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テクノロジー

富士フイルム、スーパーCCDハニカムEXRを発表 28

ストーリー by hylom
そろそろ画素数戦争は終了ですかね? 部門より

TRON 曰く

富士フイルムが新開発のハニカムCCD、「スーパーCCDハニカムEXR」を発表しました。「ノイズの少ない高感度」、「豊かな階調を実現するワイドダイナミックレンジ」、「高解像度」を実現し、このCCDを使ったカメラはF31fdを越える性能を持つそうです。国内での発表会の模様はデジカメWatchが報じています。

高感度性能を重視したハニカムCCDを採用し、高感度で話題となった、F31fdやF30ですが、最近のFシリーズの製品は画素数を増やした結果、やや高感度撮影時の性能が落ちていましたので、今回の新しいCCDに期待する人も多いのではないでしょうか?

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  • by TRON (6936) on 2008年09月26日 16時09分 (#1426670) 日記

    そろそろ画素数戦争は終了ですかね? 部門より.

    カタログスペックではやっぱりわかりにくいんですよね。 高感度性能とか。技術やデジタルカメラに疎い人ほど、 単純な画素数とかに目がいきがちですし。 最近のFシリーズは誰でも失敗の少ない写真が取れるという事で、 技術に疎い人にこそ使って欲しいのですが。

    【インタビュー】ISO3200を超える高感度にも挑戦したい [impress.co.jp]という二年半ほど前のインタビューでは 画素数競争には加わらず、高感度特性という実行性能で攻めるという話をしていたのですが、 その後、画素数を追わないのは商業的に厳しかったようで、画素数を増やしていって、 F30などと比べ、やや高感度性能が劣る事になっています。

    Digital Camera for the rest of usって感じのデジタルカメラなのですが、やっぱりデジタルカメラってたくさんあって、どれも似た様に見えます。こういうのは初期Macの様にユーザがエヴァンジェリストの様に伝導しないと、技術に疎い人に魅力が伝わらないかもしれません。売れなくて、こういうカメラがなくなるのは悲しいので売れて欲しいものです。

    --
    いつも主観で書き込んでいます
    • Fシリーズは、初代の10をマイナーチェンジした11が結局の所一番良かったかもしれません。
      でも、どうしてもカタログスペックを上げないと多くの消費者の目を惹きつけられないので、開発者には同情を禁じえない所も否めません。

      上位モデルと同じCCDを使い、ハニカム式の余裕をノイズリダクション用として利用して失敗を防ぎ、
      軽快なレスポンスで、どこでも安定した肉眼の印象に近い写真が撮れさえすれば良かったんですが、
      全部カタログではわからない所で…。

      変に薄くしたり機能増やしてカジュアル化してしまった辺りから、明らかにコンセプト逸脱して迷走してますよね。
      10・11のオーバー癖さえ無くなって、後はMFが付けば十分過ぎるはずなんですが。
      --
      =-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
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      • でも、どうしてもカタログスペックを上げないと多くの消費者の目を惹きつけられないので、開発者には同情を禁じえない所も否めません。

        親族とかの技術に疎い人がデジカメ購入を検討してる時は真っ先にFシリーズを勧めるんですけどね。今のところ購入者からは好評です。Fシリーズ好きな人はこういう地道な開発者支援をしてあげると良いのかもしれません。使えば性能はわかりますからね。

        --
        いつも主観で書き込んでいます
        親コメント
    • Pentium4のクロックみたいなもので上げる弊害も判ってるけど 普通の人はもう画素数しか見てないんで上げざるを得ない 状態であろうと推測します。
      クライアント(機材には無知)と話していて
      「カメラ何万画素使ってるの?1200万?もうちょっと大きいと良いんだけどねー」
      (あんた俺が納品した写真webでしか使ってないだろっ!)とか
      突っ込みましたけど。心の中で。
      親コメント
      • 市場に出回っているデジカメの総合性能と画素数は概ね比例しているので、
        一般消費者は「画素数=総合性能」と捉えてしまってるんでしょうね。

        しかし実際には、800万画素のカメラに高画質のレンズを付けて撮った写真のほうが
        安いレンズで撮った1400万画素の写真よりも綺麗で引き延ばしにも耐えられるのですが。
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    • コンデジの設定可能高感度競争も変な物がありますよね。

