FreeBSDから古いrcシステムが削除される 9
一部の利用者は注意 部門より
BSD 曰く、 "
Doug Bartonが
関係者にあてたメールによると、
FreeBSD -CURRENT から歴史あるBSDのブートスクリプトが、NetBSDで大幅に
修正され改良された新世代版に置き換えられたとのことである。
以前の rc システムにあった全ての機能は移植され、利用者は今までと
同じように、rc.conf、sysctl.conf等のファイルでブート設定を
カスタマイズできる。
このrcNGシステムは昨年9月から -CURRENT のデフォルトであり、
5.0-RELEASE のデフォルトであったので、ほとんどの利用者では
何も問題は起きないはずである。
しかし、rc スクリプトをカスタマイズしていた利用者は
/etcの下に rc.* がほとんどなくなったことに注意すべきである。
これらは大幅に書きかえられて /etc/rc.d/ に移されている。
今まで使っていたサーバからこれらの古いファイルが消されることは
ないので、使い続けることは可能である。しかし、mergemaster を
使ってシステム更新する場合には、自分自身でそれらを消さないように
細心の注意が必要である。
rcNG システムでは、/etc/rc にはほとんど何も記述されていない。
ただ、/etc/rc.d/ にあるファイルを rcorder コマンドによって依存関係や
優先順にソートし、順番に実行していくだけの処理が記述されているのみである。
そして、/etc/rc.subr には、処理に必要な基本的な設定や共通処理等がまとめられている。
これらについての詳細は、rc.subr(8) のマニュアルを一見するとよい。
/etc/rc まわりが /usr/local/etc と同じような形式になり、ツールの
インストール時に便利になった感じがする。しかし、System V のようには
なって欲しくないという気もする。欠点は正し、良いところだけをうまく
取り入れて、FreeBSDをもっと使いやすいものにして欲しいと思う。"
rcNG (スコア:2, 参考になる)
(閑話休題)記事を読んで、確認してみました。 /etc/rcでやってる仕事は次の3つのようです。
(1) . /etc/rc.subr
rc.subrの読み込みです。この中で、rc.confを読み込んでいるようです。
(2) files=`rcorder -k ${os} -s nostart /etc/rc.d/* 2>/dev/null`
rc.dの下のファイルを並び替えているようです。ファイルの中に依存関係を記述できるようです。/usr/local/etc/rc.d/はabc順に実行する だけでしたが、ここではそれほど単純には命名できないので、こうなったのでしょうか。
(3)
for _rc_elem in ${files}; do
run_rc_script ${_rc_elem} ${_boot}
done
で、ここでぐるぐる回しているようです。
今までは、rc.confで旧rcを使うのか新rcを使うのか設定 できたようですが、mergemasterしたら新rcに切り替わって しまいました。普通のユーザは変更に気がつかないかもしれません。
Re:rcNG (スコア:1)
たまたま時間が取れて覗いているタイミングでタレコミがあった、というだけですね。
しばらく前からOpenBSDを扱うようになったので、私も勉強させてもらいつつ、掲載させて頂いております。
Re:rcNG (スコア:1, 参考になる)
Re:新しいNetBSDのシステム起動方式 (スコア:1)
BSDとSystem Vでのポリシーの違いの一つに「管理情報を1つの ファイルに格納するか、複数のファイルに分割するか」 ということがあります。エディタで直接修正するのが原則であった Unixでは一つのファイルにまとまっていたほうが、見渡しやすく、 パターン検索が楽で、修正作業が容易だったと思います。 それがSystem IIIなどで、処理効率の良さが重視されて分割 されていったのだろうと思います。別途、ソフトをインストール するような時は、不必要な個所を間違って書き換えることがない という良い副作用を発生したのは事実ですが。
BSDは多少頑固なくらい、今の構造を保持して欲しいと 思います。古臭いと言われることもあるでしょうが、それが Linuxにはない「過去の良い遺産」なのですから。
/etc の管理 (スコア:1)
mergemaster でしこしこやるのがしんどいですよね。 自分が変更したファイルのみ backup 取っておいて、
一挙に /etc を /etc.old とかにして mergemaster -i をしてしまいます。そうすると、まぁ結構簡単にはできますが、それで今回のことには気づきました :)
mergemasterにすべておまかせ。 (スコア:1)
実際問題、mergemasterで本当に"merge"する必要が発生するファイルというと、自分の過去の経験(4.x系)では
個人ユースだと、手間というほど大したボリュームにはならないと思うんですが、具体的に何が大変なんでしょうか?
Re:/etc の管理 (スコア:1)
実験用サーバはcvsupを適宜実施しながら、mergemasterしていきます。passwd,group,hosts等は古いものをそのまま使うことが 多いです。ツール類のインストールのためどうしてもmergeする 必要がある時は、一度mergemasterを終了し、ゆっくり考えて、 手作業で修正したりmergemasterで統合したりします。 普通のファイルは変更点を目視確認した上で、どんどんインス トールしていきます。
ちゃちゃ (スコア:1)
↓
細心の注意
-- daemontools.
Re:ちゃちゃ (スコア:1)