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医療

皮膚癌治療に光明をもたらす絆創膏 11

ストーリー by hylom
光ることは正義 部門より

oddmake 曰く

NewScientist記事より。英国企業Polymertronicsがとてもアレゲに見えるアイテムを作ったそうだ。有機ELを粘着するテープに組み込んで、よくある絆創膏のように使えるようにしたウェアラブルデバイスである。リンク先の写真で見てほしいが、まるで光る絆創膏のようだ。

これは単にアレゲに見えるだけでなく、実用上の目的をもっている。皮膚癌や腫瘍に対して光感受性物質を患部の細胞に取り込ませて、そこにレーザーなどの光源によって刺激して患部組織の細胞死を引き起こして治療するという、光線力学療法(PDT)に有用な装置というコンセプトにもとづいて作られたそうだ。

この装置の利点として訴求しているポイントとしては、

  • 傷に近いところで直接あてるので眼を害する可能性が低い
  • 患部への適用範囲と量を柔軟に精確にコントロールできる
  • 治療にかかる費用を削減できる
  • 使い捨てられる装置のため使い回しによる感染を防げる

などがある。

装置は4月11日にロンドンで開かれたIETのPolymer electronics meetingで発表され、二年以内の商品化を目指しているという。

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