      ISO10000とか設定可能ではあるけれども、見るに堪えない。
      確かに設定できる。確かにノイズも無い。でもディテールはもっと無い。

      画素ピッチに余裕がある普通の一眼レフでもせいぜい ISO3200 なのに、
      豆粒どころか米粒くらいしか大きさのない CCD で ISO10000 なんて。

      そりゃ全てを理解した上で、あえて ISO10000 を設定可能であれば
      良いけれど、一般人は ISO の意味さえ分からないだろうし。

      でも、ディテールやらダイナミックレンジやらを総合的に数値化できないと、
      画素数競争やら設定可能高感度競争は終わらない気がします。
      --
      TomOne
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      フジのハニカムは高感度特性が良いって聞いて、F100fd買ったらトホホでしたよ…。
      低めの感度で撮影し、画像処理で暗部持ち上げたのとたいして変わらんというか。
      カメラ内部での画像処理が過剰で、のっぺりべったりになっちゃってるんですよね。

      ISO3200とかならしかたないところですが、ISO400でものっぺり系の画像処理が目立つので、かなり残念です。
      豆粒のようなセンサーで12Mpx(補完前は8Mかな?)ってのが間違いだったんでしょう。

      新しいセンサーは、画素数より品質重視にできそうなので期待してます。

      ※コレでマイクロフォーサーズボディーとか作ってくれると最高なんだけどな。
    • by Anonymous Coward
      F100fdに限ったことでもないですが、最近のコンパクトデジカメは基準感度でもノイズ消したのっぺり感が強いですからね。その割には空を見ると妙にノイジーだったりして。

      ところで、EXRの概念図を見ていると、結構離れた位置の画素から色情報を補間しないといけない箇所があるように見えます。いくら補間技術が優れていると言っても、解像感はどうしても落ちそうな気が・・・
    • by Anonymous Coward
      >初期Macの様にユーザがエヴァンジェリストの様に伝導しないと、技術に疎い人に魅力が伝わらない

      エバンジェリストが伝えて流行らせたMacこそ、
      「「使いやすい」という単純なスペック」が売りの(そのぶんパソコンらしさを失った)パソコンたち
      だったと思うのですが。
    • by Anonymous Coward
      オフトピかも知れませんが、
      現在のように従来型のカメラの延長として考える限りは、
      「画素数競争が終了すると良い」という話にもなっちゃうんだろうと思います。

      ただ、現状とは全く違うカメラの使い方(そしてそのためのカメラの構造)というものも有り得る、と思っています。

      今私が想像(あくまで想像)してるのが、「被写体という概念を無くす」というものです。
      今より桁違いに画素数が多くすることが(安価に)出来るようになったならば、
      全方向をいっぺんに取るような構造のカメラにしておき、
      カメラをいちいち被写体に向けるんじゃなく、
      漫然とシャッターきってから、
      • by Anonymous Coward
        その話には「ピント」という概念が抜け落ちてる気がする。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月26日 16時33分 (#1426696)
    こういうのは歓迎。
    そもそも、一般家庭で必要なのは1980×1080とかA3プリント迄とかに割り切って、感度とかダイナミックレンジとかの方に向かって欲しい。
    A2ですらプリントする人なんて一握りなのに。

    でもって、最大感度もそうだけど、最低感度もまた欲しい。
    一眼だといきないISO200からなんてのが有るが、用途に依っては使い辛くISO50程度が欲しくなる事も多い。

    そして、その辺りを上手くいやるのに一番近いところに有るのがフジのハニカムCCDだと思うのだが。
    #大画素と小画素の組み合わせとかでも既存技術として持っているし。
    • >大画素と小画素の組み合わせとかでも既存技術として持っているし。

      その辺の事、今回のニュースリリースに書いて有りますよ。
      既存の技術として、「スーパーCCD ハニカム SR」と「スーパーCCD ハニカム HR」がある。
      大小2つの画素を使ってダイナミックレンジを広げるのは、SR方式。

      今回はその2つとも違う新しい方法でダイナミックレンジを広げたようです。

      「スーパー CCDハニカム EXR」は、1回の撮影で、電気的に露光時間を調整して、受光量の異なる2つの画像データを作ります。これを適切に合成
      し、高感度と低感度の2つの画像データから、1つの画像を生成します。

