SAPがオラクルに支払うべき賠償金額は「13億ドル」。米連邦地裁の陪審員判決下る 6
ストーリー by hylom
13億ドルのソースコード 部門より
13億ドルのソースコード 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
米オラクルは、独SAPの元子会社であるTomorrowNowがオラクルのドキュメントなどを不正にダウンロードしたとして訴訟を起こしている。この訴訟に関し米連邦地裁で現地時間11月23日、SAPに対しオラクルに13億ドル(約1000億円)の賠償金を支払うよう命じる陪審員評決が下された(マイコミジャーナル、COMPUTERWORLD.jp、本家/.)。
2005年にSAPによって買収されたTomorrowNowは、オラクルの子会社であるPeopleSoftのサポート業務などを展開していた(なお、TomorrowNowの事業は既に閉鎖されている)。TomorrowNowは自社のサポートサイト「Customer Connection」を通じてオラクルに著作権のあるソフトウェアコードなどのドキュメントを不正入手していたとされており、SAPも訴訟にてこの不正行為を認めている。
3年に渡るこの訴訟では両社のCEOが証言台に立つなどして注目を集めていたが、損害賠償額も2010年の裁判のなかで最高額というビッグなものとなった。この金額はSAPの2010年4Q純利益予測に相当する額とのことで、一部アナリストからは「高すぎる」との声も挙がっているそうだ。SAPはこの金額に対し遺憾の意を表しており、同社広報担当は「必要であれば異議申し立てや控訴を含むあらゆる選択肢を検討する」と述べているとのことだ。
なお、訴訟の背景などに関してはITmedia Newsの記事が詳しい。
OracleもSAPも嫌い (スコア:0)
って人が関わっている人に多いから、全くコメントが無いのかな?
オラクルが儲かったら、何かいい事があるんだろうか?
13億ドルが四半期の純利益! (スコア:0)
SAPって儲かってるんですね。
確かにうちの会社も恐ろしいくらいのライセンス料払ってるもんなあ。
米司法制度って (スコア:0)
最初から負けが決まっていたようなものじゃないかな。
問題活動をしていたのはSAPが買収したばかりの米国企業ではあるけど。
親戚で米国人男性と結婚して渡米し、現地で離婚、子供の親権争いをした人が
いたけど、米国内で外国人妻対米国人夫との裁判だと、米国人同士の夫婦では
あり得ないくらい米国人夫に偏った裁判になったそうです。
アメリカの正義は、アメコミの中にしか存在しないと思いますよ。
Re: (スコア:0)
専門家によるスタティックな法律的判断じゃなくて、『庶民感覚』でダイナミック
な判断を入れてそのその国の社会構成者の不満を解消するのが目的だったら、自国
民や自国企業に有利なのは仕方ないんじゃないかなぁ…というか、そうじゃない国
っていうのがあるとは信じがたい。
法律ってその国の構成員の秩序を担保する仕組みって気がしますよ。
Re: (スコア:0)
日本の外国人参政権もその辺平等にすべきか、自国民優位にすべきかの争いだと考えると...。
そりゃあ署名活動も出てくるし紛糾するよなぁ
Re: (スコア:0)
自国民が優位じゃなくて、他国民でも恩恵が十分に受けられるようにしたら、誰も
自国の高い税金や社会保障費を払わなくなりますよね。税金が安いからみたいな理
由で会社が海外に移転するのも防げないし。
国は自国民のコスト負担でまかなわれているのに、あらゆる点で平等を求められて
も困りますよね。