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Canonicalにとってクラウドコンピューティングこそ利益を生みだす分野? 29

ストーリー by hylom
オープンソースビジネスで生き残れるか? 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

Canonicalにとって「クラウドコンピューティング」とは一時の流行り言葉ではなく、利益に繋がる可能性のある期待の分野だそうだ(ServerWatch本家/.)。

同社のCOO Matt Asay氏曰く「創設当初から5年、Canonicalは優れたLinuxディストリビューションやツールを開発しユーザに提供することに焦点を当てており、利益を生み出せるような仕組みではなかった」という。現在のCanonicalは利益をあげることに重点を置いており、クラウドコンピューティングこそがその分野であるとAsay氏は考えているそうだ。

2009年4月から提供されているUbuntu Enterprise Cloud(UEC)のアクティブ・インストレーション数は既に12,000件に上り、現在も毎日200件ずつ増えているという。UECは間もなくリリースされるLTS版に搭載される予定であり、より長期のサポート期間が提供されるLTS版を待ち望んでいるユーザも多いという。

オープンソースにおいてユーザに無料サービスから有料サービスに転向してもらうのは得てして難しく、Ubuntuも例外ではなかったとのこと。しかしクラウドコンピューティングでは有料サービスと無料サービスの間に明確な差があるため、サーバとは異なり有料サービスに転向してもらうのはある意味容易であるという。Asay氏曰く「我々は世界の開発者やシステムアドミニストレーターという重要な基盤層の力になってきた。彼らにとって魅力的なツールを構築すればお金を払ってくれるだろう」とのことで、今後はクラウドコンピューティングのサポートやマネジメント、またモニタリングのためのツールを提供し利益に繋げていきたいとのことだ。

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  • STORE (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2010年04月30日 20時42分 (#1757443)

    要するにUbuntu Oneの有料サービスを拡大するってことでしょ?
    2Chの●やGmailの容量増量サービスみたいなものだろ?
    Ubuntu One Music Storeはおもしろそうだけど。
    iTuneMSに対抗できるかわかりませんけど。
    できたらUbuntu One Book Storeも開設してほしいですね。

  • by kuramori (38110) on 2010年04月30日 22時50分 (#1757496) 日記
    Ubuntuを配信事業のplatformにすれば、今のAppleに対する競合になりうるかもしれない(音楽、アプリ、映画、本・・・)。さらに、それを他社に開放すれば・・・。Canonicalの株って未公開?
    • by Anonymous Coward on 2010年04月30日 23時40分 (#1757518)

      いや、普通にAmazonがUbuntuを相手にしてくれればすむだけの話。
      金も力もハードも持たないCanonicalがAppleやAmazon、Microsoftに伍していくには、
      パブリッシャーやハードのメーカーにもそれなりのメリットや利益が見込める仕組みを提示しないと相手にもされないよ。

      PCベンダーがこぞってUbuntuをインストールして販売してくれれば風向きが変わるかもしれないが、
      フリーなOSにもかかわらずUbuntuが広まらないのはいったいなぜか、ちょっと考えてみよう。

      あ〜、世の中はGWに突入したんだねぇ。

      親コメント
      • 「Ubuntu女子」という言葉を流行らせたらどうだろう……。

        #疲れてるんです。すみません。
        親コメント
        • by Anonymous Coward

          ananのs○x特集の後ろの方に「今時は、Linuxくらい使いこなせないと!」と記事を作るとか。
          幼女小学生を表紙に使うよりかはマシでしょう。

        • by Anonymous Coward
          なぜか 腐buntu女子 が量産されそうな気がする。
      • by Anonymous Coward
        > あ〜、世の中はGWに突入したんだねぇ。

        とりあえずインチキ広告代理店に「Ubuntuユーザーはお調子者の阿呆なので金をむしり取るのに最適」というレポートを出させるんだ。
  • by Anonymous Coward on 2010年04月30日 17時07分 (#1757319)
  • by Anonymous Coward on 2010年04月30日 20時24分 (#1757439)
    なぜグリッドではだめだったんだ
  • by Anonymous Coward on 2010年04月30日 20時49分 (#1757447)

    「クラウド」をはやり言葉だと思っている人はなんなのだろう?
    明確な実装もあって、売り上げもあがっているのに。
    定義や言い回しが微妙ということと、虚飾であること(「未常識」とか)は別の事なんだけど。

    • Re:はやり言葉? (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2010年04月30日 22時57分 (#1757500)

      いや待て。ちょい前だと「クラウド」はちょっと違う意味で使われてた言葉だったと思うのだが。
      その人らから見れば今の成功者たちは
      「俺らの定義をかっぱらって勝手に流行させた連中」くらいにしか見えないだろうね。

      使われてたといってもそれこそ商業的とかに成功してる人々が居たわけではなかった。
      ただ、だからといって無だと評価するならば、
      98年にブレイクするまでのLinuxもまた無だったと言うに等しい暴挙(スラド的には)だろうね。

