マントル遷移層下部に「プレートの墓場」? 14
ストーリー by Acanthopanax
日本不沈 部門より
日本不沈 部門より
daemonkoala 曰く、
2月14日付の愛媛新聞の記事より。
大型放射光施設「Spring-8」のサイトにより詳しいリリース文がある。愛媛大地球深部ダイナミクス研究センターなどは13日、マントル深部と同条件の高温高圧状態で地震波速度を測定することに世界で初めて成功し、マントル遷移層(深さ410―660キロ)の化学組成を解明したと発表。米国グループなどの有力な学説を覆す結果で、下部には全地球規模で「地殻から沈み込んだプレートが横たわる『プレートの墓場』があると想定できる」とした。
Spring-8のリリースによると:
これまで、プレートが660kmに達すると、そこにたまった塊が下部マントルに崩落するフラッシング(トイレの水を流すように、たまったプレートの塊が落っこちる)モデルが提唱されてきた。カタストロフィックに落っこちるプレートの塊は、地表に大きな変動を及ぼす可能性があり、また一方で落っこちた冷たいプレートの塊に対応する量の熱い物質が、マントルと核の境界から崩落に同期して上昇してくる(巨大ホットプルーム)というモデルも提唱されている。今回の成果は、そのようなカタストロフィックな崩落は起こらず、多くのプレートは660km付近で横方向に移動して、この領域にとどまって層をなす可能性を示唆する。即ち、これまで考えられていた、急激なプレートの崩落やそれに伴う地表付近でのカタストロフィックな現象(例えば「日本沈没」など)は起こらないことになる。
論文“Sound velocities of majorite garnet and the composition of the mantle transition region”はNatureに掲載されている。
これは (スコア:1, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
プレートの墓場って (スコア:1)
沈んでいったものは、あれやこれやの結果また地上に還ってくるんでしょーか?
#無知だけどID
Re:プレートの墓場って (スコア:3, 参考になる)
今までは、マントルに沈み込んだプレートは、有る程度の塊になったらさらに沈むという説だった。
マントルの真ん中にある遷移層という所の組成を調べたら、遷移層の下部は予想されてた2種類とは違うものだった。
遷移層の下部の組成は、プレートと同じ組成らしいので、これはプレートが溜まったものだろう。
大量にあるって事は、実は沈んだりせずにそこで終わり。ゆえに「墓場」に例えたのだと思います。
Re:プレートの墓場って (スコア:2, 興味深い)
があって、それが崩落したスタグナントスラブではないか、と言われてたような
記憶があるんですが、違うのかなぁ。
でも、今回の説にあるような全地球規模のスラブが、急速でなくてもある時点で
変化しだしたら、より一層激しい地殻変動が起きるんじゃないの?
それがペルム紀末や三畳紀末などの大絶滅につながる・・・か?
うむ、なんか真実味を感じてきました。
Re:プレートの墓場って (スコア:2, 参考になる)
ゆっくり溶けていくのかもしれないし、穏やかに沈んでいくのかもしれない。それとも
やっぱり大規模に崩落している可能性もあるし、そのまままたどこかで浮いてきている
のかも知れない。それは今後の研究待ち。
Re:プレートの墓場って (スコア:1, 興味深い)
だとすると、湖の表面に張った氷と同じように、ぶつかって割れて
下にもぐり込んでも、さらに沈むことはなく、あるところで
溜まるか、ゆっくり浮かんでくるようなことになるかもしれない。
単にマントルの表面が冷えて固まっただけなら違った展開に
なるだろうけど。(溶けてマントルに同化してしまうとか)
# マントルと地殻に明確な組成や物性(結晶構造など)の差が
# あるかどうかを知りたいね。
これでまた (スコア:0)
次は巨大ロボットが日本の沈没を食い止めそうだ
Re: (スコア:0)
Re:これでまた (スコア:2, 参考になる)
(でも原作で、ガロンと戦って角を折られたとき、根元にばねがついていたが。)
Re: (スコア:0)
ってことは、「アースが生んだ云々」は造ったのではなくお腹を痛めて生んだと……。
今、厭な映像が頭に……。
時代は移り変わっても (スコア:0)
Re: (スコア:0)
(住所地底無職マントルゴッドさん)
Re: (スコア:0)
現在は「無店舗型性風俗特殊営業」ということで一般的にはデリヘルという名前で呼ばれているものが一般的。
サービスがトルコなのかヘルスなのかは店次第