定的な比ゆ表現が「かわいい」「やばい」に収斂しているように、ですか?
(わたし自身は上記2例ともども使わないけど)
ネ申
も追加した方がいいと思います。
全部「ヤバい」で表現可能です。
# ニュースピークってこんな感じかw
なんでも「いとをかし」とか「あな」で済ませてた時代と大して変わらないよ。
「あはれ」「をかし」で大体済んでた時代もありました
いい身分になって女をひっかけるときはこもよみこもちふくしもよみぶくしもちくらいは言えないと差別化できないだろう、という検討事項は依然残るのでしょうか?
女をひっかけるのははやみもこみち、まで読んだ。
噂では「アレゲ」に収斂しているサイトもあるそうです
表現を知らないから、そこまで強く訴えたいものではないから、とりあえず使ってるだけでは?最適な表現を求めていくと、あるいは微妙な違いですら伝えたい情熱があるなら、どんどん複雑化していくような。
あたしゃツンデレとかヤンデレまではなんとなくわかるけど、その先は知らんし属性とか言われてもさっぱりです。
言語以前に100年後には日本が少子化で惨憺たる状況になっている可能性がまずあるんだがな
物事にはバランスというモノがあって、現在の都心部人口集中状態においては、人口を減らす方向の力が働くのは当然かと。そのうち、人口が増える方向の力が働くでしょうから、100年後の心配をする必要は全くないと思います。
もちろん、経済的にどうなるかは別の問題。
そんなことはないし、万が一そんなことになったとして、なにが問題ですか
意味のない複雑さは消える方向、というのもありますね。
たとえば、日本語では動詞の活用の種類(五段活用、上一段活用、カ行変格活用、など)が減る方向にあります。いわゆる「ら抜き言葉」もその流れの一環と捉えることもできます。
意味のない複雑さは消える方向、というのもありますね。 たとえば、日本語では動詞の活用の種類(五段活用、上一段活用、カ行変格活用、など)が減る方向にあります。 いわゆる「ら抜き言葉」もその流れの一環と捉えることもできます。
意味がないわけではないのです。元々はきちんと意味があった区別なのに、時代と共に、その区別が失われていったりした結果、一見「例外」に見える現象が発生するのです。 言語の文法は事前に設計されたものではないために、日常的な運用で、どうしても矛盾が生じてしまいます。その時に話者(集団)が無意識に矛盾を訂正しようとします。例えば「れる・られる」は「受け身」で、「える」は「可能」と使い分けた方が論理的だよね、と感じ、現在は可能を表す表現に「ら抜き言葉」が普及しつつあるのです。ところが、ある矛盾を解消すると、玉突き効果で別の矛盾が発生してしまいます。ちょうどタンスの引き出しを思い切り閉めると、別の引き出しが飛び出すようにです。これ(=「類推」)が言語が常に変化していく原因だと考えられています。
西洋の風習のクリスマスが世界中で行われ、ハロウィンも行われ、バレンタインがなぜか日本ではチョコレートを送る日になり、日本各地にあった風習が失われ、正月には全国的に同じ物を食べるようになり、
次は恵方巻ですよ。関西の風習だったのにね。
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:2)
例えば日本語では雨や雲、雪、月など自然のものを表す言葉が他言語より多いと聞きます。遊牧の歴史が長いモンゴルでは馬を表す言葉が実に多様だという話も。
普段の暮らしの中で必要があるから表現が生まれてくるのでしょう。科学技術の進歩などによって生活しやすい環境が広く普及するにつれ、生活環境が均一化する。
すると各地固有の状況を気にする必要も減って表現の対象とはならなくなり、言葉の選択基準が「より広く話される言語」という点に収束していくのではないでしょうか。
危機に瀕する言語 [wikipedia.org]によると100万程度の話者を持つ言語は今後100年は残るとあるので日本語も残りそうですが、タレコミにある様に表現はより単純化していそうな気もします。
逆に今からは想像もできないような分野で詳細な表現力を獲得している可能性もありますね。
#例えばこんなの [naver.jp]とか...うーむ、我ながら例が微妙だなぁ。
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:3)
昨日TVで見た話だけど、フランスの化粧品メーカーた日本人のテスターを使っている理由が、使用感を表す言葉が豊富だからだとかなんとか。
どういう言葉かっていうと、
すべすべ、もちもち、しっとり 等の言葉。
そのくらいの言葉も無いあちらの感覚ってなんだかよくわかりませんな。
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:1)
擬態語が日本語には多く使われています。
それぞれの擬態語について、非日本語話者にはその概念というか感触的なものが、かなり理解しづらいという話です。
(英会話で言葉が出てこなくて、擬態語・擬音語とボディランゲージで説明しようとして、全く通じなかった経験あり。)
Re: (スコア:0)
その擬態語を国語辞典で引いて、出てきた説明を英訳してみれば?
