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医療

化学反応を使ってプログラミングされた薬を作り出す試み 15

ストーリー by hylom
スマートドラッグとは違うものです 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

ハーバード大学のコンピュータ科学者たちは、化学反応を使ってプログラムする技術により人工知能を構築、状況に応じて異なる反応を示す「賢い薬」を作り出そうとしている。この化学ベースのAIは、ナノスケール電子機器を使わなくても病状や肉体の相性に合わせて順応・治療を行う薬が作り出せるという(本家Business Intelligenceslashdot)。

論文を書いたハーバード大学のRyan P. Adams助教授によれば、ナノスケールのエレクトロニクスとバイオナノテクノロジーといった新しい分野の研究を応用することで実現できるとしている。この論文の共同著者であるNils Napp氏は、1セットの化学反応をアルゴリズムに変換するツールを作成することに成功。人工知能プログラムを構築する手がかりを得たという。

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  • by Anonymous Coward on 2013年12月19日 17時12分 (#2514959)

    もしその薬にバグがあったら大変な副作用が起こりそうな予感。

    • by minet (45149) on 2013年12月19日 17時47分 (#2514983) 日記

      人間を0で除算してしまった…

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        人間が無限大に増殖してしまう。

        • by Anonymous Coward
          ブラッド・ミュージック を思い出した
      • by Anonymous Coward

        「人生、宇宙、すべての答え」って言葉を思い出してしまった。

    • by Anonymous Coward

      人間がコンピュータウイルスに感染するみたいな

    • by Anonymous Coward

      RUN "DEMON" で鼻からロキが…

    • by Anonymous Coward

      具体的なものが解かりませんが、置かれた環境に応じて反応を変えるというのはAIというより生物的ですね。紫外線が強ければ受光した分子から何段階かのステップを経て最終的に色素が合成される。

      例えば癌細胞に比較的多く含まれる分子の二種類を検出して、その濃度が両方とも指定の閾値を超えていた場合のみ細胞を殺す毒素を活性化させるとか。

      検出したい分子と活性化したい分子に対応するよう、一部を修飾するだけで、入力(分子の検出)と演算と条件分岐と出力(分子の活性化)の一連をサブルーチンにように手軽に扱える、そういうものなら新薬開発が画期的に進歩しそうです。

      ややこしいバグが潜むことは難しいと思いますが、想定外の入力で出力が始まるといったことは起きるでしょうね。

      • by Anonymous Coward on 2013年12月19日 19時12分 (#2515048)

        うーんまぁなんというか、元論文 [harvard.edu]を読む限りは「化学反応経路網を使って確率伝搬法 [wikipedia.org]っていうメッセージ伝達アルゴリズムが実装できそうなことがシミュレーションで判ったよ」という程度で、薬のような実用的な効果を出せるのは相当先の話のようです。

        「ツリー構造グラフの再現に64化学種と105の素反応、ループ構造グラフの再現に54化学種と84の素反応を要した」みたいに書いてあるんで、これ自体が巨大で複雑な反応系であり人体とかの他の系に狙った作用だけ及ぼすように設計する、というのはどうすればいいのか見当もつかんですね。
        # 本家のタイトルは"Programming Molecules To Let Chemicals Make Decisions"だし、「薬を作り出す試み」は飛躍しすぎですわ
        # たしかにそういうものができるかもしれないとは書いてあるけどさぁ

        薬とかの前に、特定のNP困難な問題がさっと解ける化学コンピュータとかができそうな気がしないでもないです。確率伝搬法について素人なのでいいかげんな感想ですが。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          たしかに、超並列計算という意味では量子コンピュータより現実的かもしれない。
          すくなくとも超低温はいらないし。

    • by Anonymous Coward

      バグはしかたがない。問題は富豪化じゃないかな。

      例えば、頭痛がしたときに「風邪または癌を治す薬」しか処方しない医者が現れるとか。現在存在している薬だって、かならず「副」作用は存在しているわけだけし。たとえば、ある種の鎮痛剤の生涯累積投与量が鎮痛作用の感度に影響する場合とかで、「今この薬を使ってしまうと、将来問題が出たときに効果がなくて困るかもしれない。でもいいや、使っちゃえ!」って感じの条件分岐は存在するわけで、解放不可能な「メモリ」リソースを消費してしまうかもしれない。

    • by Anonymous Coward

      うわ!
      何故かバグがハゲに見えた!
      気にしてないつもりだったのに。

  • by Anonymous Coward on 2013年12月19日 21時16分 (#2515079)

    検査薬のほうがよくね?

    血液抜いて、たらしたらプログラムに応じた化学反応を起こして
    特定の病に反応して色が変わるとかさ。

    • by Anonymous Coward

      ひとつの検査薬があまりに多様なケースに対応しようとしても
      色の種類なんてそれほどないからかえってわかりにくくなるだけじゃないですかね。

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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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