ISDN、ついに減少傾向へ 29
ストーリー by wakatono
これも時代の流れか 部門より
これも時代の流れか 部門より
GetSet 曰く、 "ZD NETによると、NTT東西地域会社が発表した「平成13年度電気通信役務契約等状況報告」(東/西)では、ISDNがADSLにリプレースされつつある傾向が数字によって裏付けられた、とのこと。
「フレッツ・ISDN」などで伸びてきたISDNだが、ADSLの登場によって需要が浸食された模様。かつては「個人が気軽に持てる最速回線」としてもてはやされたISDNも、今では「ADSLのジャマになる」「遅い」「高い」と評価は下落する一方。
価格さえ再考できれば、まだ生き残る余地はあると思うのですが、ブロードバンドという言葉だけが一人歩きしている昨今では、もう挽回は難しいのかもしれません。"
ISDNも一時期はISDNとDSLの同居が可能にという期待もあったが、技術的な部分以外でサービス提供見合わせと、結果的に不遇なサービスになってしまった。さて、今後はどうなるのだろうか…
18年 (スコア:2, 興味深い)
確か、吉祥寺駅にショールームのようなスペースがあって、展示を見た記憶があります。
1984年のことらしいです。
(参考:「東京コミュニケーション史」NTT東日本 [ntt-east.co.jp])
あの頃から見ていると、ISDNもずいぶん長いこと使われていて、もう役目は十分に果たしつつあるような気がします。
惜しいのは、開始初期(1988年~・バブルだったのに…)に本気で広めようとしていなかった(ように見えた)こと。
1993年頃、導入したいと思いつつも、DSUがレンタルのみで料金も高く諦めざるを得なかった記憶があります。
この時期に装置が買い取り可能になり、またDチャンネルパケット(14.4kbps)だけでも安く定額化されていたら、また違う世界になっていた可能性もありますが。アナログ専用線などとの兼ね合いなどもあって難しかったんでしょうね。
Re:18年 (スコア:1, 興味深い)
実は90年代半ば位までDSUが安定していなくて、宅内配線のしかたとTAの種類の組み合わせによっては稀に通信できない場合があったのよね。
それで、その場合はどうしたかというと、NTTから複数メーカのDSUを持ってきて、現物合せで通信できるDSUを探し出していたりして。
NTTの型番は同じでも、DSUの製造メーカによって微妙に性質が違うという話が当時ありました。
Re:18年 (スコア:0)
ろくに繋がらないと言われてた時期が在りましたね。
それに90年代当初の頃、福岡のISDNの交換機センターが落ちると、九州全域が
九州の外へISDNの通話が出来なかったこともたまにあったりとか…
#ISDNだけじゃなくて、95年頃のNTTのIPバックボーンでも同様の事が…
Re:18年 (スコア:1)
# でも川挟んだ向いにもっときれいな社宅がある
外観が古い公団住宅みたいで、夜通るとき恐いっす。
Re:18年 (スコア:0)
いやいやいや どうしてどうして (スコア:2, 参考になる)
価格さえ再考できれば、まだ生き残る余地はあると思うの ですが、ブロードバンドという言葉だけが一人歩きしている 昨今では、もう挽回は難しいのかもしれません
確かにエンドユーザ(コンシューマ)市場ならそうかもしれない けど、業務用(コマーシャル)市場ならまだまだ。最近の自動 販売機は PIAFS 使って流通拠点と POS 情報やりとりするなど、 ISDN 本来の要件が最大限に活かせる需要はしっかりあるよ。
敢えて言えば、いままでが ISDN バブル(ピコ IT バブル) だったというだけのことじゃないかな。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re:いやいやいや どうしてどうして (スコア:0)
それに伴いアクセス回線としてのみ、使っていた人が解約しているんでしょう。
それは健全な進化じゃないかな。
けど、ISDNを知りもしないでバッシングするやつはどうにかならんものかね。
アクセス回線以外
投資額が莫大なので (スコア:1, 参考になる)
音声はクリアだし、スピード以外に不満はないんですけどね。
ISDN+PHSっていうニッチ市場へ追いやられた組み合わせなんですが、
PIAFS64でダイヤルアップルータ経由で家庭内LANにログイン、って
結構便利ですよ。ルータのセキュリティを高く設定できるので。
あと、ADSLがAnnex Cなら世間で言われるほどISDNとは干渉しません。
十分満足するスピードが出ます。
Re:投資額が莫大なので (スコア:0)
干渉している感じはないですね。
同じく、ISDNは自宅へのダイアルアップと電話用です。
アクセス回線以外の用途では、ISDNは便利だと思うよ。
Re:投資額が莫大なので (スコア:0)
ドイツの場合 (スコア:1)
ドイツの場合には ISDN + DSL がごく普通に利用されています。現に、私もその一 人です。
佐藤亮一 in Frankfurt Germany
Re:ドイツの場合 (スコア:1, 参考になる)
だから,ISDN契約が必須と。
もともとドイツのISDN(の加入者線)はアメリカ等と同じエコーキャンセラ方式で,ADSLとは干渉しないようになっているから出来る芸当?