英訳は擬態語にはならないと思いますが、意味はそれなりに通じるのでは。
擬態語を使うことそのものが目的ではなくて、擬態語を使って何かを伝えたかったのでしょう?
Re: (スコア:0)
次に備えて「日本語擬態語辞典」を持ち歩くんだ。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?code=256853 [kodansha.co.jp]
http://www.amazon.co.jp/dp/4062568535 [amazon.co.jp]
Re: (スコア:0)
日本語には擬態語が実際に多いのかも知れませんが、
英会話で言葉が出てこないレベルで、自らの体験や伝聞を根拠にそういうことを言われても、
外国語の擬態語をあまり知らないだけでしょ?としか言いようがありません。
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:1)
たとえば「雪の多い地域の言語は、雪の状態を表現する単語が20以上ある」と、どこかで読み齧った覚えがあります
理解できる人にとっては単語一つで、雪の形状、温度、質量、全体量、等々を伝えられる効率の良い言語だけども
雪を知らない地域の人に、その意味全てを伝えるには、翻訳とは別のジャンルの作業が必要なんじゃないかな
#壮大なストーリ。空転するアイディア。
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:1)
>たとえば「雪の多い地域の言語は、雪の状態を表現する単語が20以上ある」と、どこかで読み齧った覚えがあります
たぶん、中谷宇吉郎の「雪」だ。
つ青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/52468_49669.html [aozora.gr.jp]
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:1)
同じく青空文庫の『津軽』(太宰治) [aozora.gr.jp]冒頭には
津軽の雪
こな雪
つぶ雪
わた雪
みづ雪
かた雪
ざらめ雪
こほり雪
(東奥年鑑より)
ついでに、先人の事績を顕彰する『北越雪譜 [i-apple.jp]』のテクスト電子化も楽しみ。
Re: (スコア:0)
さらに脱線。
津軽恋女(作詞:久仁京介)では太宰の津軽を下敷きに
「津軽には7つの雪が降るとか」と伝聞形で順番も変えてうろ覚え感をだしてるが、
雪国の人間から「かた雪/ざらめ雪/こほり雪は降る雪じゃねぇ!」と総ツッコミを受けた。
# ざらめ雪はともかく、かた雪なんか降ってきた日にゃ死者続出。
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:1)
でしょうねえ。
冬季降雪期の除雪がほぼ日課な身にはリアルな感覚で共感できるのだけど。
雪かきしないまでも1シーズン徒歩でアウトドアを歩くとそれでも実感できるし、
寒気の緩んでいる日であればゲジャゲジャ雪というオプションもついてくる。
// 屋根の雪降ろしでかた雪/ざらめ雪/こほり雪を身に浴びる人・埋もれる人の事故も季節のイベント扱い。
Re: (スコア:0)
UNIXにはexec系システムコールがたくさんあるけど、CreateProcess一つしかないWindowsがプロセス制御に関して特に劣っているというわけではないし。
Re: (スコア:0)
それとはちょっと違うというか、そう言い切れないものもあると思います。
例えば、雪の多い地域の人が「○○雪」という言葉を使ったときにその人の中に思い浮かぶ雪の、感情を含めたイメージを「××で△△で□□な雪」という言葉で置き換えられるかというと、なかなかそうはいかないのではないかと。
Re: (スコア:0)
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:2, すばらしい洞察)
>表現はより単純化
肯定的な比ゆ表現が「かわいい」「やばい」に収斂しているように、ですか?
