Linux カーネル 2.6.37 リリース 5
ストーリー by reo
フラグが立つ前に叩き折る 部門より
フラグが立つ前に叩き折る 部門より
3 ヶ月ぐらい毎のお約束、Linux カーネルの最新版 2.6.37 がリリースされました (LKML へのメール、本家 /. 記事) 。例によって Kernel Newbies による解説など。変更点をいくつかかいつまんでみると、
- Ext4 と XFS での SMP スケーラビリティの改善。
- Big Kernel Lock の廃止。
- cgroup 単位での I/O throtting のサポート。
- Ceph ベースのネットワークブロックデバイスの登場。
- Btrfs のアップデートあれこれ。
- perf probe の改良 (--vars とか --externs、--module) 。
- LZO 圧縮を使ったハイバーネーションイメージ。
といったところでしょうか。
毎度ですがコメントはしずらい (スコア:2, 参考になる)
すごいとは思うのですが...ね
とりあえずちょっとだけ
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# Big Kernel Lock の廃止。
これはやっぱりうれしいですね、やっとというかようやくというか
btrfがバグりまくったらしいが
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# cgroup 単位での I/O throtting のサポート。
仮想マシン動かしたり、古いマシンだと実感しますが、CPUパワー、メモリサイズはわりとどうにでもなりますが、I/Oはつらいですから、占有できないようにできるのはいいですね
ここらへんがLinux強いなぁと思うところ
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:毎度ですがコメントはしずらい (スコア:2)
「目玉機能の追加」という分かり易い変更が少ないので
コメントが"しづらい"のでしょうね。つまり/.的な話題性が無いのです。
細かい所を見れば
- ext4 等のファイルシステムの性能向上
- big lock の徹底した排除に伴うシステム全体の性能向上
- tcpのプロトコルスタックの改良によるネットワーク周りの性能向上
等大多数の人にとってメリットがある変更がちらほらあります。しかし changelog の大半は
- バグ修正
- 新ハードウェアへの対応
という一部の人にしかメリットが無い小さな変更ばかりです。
2.6.37に関しては、実は、クリスマスから年末年始を挟んだこの次期の、しかも37という奇数バージョンのリリースだから
大きな変更を先送りにしたという面もありますが、
今後linuxのkernelが良い意味で枯れていくと、ますますlinux kernelは話題性を失っていくと思います。
Re: (スコア:0)
> # cgroup 単位での I/O throtting のサポート。
これって前のストーリー [srad.jp]で出てた「それ4行の.bashrcでできるよ」って奴? 結局採用されたの?
Re: (スコア:0)
別物です。あれは、コンソール単位での CPU throtting のサポート。
寂しいのでtypoの指摘でも (スコア:0)