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      • by Anonymous Coward

        誰か俺にクラウドとグリッドの違いを教えてたもれ
        http://www.ibm.com/developerworks/jp/web/library/wa-cloudgrid/ [ibm.com]
        http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0812/05/news082.html [itmedia.co.jp]
        http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2008/08 [itmedia.co.jp]

        • Re:はやり言葉? (スコア:3, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2010年05月01日 1時47分 (#1757568)

          グリッド: 技術用語
          クラウド: 営業用語

          って、本音は置いといて。

          グリッド: 分散処理技術
          クラウド: 単なるASPの言い換えだが、今回は処理基盤に分散処理を使って
                ユーザから見た処理能力の向上、可用性を高めたもの

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          • by Anonymous Coward

            要するに実用的※なサーバ環境の「量販」だろ。

            ※という言い方には少々語弊を感じるけどね。
            Googleのあれとか見れば判るように新たな制約てんこもりで
            「それでもいい人にとっては」安く高効率な環境があるよってこと。
            まさに量販の大量生産品の世界だ。
            これまでのサーバビジネスが一品モノ商売だったといえる。

            もともと売り物じゃなかった端布的なものを売ってる、ってあたりも、
            うまいというかしょぼいというか。

            • by Anonymous Coward

              > もともと売り物じゃなかった端布的なものを売ってる、ってあたりも、
              > うまいというかしょぼいというか

              要は自社の余り物を安く出して小金を稼ぐってスキームですから。
              # そのためだけに設備投資しても元取れるんかい?

          • by Anonymous Coward
          • by Anonymous Coward

            ちょっと違うような気がする。

            グリッドは、クラスタとかHPCと呼ばれるような分散処理技術を指しているような意味で使っている人も居たけど
            # 同じ規格のサーバがラックに規則正しく並んでいるようなイメージ
            power grid(電力網)というように、どこからどうやって来るか分からない(意識する必要がない)けれど
            必要な分だけ必要な人に供給されるという意味で使っている人も居た
            # こっちは今日のクラウドの意味とほぼ同じ

            クラウドは、グリッドが前者のイメージと混同されるのを嫌った後者にとっては都合のいい言葉じゃないかな

            ・インターネットクラウドを介して供給されるイメージ
            ・ふわふわな隠蔽感が仮想化技術とマッチする

            って辺りでよく出来た言葉だよ、胡散臭いけど
            クラウドの基盤に分散処理技術が使われている必要もないしね

    • by Elbereth (17793) on 2010年04月30日 21時29分 (#1757460)
      実態はともかくとしてIT(ICT)業界の流行り言葉にはなっていますよね。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      既に明確な実装もあって売り上げもあるものを、
      言葉だけ言い換えて新しい物に見せかけて売り込もうとしてるから、
      単なるはやり言葉だと認識されてるんですよ

      売り手の事情ではなく、買い手の認識

    • by Anonymous Coward

      まぁ、これまでがひどかったから。ASPとかSaaSとか。
      クラウドもbuzzだと思いたいのも仕方ない。Web2.0も意味不明なまま濫用されていたし。

      それに、企業のIT担当の立場からすれば自分の仕事がなくなってしまう危機なわけで、
      これまたなきものにしたい気持ちはわからんでもない。

      そういったものが組み合わさった目隠しすれば存在しない、みたいな空気になってるん
      だと思う。

      まぁ、いんじゃない。ベンダに馬鹿みたいに高性能なサーバを押し付けられるのはその人
      たちなんだから。

      • Re:はやり言葉? (スコア:2, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2010年05月02日 20時08分 (#1757994)

        プライベートクラウドって便利な言葉があってな?

        親コメント
        • by unchikun (14429) on 2010年05月03日 3時10分 (#1758069)

          つまり「クラウドで儲かる」会社は確実に存在する、、と。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          言葉を知ってるだけで使いこなせないんだろ?

          日本の会社にありがちな、経理システムは経理部の予算、販売システムは営業部の予算

          なんてやってる会社がプライベートクラウドなんて使いこなせるわけがない。
          で、個別に馬鹿みたいにコアついたサーバにたかだか6GBぽっちとかメモリ積んだ馬鹿みたいなサーバ売りつけられてれば世話ない。

          • by Anonymous Coward

            プライベートクラウドなんて流行り言葉にだまされて、馬鹿みたいなサーバ買わされてる客が多いって事
            売る側には都合のいい言葉だね

            • by hiro_sa (40103) on 2010年05月03日 16時26分 (#1758283)

              日経ほにゃららとかの雑誌を読んだ経営者が
              「これこれ、これウチもやろう」
              とか言い出すんだよ。

              #で、費用対効果の資料つくって持って行くと翌月号に出てる新技術をやりたがってるわけだ。

              親コメント
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人生unstable -- あるハッカー

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