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:1)
(わたし自身は上記2例ともども使わないけど)
ネ申
も追加した方がいいと思います。
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:1)
全部「ヤバい」で表現可能です。
# ニュースピークってこんな感じかw
Re: (スコア:0)
なんでも「いとをかし」とか「あな」で済ませてた時代と大して変わらないよ。
Re: (スコア:0)
「あはれ」「をかし」で大体済んでた時代もありました
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:1)
いい身分になって女をひっかけるときは
こもよみこもちふくしもよみぶくしもち
くらいは言えないと差別化できないだろう、という検討事項は依然残るのでしょうか?
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:1)
女をひっかけるのははやみもこみち、まで読んだ。
Re: (スコア:0)
噂では「アレゲ」に収斂しているサイトもあるそうです
Re: (スコア:0)
表現を知らないから、そこまで強く訴えたいものではないから、とりあえず使ってるだけでは?
最適な表現を求めていくと、あるいは微妙な違いですら伝えたい情熱があるなら、どんどん複雑化していくような。
あたしゃツンデレとかヤンデレまではなんとなくわかるけど、その先は知らんし属性とか言われてもさっぱりです。
Re: (スコア:0)
言語以前に100年後には日本が少子化で惨憺たる状況になっている可能性がまずあるんだがな
Re: (スコア:0)
物事にはバランスというモノがあって、現在の都心部人口集中状態においては、人口を減らす方向の力が働くのは当然かと。
そのうち、人口が増える方向の力が働くでしょうから、100年後の心配をする必要は全くないと思います。
もちろん、経済的にどうなるかは別の問題。
Re: (スコア:0)
そんなことはないし、万が一そんなことになったとして、なにが問題ですか
Re: (スコア:0)
意味のない複雑さは消える方向、というのもありますね。
たとえば、日本語では動詞の活用の種類(五段活用、上一段活用、カ行変格活用、など)が減る方向にあります。
いわゆる「ら抜き言葉」もその流れの一環と捉えることもできます。
Re:言語というより環境が均一化していくのでは (スコア:2)
意味のない複雑さは消える方向、というのもありますね。
たとえば、日本語では動詞の活用の種類(五段活用、上一段活用、カ行変格活用、など)が減る方向にあります。
いわゆる「ら抜き言葉」もその流れの一環と捉えることもできます。
意味がないわけではないのです。元々はきちんと意味があった区別なのに、時代と共に、その区別が失われていったりした結果、一見「例外」に見える現象が発生するのです。
言語の文法は事前に設計されたものではないために、日常的な運用で、どうしても矛盾が生じてしまいます。その時に話者(集団)が無意識に矛盾を訂正しようとします。例えば「れる・られる」は「受け身」で、「える」は「可能」と使い分けた方が論理的だよね、と感じ、現在は可能を表す表現に「ら抜き言葉」が普及しつつあるのです。ところが、ある矛盾を解消すると、玉突き効果で別の矛盾が発生してしまいます。ちょうどタンスの引き出しを思い切り閉めると、別の引き出しが飛び出すようにです。これ(=「類推」)が言語が常に変化していく原因だと考えられています。
Re: (スコア:0)
西洋の風習のクリスマスが世界中で行われ、
ハロウィンも行われ、
バレンタインがなぜか日本ではチョコレートを送る日になり、
日本各地にあった風習が失われ、正月には全国的に同じ物を食べるようになり、
次は恵方巻ですよ。
関西の風習だったのにね。