巨大望遠鏡クラスタ 3
ストーリー by Oliver
巨砲主義 部門より
巨砲主義 部門より
mabu 曰く、 "読売新聞社の記事によると、国立天文台の「すばる」など、ハワイ島・マウナケア山頂にある各国の望遠鏡を光ファイバで結んで、口径800メートルの超巨大望遠鏡として運用しようという国際プロジェクトが進行中だそうです。このプロジェクトはパリ天文台が提案し、「OHANA」と名づけられていて、実現すれば「すばる」の100倍の解像度が得られるとか。OHANA website(仏語)
「カナダ-フランス-ハワイ望遠鏡」が公開しているOHANA Project PlanやOHANAの地図を見ると、6台の望遠鏡を15本の光ファイバで結ぶようです。また、今年4月からPhase 2が開始されて、光ファイバの敷設が開始される予定になっています。
国立天文台は、「すばる」と「GEMINI」を光ファイバで結ぼうという「MIRA-SG」を独自に進めているんだけど、どうなるんだろう。2台より6台のほうが画像が鮮明だろうから、取りこまれてしまうのだろうか。"
言うは易し, 行うは難し (スコア:1)
の様な気がするんですが実際の所どうなんでしょ?
基本的には可視光領域での長基線干渉装置と考えれば良いのでしょうが, VLBI等がcm波からmm波であるのに対して可視光では数100nmの波長になりますから, 観測精度として3桁ほど向上させなければなりません. こうなると光ファイバの局所的な温度の違いも影響するでしょうし, 離れた場所での大気の揺らぎを補正する手段(レーザによる擬星かな?)や観測データの記録・処理方法など私の様な素人には想像もつきません.
Re:言うは易し, 行うは難し (スコア:1)
実際、電波干渉計が随分むかしからあるのに比べて可視光での
(MIRA は赤外だけど)干渉計は最近やっと話を聞くようになってきました。
国立天文台のMIRA のページをみてみると
この絵 [nao.ac.jp]みたいな構成になるみたいですね。
OHANA ともコラボレーションしているみたいだし、楽しみな技術です。
# ところで部門名 巨砲主義 はないよー。
# どっちかというと、小さい砲を多数もちいる小砲主義だろー。
# 巨砲は直径800m の望遠鏡だとおもうなー。
OHANA=家族 (スコア:1)
(リンク先ページの下の方に記述があります)。
天文は専門外なので,OHANA計画とMIRA計画の目指すところが同じ
なのか違うのかも見当がつきません。しかし,人間が星空を見て抱く
数多くの疑問を解き明かすために,2つの計画が,対立や競合ではなく,
協力しお互いを補完しあい,時によき競争相手になるような,
まさに『家族』のような関係になる事を祈ります。
ここからはオフトピ:
ネットワークで結ばれて動作する『すばる』が他にもありました! [meijitosho.co.jp]
なんとPC+Windows上で動作してます(笑)