Parrot VM、ついに1.0.0リリース 14
結局今年もでないのね、 部門より
Perlより1つ年下のAC 曰く、
動的言語サポートに主眼をおいたVM開発を目指すParrotプロジェクトがついに1.0.0(コードネーム"Haru Tatsu")をリリースした(公式サイトのアナウンス)。
Parrotは元々、Perl 6とPythonのプラットフォームとして開発が開始されたVM。レジスタベースのアーキテクチャを採用し、動的言語に最適化された機能を提供することを目標としている。 ロードマップ(Perlbuzzの要約エントリ)によれば、1.0の目標はstable API for language developersとされている。製品使用にはさらに2010年7月の2.0を待つことになるが、Parrot上で動作する各言語処理系の開発はこれから加速していくだろう。
ちなみにPerl 6 on Parrotとして開発されているRakudoは、長らくParrotと同期したスケジュールでリリースされてきたが、14番目のリリース("Vienna")から独立している。こちらの進捗状況は、主要開発者の1人であるJonathan Worthington氏がPerlbuzzの前掲エントリに残したコメントによれば
However, from where I'm sitting (as one of the Rakudo devs) there's still a lot left to implement and get adequately tested. We're aiming to have some (no name/label decided yet) pre-1.0 releases in 2009 of Rakudo for sure, but even if we exceed the pace we've had in 2008 (likely given there's more funding and people using it) I still think something we're ready to call a 1.0 Rakudo release in 2009 is unrealistic. That would mean that we believe we have a complete implementation of the Perl 6.0.0 spec. By the end of 2009, I hope we can say we have substantial coverage of it, but I doubt we'll be complete. (Of course, substantial coverage means near to completion. But I'd rather not give any precise estimates about 2010 without seeing how we progress in at least the first half of 2009. I'm not interested in making suggestions about release dates without a good basis for making them.)
【参考訳:Rakudoの開発者の一人、という視点から見ると、Rakudoにはまだ実装されていないものや、テストが不十分なまま残されている点がたくさんある。2009年中にはpre-1.0リリースを行おうとは考えているが、2008年の開発ペースを上回るペースで開発が進んだとしても、Rakudo 1.0、つまりPerl 6.0.0の仕様を完全に実装したものについて、2009年中のリリースは現実的ではないと考えている。 2009年末までにはかなりの開発が進んでいるだろうが、完全なものになっているとは思えない (もちろん、完全なものに近づいていくとは思うが。しかし、少なくとも2009年前半の段階でどの程度の進捗があるのか分からない状態では、2010年までの正確な進捗見積もりを出すべきではないだろう。そのような情報が無いまま、リリース日について示唆することには私は興味はない)。】
とのこと。今年のクリスマスもPerl 6がないのは残念だが、何にせよ長らくLL界最大のベイパーウェアと化していたParrotとPerl 6が近づいてきたのは確かなようだ。Perlishな人、新しいもの好きな人、エイプリルフールにだまされた人などはそろそろ学習を始めてはどうだろうか。
Rakudoが心配 (スコア:2, 興味深い)
Jonathan Worthington氏の言いたい事は分るし、しかもRakudoがParrotから独立したから、
Parrotに付き合う義理も無いのですが、しかし、あまりいつまでも1.0を出さないのは具合が良く
ない印象を受けます(少なくとも私個人は)。
私はPerl6関連のことは、歴史も内容も素人なんですが、以前まではParrotが遅れていて、
Perl6相当部である、Pugs(Rakudoじゃなくて)なんかが苛立って先行していたように思うので
すが、どうなっているのでしょうか?
Re: (スコア:0)
> ない印象を受けます
そこでMS方式ですよ。3.0までに完成させればよいのです。
復活した! (スコア:0)
タレコミ子のACです。何故かアレたまから一時消えていたのでデータベースのロールバックにでも巻き込まれたかと思案していたところです。
無事に掲載されたようで一安心。スタッフの方復旧作業お疲れ様です。加えて引用に参考訳まで付けていただいた編集者のhylom氏ありがとうございます。
パッと見 (スコア:0)
Parrot
とともに視界に入った瞬間
動物言語サポートに主眼をおいたVM開発を目指す
に見えてメチャ焦った
「インコ ジャナイ オウム!
動物言語 (スコア:2, おもしろおかしい)
Ook! [wikipedia.org]ですか?
Re:パッと見 (スコア:2, おもしろおかしい)
LOGOも動物が重要な役割を担っているので動物言語で。
人間も含めてよいなら、Eiffel、Pascal、Alice。
まだまだあるだろうけど、マイナー感は否めない。
Parrotという土台が得られれば、動物言語がメインストリームになるかも。
その時は、全ての動物言語を繋ぐハイパー言語としてDolittleが注目されるはず。
Re: (スコア:0)
[http://dolittle.eplang.jp/ プログラミング言語「ドリトル」 - Dolittle] が(教育用以外の分野で)日の目を見る日が来るとは、感涙滝の如しです。
#なんでDolittleでぐぐったら元ネタのドリトル先生より先にコッチがヒットするんだろう?>GoogleJ
いや、しゃれ抜きに筋の良い言語だと思いますよ。
単語セットが(デフォでは:プラグイン方式ね)日本語なのでびびる人が多いかもしれませんが、
きれいにまとまったプロトタイプベースOOPだし、Block(Closure?)もあるんで、
ライブラリを強化すれば結構いけそうだし、
(というかJVM言語だから外部ライブラ
Re:パッと見 (スコア:1)
パッと見 なんであの会社 [parrot.com]がこっち方面に?と
しばらく脳がついていけませんでした。
で、動物言語ということなので更にパニックに。
閾値は 0 で
Perl6はどうでもいいけどParrotには興味あり (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ソースなんて昔から公開されとる。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
何をしようというのか (スコア:0)
春立つ (スコア:0)