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名古屋大が北海道陸別町に短波ドップラーレーダーを建設 8

ストーリー by Acanthopanax
極東拠点 部門より

sillywalk 曰く、 "北海道新聞の記事によれば、名古屋大学の太陽地球環境研究所は2005年度に、「短波ドップラーレーダー」を北海道陸別町に設置することを明らかにしました。これまで空白だった極東域上空の電離層変化を瞬時に把握できるようになり、太陽活動に伴う磁気嵐の変動やそれに起因する人工衛星・航空機などの通信障害を事前に予測するなど、宇宙天気図の精度向上に期待がかかります。
レーダーは2005年度内に着工・完成予定で、高さ15mの支柱に長さ10mのアンテナを取り付け、主アンテナを15m間隔で計16本、副アンテナを4本、それぞれ配置。オホーツク海から極東ロシア、アラスカ南部上空など高中緯度における荷電粒子の挙動を常時観測する予定。これによって日本の宇宙開発、利用に対する国際貢献の度合いがますます高まると良いですね。"

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  • by geln12 (18637) on 2005年01月06日 21時29分 (#675010) 日記
    「HF Doppler Rader」(「High Frequency」高周波=短波ドップラーレーダー)と言う名前は、海洋表層の流れをドップラー効果を用いて計測する方法として今現在開発が進んでいる方法への呼び名でもあります。

    参考記事:
    短波レーダーによる相模湾の海流図 [mlit.go.jp]

    #上に向けるか下に向けるかの違い、さらに周波数も違ってofftopicなのでAC。
  • 8-20メガヘルツの短波帯の電波を使うのなら
    PLCの被害をうけそうですが、大丈夫なのか?

    近所でPLCを使ったら、磁気嵐とかんちがいしたりして
    • 送信電力がKWオーダーのパルスだから関係ないでしょう.
      電離層反射と言ってもギリギリのS/Nで遠距離通信するわけではありませんから. 
      • by tucker (16275) on 2005年01月07日 13時40分 (#675276) ホームページ
        いや、モノがドップラーレーダーなだけに、
        電離層など高高度域にある荷電粒子で反射された電波を
        観測するための代物ですので、受信電界は非常に弱いはずです。

        同時に、
         ・インパルス送信から反射波到達までの時間分布で、
          高度別の荷電粒子分布を知る
        と共に、
         ・反射波の周波数及び位相のずれから当該荷電粒子の
          運動ベクトル分布を知る
        ので、入手すべきデータは「ある時間における」「ある周波数の」
        「位相」となり、それぞれの精度を確保するためには、
        非常に静かなバックグラウンドが必要になります。

        もっとも、バックグラウンドノイズとして宇宙からの信号
        (電波天文台で観測しているもの)が元々存在している中での
        測定になりますので、ノイズ耐性は電波天文台より遙かに強い
        はずですが、PLCが天敵になることは間違いないでしょう。
        #運用上、電波天文台の観測時間と、今回のドップラーレーダの
        #観測時間とは、ぶつからないように当然調整すると思います。

        なお、この辺の周波数が選ばれるのは、
         ・荷電していないチリや雲などによる反射を避ける
        為だと思われますので、まぁ、動かしようは無いんでしょうねぇ…
        #多分、電波天文で利用している13.4MHzか、宇宙研究用の15MHzを
        #使うんでしょう。
        #で、インパルスなので、上下に5MHzくらいスプリアスが出る、と。
        親コメント
  • > アラスカ南部上空など
    は、HAARP [alaska.edu]が有名ですが、 兵器 [google.com]とか騒ぐ奴が出てくるんだろうなぁ...
    もうちょっと理科を勉強してください。

    私はカルト信者ではないが、アラスカにオーロラをよく見に行くのでID
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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