日本がピンポン伝送方式(JT-I430かな?)にしたのは,既存の2ワイヤがそのまま使えるからということでしたが,ドイツはどうなんでしょうね...?
Re:ドイツの場合 (スコア:1, 参考になる)
上記2方式の違いは伝送距離でエコーキャンセラは2~3kmくらいまでで
ISDN導入当初(今でもそうですが)のアナログ電話の伝送距離規格の7kmまでの
伝送保障ができなかったので、日本では7kmまで伝送保障ができる
ピンポン伝送を開発の上、採用したまでです。
ISDNも基本的に日本全国で提供しなければならないということを
背負っている以上、既存アナログ電話の伝送規格との整合性が
重要となる日本ではしょうがないことだったのでは?
伝送距離の関係でADSLは無理だけど、少なくともISDNならサービスを
受けることができるのもピンポン伝送のおかげだと思いますが...
Re:ドイツの場合 (スコア:0)
> 受けることができるのもピンポン伝送のおかげだと思いますが...
その通りですね。
一般に日本では線路(加入者線)長が短いといわれていますが,地方に
ISDNが遅いっていうけど… (スコア:1)
Re:ISDNが遅いっていうけど… (スコア:1)
5月末でISDNからアナログに戻しました。 (スコア:1)
アナログに戻しても別にADSLにしたわけではありません。
すじ向かいの実家が有線ブロードの光100Mに加入したので 無線LANでそのおこぼれにあずかることにしたからです。
ISDNはあまりよい思い出がないですね。
申し込み時、事務のお姉さん(正確にはおばさん)が非常に横柄な態度で不愉快でした。
しかも、あの受付時に書かされる書類は意味を勉強していったにも かかわらずわかりにくかったです。
たぶん、理工系以外の人はあの申込書は苦痛だと思います。
(事務のおねえさんは一切なんにも教えてくれないしね)
さすがに、今はきっともう少しましになっているんでしょうね?
