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鳥インフルエンザのワクチン製造に特許の壁」記事へのコメント

  • by G7 (3009) on 2004年01月25日 13時39分 (#480348)
    >最悪の場合5000万人もの死者が予測されている病気に対して、企業特許・利益というものはどのような意味を持つのでしょうか

    「意味」を問われるならば答えは1つ。
    自由経済主義のもとでは、飢え死にする自由と同様に、病死する自由も有るよ、という話ですね。

    市場「原理主義」は、こうして今日も成就され続けているわけです。

    (この「市場原理主義」という言い回しは、たしか先日のNHKで耳にした記憶があります。)

    元々、人権とか人道とかいう思想とは、市場主義とは(控えめに言っても)無関係というか直交です。
    でもどちらも同じ生きた人間に降りかかる思想である以上、
    両者が衝突するシーンは幾らでも有り得る。今回もその一例。

    んーと。つまり、日本がもしもっと好景気なら
    特許料を血税から支払って涼しい顔してられたかもよ、という話です:-P
    (ただ、どれくらい金子が必要かは存じません。バブル景気でもまだ足りないかも知れないので。)

    今回は特に、日本もウイルスのターゲットに入ってしまっているようですんで、
    日本も「他人ごと」ではないです。つまり壁で苦しむ人間たちの中に日本も入る。
    …ただまあ、栄養状態が良ければ死ににくいし、
    それこそ特許料を払うことも日本(人)なら可能かも知れないんで
    相変わらず「他人ごと」なのかも知れないけどさ。

    ところで、

    >正しい知識と身近な予防からはじめよう 部門より.

    (スラドお得意の)冗談ですよね?
    まさか(時折見かけるような)マヂじゃないよね?

    ちなみに「特許の壁」で困ってる状況という奴は、
    「正しい知識」が有るにも関わらずそれを思うように使えない状況と言えます。

    #まあ、部屋の湿度を高く保つ工夫とかは、したほうが良いのは確かだけどさ。

    -----

    余談ですが、

    (読売記事より)
    >ばらばらに特許権を押さえられている

    これについては、深刻度は比較にならないものの、俺も少し悩んだことが有ります。
    電車の中とかで使うような首巻きつけ型の空気枕です。

    aという特長を持つA社の商品と
    bという特長を持つB社の商品とがあり、
    「aとbを兼ね備えた製品があれば、いい(俺の首が楽になる)のになあ」と思ったんですが、
    aもbも特許(とパッケージに自慢げに書かれてる)んですね。

    特許が俺(ら)の生活を豊かにするのか?

    この場合は、なまじaとbが(商業的な壁を乗り越えない限り)合体出来なくなってしまってるため、
    却ってaとbを兼ね備えた理想の枕の実現が阻害され、つまり「不便」になってるわけで、
    自慢されると却ってムカツクばかりです。

    aとbとが単純に優劣つければ済むようなものならば
    まだ良い(どっちかを買えば済む)んですが、
    aもbも搭載して欲しい場合って、困るんですよね。

    つまりですね、首に2つの枕を同時に巻けないし、
    よしんば巻けたとしても、全然楽にならないから無意味なのですね。
    よって、両方の製品を買うという選択肢は、無意味。

    俺たちゃ(大抵)、特許自体を買うんじゃなく、特許な案を搭載された製品を買うわけですから、
    その搭載のチャンスが事実上無い場合、我々の生活は一向に改善されません。
    (この場合は、aとbとが「同時に」搭載された商品の出現のチャンスです。)

    まあ株主相手には特許自体が自慢(や商売の種)になるんでしょうけど、
    だとすれば、特許を「製品のパッケージに」誇らしげに書くのは意味不明です。
    • Re:市場「原理主義」 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2004年01月25日 14時28分 (#480385)
      > 元々、人権とか人道とかいう思想とは、市場主義とは(控えめに言っても)無関係というか直交です。

      この考えには賛同するが、ならばなぜ直交している概念が衝突するんだ?
      親コメント
      • by miri (12057) on 2004年01月25日 21時43分 (#480644) 日記
        >> 元々、人権とか人道とかいう思想とは、市場主義とは(控えめに言っても)無関係というか直交です。
        > この考えには賛同するが、ならばなぜ直交している概念が衝突するんだ?

        直行すると認めるならば、人権や人道が市場主義と衝突しているんではなく、市場主義の下で人権とか人道につけられた値段が特許の値段と衝突しているんだと言えると思います。

        直行すると認めないならば、現在の社会の社会主義的側面と資本主義的側面が衝突しているのだと思います。

        #個人的にはこういうのはどんなに正確に書いたとして直ちに解が見つかる問題ではないと思う
        #ところで、資本主義と市場主義ってなんかちがうの?
        親コメント
      • 直交してりゃ衝突できるだろ?
      • >この考えには賛同するが、ならばなぜ直交している概念が衝突するんだ?

        その考えには賛同するが、ならばなぜ賛同する概念に疑問があるんだ?