      画素の大きさを変えるのではなく、画素毎に、電気的に感度を変えられるようにしたんですね。
      親コメント
    • A3に300dpiで印刷しようとするとざっと1700万画素は必要ですが。
      ベイヤー配列等でごまかされている部分も考えると更に4倍は欲しいといいたいところですが。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年09月26日 22時51分 (#1426956)
        普通のユーザーでA3サイズをプリントできるプリンターを持っている人は、まずいないと思う。
        それにショップに出すにしても、それをやっている人もまた少ないかとおもう。

        そんなスッペックを実現するより、もっと他の機能や性能を実現して写真の楽しさを広める方がいい。
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      無駄とは思えない. フィルムも廃れかけ,汎用フィルムスキャナの開発が止まっている状況では, 高画質の記録の唯一の流れが画素競争だと思っていたので.
  • HDR (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2008年09月27日 0時32分 (#1427006)

    今回の「EXR方式」は、隣接した同じサイズの2つの画素に、露光時間を制御することによって2つの異なる感度を持たせる「Dual Exposure Control(デュアル・エクスポージャー・コントロール)」技術の採用により、「SR方式」のように異なる面積の画素を組み合わせることなく、また、「HR方式」のように撮影感度を制約せずにダイナミックレンジを拡大することができます。
    だそうですが、これって露光時間の異なった画像を撮影し、後でPhotoshop等のソフトを用いて合成する「ハイダイナミックレンジ合成 [wikipedia.org]」とほぼ同じ手法ですね。
    カメラ内で自動でこれが出来るとなるとなかなか面白そう。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月26日 16時13分 (#1426675)
    チラシの裏になっちゃいますけど、個人的には、もう後一歩進んで、APS-Cサイズを出して欲しいところですね。
    35mmフルサイズとか贅沢言わないので。
    で、SIGMA DP-1みたいにそれを積んだコンパクトデジカメを出してもらえると嬉しいなぁと。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月26日 18時12分 (#1426776)
    名前が妙にカッコよくてちょっと萌えた。

    仮面ライダーとかスーパーカーに出てきそうな名前…。(殴
  • by Anonymous Coward on 2008年09月26日 19時25分 (#1426825)
    ハニカムCCDで高感度が得られると言うことは、 同じ配列をディスプレーに使えば高輝度が得られる ような気がするんだけど?
    • 液晶では意味が無いかもしれない。
      CCDのセンサーを並べるとき、隙間無く並べる事は出来ない。
      そこで、正方形のセンサーを普通に並べるより、八角形のセンサーを互い違いに並べたほうが隙間が減らせる。
      隙間が減る分、センサーの密度が上がり、高感度になる。

      液晶の場合、バックライトの光をフィルターに通すだけなので、そういう問題は起きないのでは?
      SEDや有機ELディスプレイだと、画素毎に発光するから有効だったりしないかな?
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        それ以前に。
        ハニカムってことは画素がスクエアに配置されないってことでしょ?

        となると、アナログ情報を入力するカメラは全然OKだけど、
        既にデジタル化された情報を出力する画面にとっては、
        与えられる信号(スクエア配置を前提としてる)と合致しない画面になるわけで、
        いちいちコンバートしないと表示できなくて、画質が下がるだけじゃないかと。

        液晶画面のDPIが入力信号のDPIより遥かに大きくて、
        表示段階でオーバーサンプリング(?)してるみたいな状況になると、
        そういう風に配置の自由度があってもいいんだろうけど、
        現状の延長だと画面のDPI=信号のそれだから、
        論理ピクセルの位置と画面の画素の位置が
        いちいちぴったり合ってないと駄目かと。

        #まあ今でも大型液晶を低解像度で使ってる人がたまに居ますね。
        #あれは「文字などが大きい」というメリットは有るものの、本来そんなのはPC側で論理的にそう処理すべきであり、そう出来ないOS/シェルがしょぼいだけ。
    • by Anonymous Coward
      縦横ラインの解像感が重要なのでディスプレイには不適格かと思います。
      昔のシャドウマスク管ディスプレイで目がやられてしまった世代なので...
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー

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