その後、工事に来た兄ちゃんは意味なく結線をクロスにして帰っていきました。おかげでなぜかDSUでクロスにする必要が・・・・。
その後、フレッツ・ISDNに申し込んだけど5ヶ月も開通しない。
(ま、あの当時はそれがあたりまえだったけどさ)
たった、64KBの常時接続を得るために涙の出るような努力と 出費・・・。われながらよくやったと思うよ。
(ただのバカかもしれない)
あ、でもひとついいことがあったかも、いいかげんな工事に頭に来たってのもあって工事担任者のデジタル一種をとりました。
# 数学は科学の女王にして奴隷
Re:5月末でISDNからアナログに戻しました。 (スコア:0)
あれって、機器にもよるよね?rt100とか・・・
工事の兄ちゃんに地域にもよるということを言われた。
局によるのか、地域の工事担任者によるのかわからないけど。
極性反転スイッチがないころは、自分で勝手につなぎ変えてた。
免許もってないけど(^^;
今年の3月。 (スコア:0)
Re:今年の3月。 (スコア:1)
うちも田舎のほうですが、ISDNしか選択肢がない場所がありますよね。
それにさ、「電話局から何キロ以内なら速いよ~」
っていわれても、地平線の当たりに電話局があるような気もする。
でもさ、「DSLも所詮繋ぎの技術だよ!」
なんて言うことを聞いて励まされたり。
田舎の悩みはそこだよなぁ。。。
Re:今年の3月。 (スコア:1)
本当の過疎地なら補助金や農林予算、村おこし予算の類で意外に整備されています。
放置民が多いのは、都市部ほど採算が取れず、かといって補助金がもらえるほど田舎でもない中途半端な所です。
Re:今年の3月。 (スコア:0)
田舎には国からの補助金が大量に出ますので、現状でユーザー支出が一番低くFTTHができるのは、電話局が遙か彼方にある田舎です。
補助金の話を別にしても、長くのばす分には、光ファイバーも銅線もコスト的には大差ないような気もしますので、田舎だろうが都会だろうが、あとはいつくるかの問題だけじゃないかと。
Re:今年の3月。 (スコア:0)
町内を走る国道に光が埋設されていようと、発電所が近くにあろうと、回線数や人口をたてに導入は遅くなることは明白かも。
以上、中小都市に隣接する中途半端に田舎な町の住民の感触です。
まだまだ死なない (スコア:0)
ビジネスホンの複数回線引き込みなどでアナログ回線を複数引くより
安いってことで ISDN を使っているトコは結構あります。
DSL サービスの使えない田舎では唯一の常時接続手段(フレッツ)
だったりしますし。
こういうニッチな用途でしぶとく生き残るような気がします。
無理でしょ (スコア:1)
------ nori2
Re:無理でしょ (スコア:1, 興味深い)
ちなみに「現時点では」NTTのような非常に大規模で PublicなNWで通話品質を保証する必要がある
場合は、VoIPよりアナログ固定電話の方が低価格に提供できます。
*TTが10年後に低価格で云々と言っているのはVoIPが低コストで提供できるということより、
先日の10万人リストラの対象の方々が10年後には、まるまるいなくなるので、
人件費の抑止が最も大きい要因(当然そのころにはVoIP機器も安くなっているだろうし)として存在している
としか思えませんね。
少なくともVoIPで今の固定電話の品質に匹敵するようなものが可能となるためには、
もうひとつ技術的なブレイクスルーが必要だと思っています(ただし時間が解決してくれるとは思います)。
Re:無理でしょ (スコア:1)
これは、まずあり得ません。
VOIP技術自体、バックボーンのトラフィックがすかすかな状態を前提とした物であり、 正確さや相手とのインフラの互換性を要するビジネス用途には向かないです。
例えば、VOIPに今のアナログFAXやモデムの信号を乗せるとぶちぶち切れますから再送 が頻発して使い物にならないです。
と言う事はFAXやモデムの情報を直接IP網に乗せる必要があるが、機械の寿命や設備 投資の状況を考えるとインフラの整備には十五年はかかるでしょう。
で、その頃には根幹のインフラで音声パケットとデータパケットを同時に乗 せて交換機レベルでそれぞれの網に振り分けられるようになっている(これが、そもそ ものISDNの目標)でしょうから、結局VOIP技術とその他の技術自体が住み分け出来 るようになっているでしょう。
VOIP技術万能論は、1980年代のISDN万能論と同じかそれ以上の時代の仇花でし ょう。
ちょっと発想を変えて (スコア:1)
個人的にはVOIP万能論などバカげていると思いますが、これからの時代、
何がどう転ぶかわからないところがありますからねぇ。
いやいや…… (スコア:0)
IP PhoneというかVoIPの設備って、電源共有がお亡くなりになると使い物にならないですよ。
アナログ電話だと電源供給されるから停電でも使えますけど、IP PhoneやそのG/W周りは……。
まあ足回りのインフラをどうするかで、外資とかだと結構設備投資費とかペイできちゃうんで、PBX Phoneより安価であるというのは