ikakeya linuxは使えるか? 21
ストーリー by nabeshin
求むレビュー 部門より
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Anonymous Coward曰く、
Vine Linuxをベースにしたレスキュー用に特化したLiveCD「ikakeya linux」がα版ながらも第4版になった。ikakeya linux製作委員会のサイトの内容を読むと、ユーザーからの動作報告が無いためにα版扱いらしい。
救出・修理用のLiveCDとしては、SystemRescueCdやINSERTなどが有名だが、日本語入力に難がある。Vine Linux特有の日本語のデフォルト採用を利用して日本語入力可能のレスキュー用LiveCDの製作の発想は確かにうなずけるが、はたしてこれは満足に使えるのか。未知数の部分が多く、α版というよりも人柱版なのかもしれない。
簡単な報告 (スコア:5, 参考になる)
[気がついた点]
・ブートの過程はSlaxのver5系列に似ている。というかほぼ同じ。ただ、途中で設定メニューが入るのが独特。
・チートコードが用意されていない。あった方が良いのでは?
・起動完了まで大体3分。
・動作がかなり軽い。何も起動していない状態でだいたいメモリを60MBちょっとしか使用しない。鬼のように重いKnoppixと比べると天国。
・/etc/fstabは改良の余地有り。USBメモリぐらいはストレートにマウントできるようにしておいた方が良いと思う。
・日本語の認識は良好。ただし、いくつかファイル名が文字化けしているものがあった。
[感想]
・救助・修理用のものではなく、むしろ軽いデスクトップという感じ。
・人柱というほどではなく、そこそこ使えるレベル。最低用件はメモリ96MB?
・ただし、ソフト選びが全体的に中途半端。例えば、オフィスは入っていないのに、なぜかメールソフトが入っていたりする。
・また、サイズ(400MB)の割にソフト関係が少し貧弱。例えば、Slaxだとオフィスソフト(Koffice)と日本語環境を完備して250MBを切っている。
・確かに軽いが、Damn Small LinuxやPuppy Linuxと比較すると多少見劣りしてしまう。
とまあ色々言いましたが、個人でここまで作ったというのはかなりすごいことだと思います。
国産のライブCDは数えるほどしかないので、これからの発展に期待しています。
[参考]
・Knoppix日本語版 [aist.go.jp]
・ライブCDの部屋「Damn Small Linux」 [2.csx.jp]
・Slax 日本語版 [dyndns.org]
・Puppy Linux 日本語版 [openlab.jp]
いざ救出ってときに人柱かよ (スコア:3, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
CDか・・・ (スコア:3, 興味深い)
それも個人的な持ち物事情から言えば、64MBで。
# と、最近、旧PCサーバをメンテして思いました。
# だって、ドライブ壊れてたんですもの・・・・
# 使わないから壊れてるか分かんないです・・・・
Re:CDか・・・ (スコア:1)
# そうじゃない機械のお守りもまだ多々あるのでCDも併用
# 時にはFDが必要になることも…(--;
128MBくらいあれば、Ultimate Boot CD [ultimatebootcd.com]が、簡単に起動用USBメモリ作成できて楽でした。
ikakeyaって (スコア:2, 参考になる)
Re: (スコア:0)
PCの前に入れるとは限らない (スコア:2, 参考になる)
PCの前で作業できるんならいいんですが
現地にいるのはスキルが高くない人しかいない時って、どうしてます?
リモートで復旧作業できたらなぁ、と思ったことないですか?
そういう時、LiveCDのPLD RescueCDを使ってます。
採用した理由は以下。
・sshdが標準で起動する
・起動完了時、rootでログインした状態になっている
・kernel 2.6.24.3ベースなので対応しているデバイスが多い
欠点としては、現地にいる人にいくつかコマンドを打ってもらわないといけないこと。
作業手順としては↓のような感じ。
1~9までを現地にいる人にやってもらう、といったところ
1. PLD RescueCDを入手する
http://rescuecd.pld-linux.org/ [pld-linux.org]
2. PLD RescueCDを入れて起動
3. PLD RescueCDが起動し、「#」マークのプロンプトが出るのを待つ
4. IPアドレスを割り当てる
# ifconfig eth0 xxx.xxx.xxx.xxx netmask 255.255.255.0
5. ルーティング設定を行う(必要な場合のみ)
# route add default gw xxx.xxx.xxx.xxx
6. アクセスしたいホストへパケットが届くか
# ping xxx.xxx.xxx.xxx
7. リモートからアクセスするユーザを作成する
# useradd -g 10 ユーザ名
8. 作成したユーザのパスワードを設定する
# passwd ユーザ名
9. rootユーザのパスワードを設定する
# passwd root
10. 外部からsshでログイン
Re: (スコア:0)
教えてくん参上 (スコア:0)
KNOPPIXでいいよね (スコア:1)
#Windowsとハードどっちが問題か切り分けるのに、KNOPPIXでの起動試験をしたりして。
Re: (スコア:0)
KNOPPIXを使った手法が方々で紹介されて浸透していますよね。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4GZEZ_jaJP237JP237&... [google.co.jp]
Re: (スコア:0)
自分で使うだけならともかく、あまり人に見せられたものじゃ無いんですよね。
ホントどうにかなんないものでしょうか、あれ。あと日本語版のHPも。
日本語入力必要? (スコア:0)
# と書きながら気づいた。症状確認しながらOKwaveで聞いてみるんだな。それなんて教えて君?
Re:日本語入力必要? (スコア:1)
とりあえず考えつくのは,ファイル名が日本語の場合かなあ.
Re: (スコア:0)
> とりあえず考えつくのは,ファイル名が日本語の場合かなあ.
shellの補完機能で何とかならんかな?
Re:日本語入力必要? (スコア:1)
(日本語の表示ができるとして,)
実際には,
- 丸ごとレスキューする
- ls > foo といったん一覧を作る
のどちらかで,入力する場合はほとんど無いような.
Re:日本語入力必要? (スコア:1)
日本語ファイル名なんて、zsh を起動して tab tab tab... でいくらでも選択可能では?
Re: (スコア:0)
正直自分で使う分には ubuntu やら knoppix やらで事足りるんですけど、
win ユーザーでも見よう見真似で使いこなせるレスキューCDがもし作れるなら、
linux の布教用に良いんじゃないかって気がしますね。
Re: (スコア:0)
付属のレスキュー用ディスクでは日本語フォルダが入力出来なくてファイラーを他のPCからとって来て
しのいだ思い出がある。それ以来なんとなく怖くてファイル名に日本語使ってない。
#今はもう気にしなくていいんだよね?
gpartedのライブCD (スコア:0)
特に何もしなくてもGnomeが動いて日本語表示するところまではいけます。
Gnomeっていってもコンソールと
これでNTFSのパーティションを別のHDDへコピーもしたことあります。
ダメだろうなぁと思って実験だったのですがそのまま動いたので驚きです。
ただ、昔はUSB起動もできたそうですが今はどうなってるか知りません。。。