        #以下無限ループ :P
      • 正面衝突でなくとも、見通しが悪くて予測が十分でなければ、
        横っ腹にガツンと突っ込んで来るんですよ。

        #平行線の場合は川を挟んだ撃ち合いというところか。
        • 閉じた非ユークリッド空間なら、平行線だと思ってても、いつかはガツン。

          非ゆーくりっと空間なら、横っ腹にガツン。

            アホだと思っても、つい書いてしまうからAC。
    • by tsuya (14020) on 2004年01月25日 15時30分 (#480438) 日記

      長い上に主題らしきものも比喩でわかりにくいので、とりあえずサブジェクトに反応。

      「市場原理主義」という言葉は多くの場合、市場の効能を説く論者を批判するために、「市場が常に最善」「市場の失敗は存在しない」という主張をしているかのように見せる目的で使われますね。実際にはそんな主張をしてる人は最初から相手にされないはずだし、それを批判する人から市場よりも優れた制度が提案されることもまずありません。そもそも、完璧な社会制度なんて存在しえないことは明らかなのに。

      市場「原理主義」は、こうして今日も成就され続けているわけです。

      現状の市場をどう評価しているのかわかりませんが、少なくとも現在の市場は原理に完全に忠実ではありませんね。したがって市場原理主義は成就されてないと思います。

      親コメント
      • > (この「市場原理主義」という言い回しは、たしか先日のNHKで耳にした記憶があります。)

        たぶんNHKスペシャル「富の攻防」でしょうね。
        録画してなかった回がいくつかあるからDVD化しないかなー。
        --
        [udon]
        親コメント
      • by G7 (3009) on 2004年01月25日 23時06分 (#480688)
        >「市場が常に最善」「市場の失敗は存在しない」という主張をしているかのように見せる目的で使われますね。

        >それを批判する人から市場よりも優れた制度が提案されることもまずありません。

        「他に優れた制度が無いようだから、市場経済で我慢しとけ」と主張する連中をも、批判させて欲しいです(^^;
        #原理主義の話ではないですが。

        >少なくとも現在の市場は原理に完全に忠実ではありませんね

        システムの「全体」が原理主義に基づいてるかどうか?は、ここではあまり問題ではないと思います。
        或る場面における或る人々が原理主義ベースに振舞っているかどうかの問題、じゃないかと。
        親コメント
    • by ROSETTA (10941) on 2004年01月25日 17時45分 (#480531)
      私にはよく文意がわからなかったのですが、

      >正しい知識と身近な予防からはじめよう 部門より.
      (スラドお得意の)冗談ですよね?
      まさか(時折見かけるような)マヂじゃないよね?

      とあるのですが、鳥インフルエンザに対して正しい知識を持ち、その感染を予防する為に行動するのは「冗談」なのでしょうか?感染に対し、手洗い・うがいを推奨し、部屋の換気・濕度に気を配るというのは予防の為に薬を飲むのと同等かそれ以上に効果があることだと思います。

      医療の世界では、(特に何の病原菌がついてきてるか解らない救急の世界では)スタンダードプレコーションが守られてますが、これも冗談なんでしょうか?

      治療薬が手に入らないなら、その病気にならないように一次医療を充実させていくというのはbetterな選択だと思います。

      まぁ、編集者が感想程度につけてるのが部門名だと思うので、記事との関連性をつつくのもアレだと思いますが。
      親コメント
      • >「正しい知識」が有るにも関わらずそれを思うように使えない状況と言えます。

        という文面から推測するに、「正しい知識」の指すものが、
        「鳥インフルエンザに対して」ではなくって
        「鳥インフルエンザのワクチン生成に対して」なのでしょう。
        まぁ。。。こう解釈すると前後の文脈との繋がりが意味不明になる
        • by Anonymous Coward on 2004年01月26日 12時20分 (#481054)
          >私的には
          >>飢え死にする自由と同様に、病死する自由も有るよ
          >のあたりが意味不明です。
          >飢え死にしよう!と思って飢え死にする。病死しよう!とおもって病死する。

          「飢え死にする自由」というのは、市場主義批判の文脈で多用される慣用的表現です。

          「完全な自由主義市場経済は、人々に完全な経済的「自由」を与える。
          しかし、完全な自由主義市場経済には必然的に敗者が生まれる。
          彼らにはどんな自由が与えられると言うのか?」
          という疑問を簡潔に表す言葉が「飢え死にする自由」です。

          そういう背景知識がないと、「病死する自由」という皮肉表現は分からないですね。
          親コメント
    • >> 市場「原理主義」は、こうして今日も成就され続けているわけです。
      特許原理主義ではなくて?
      • by G7 (3009) on 2004年01月31日 11時51分 (#485212)
        >特許原理主義ではなくて?

        あ。そう言われてみれば、或る意味でその通りですね。

        つまり、完全に自由になっているというならば、
        価格や製造権に対して、特許制度ですら介入出来ない(つまり特許制度なんて無い)
        はず、ですね。

        ただ、少なくとも、経済的勝負がついた後に人々がどうなる(=一部の人が病死の自由を得る)か
        という結果は、違わないですね。
        親コメント

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