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テクノロジー

光ファイバの通信距離を倍増させる信号処理技術 27

ストーリー by hylom
地球一周の6分の1くらい 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

ロンドン大学(UCL)の研究者らは、光ファイバ長距離伝送時のエラーを減らすことのできる新たな信号処理手法を開発した。大洋横断サブマリンケーブルでの実証実験では、エラーなしの伝送距離が従来の3190kmから5890kmと大幅に伸びたという(UCLTECHIENEWSnatureSlashdot)。

この手法は、ケーブルがが地下や海底に埋設されている場合に有効で、異なる光チャネル間で発生する相互作用を元に戻すことで伝送距離を改善するものだとしている。現在、一般的なデジタルケーブルテレビ(64QAM)、ケーブルモデム(256QAM)とイーサネット接続(1024QAM)での応用も研究している模様。

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  • by Anonymous Coward on 2015年02月07日 7時36分 (#2757150)

    光って相互作用するの?

    • by Anonymous Coward

      しますよ。
      有名なのは四波混合。

      • by Anonymous Coward

        natureのしょっぱなにもありますね。

        The achievable transmission capacity of conventional optical fibre communication systems is limited by nonlinear distortions due to the Kerr effect and the ...

        • by Anonymous Coward

          nature のその文面だとカー効果が問題ということやね.
          つまり,光(つまり電磁場)が媒質,この場合はファイバー,の屈折率を変化させてしまい,その結果他の光の伝達に影響が出る,ちう感じかな.

          しかし,それが戻せるっつうのはすごいね.なんか賢いこと考えたんやろなあ…

          • by Anonymous Coward

            ここで言うカー効果は自己位相変調のことだと思うので、カジュアルな意味での「相互」作用にあたるかというと……

    • by Anonymous Coward

      普通にクロストークか何かだと思ったのですが、何か突っ込み所が?

      • by Anonymous Coward on 2015年02月07日 8時42分 (#2757171)

        普通のクロストークとは,チャネルが想定するバンドの外
        に漏れだした側波帯が隣のチャネルに染み出すことだと
        理解していますが,今回のは別の議論です.

        充分離れた2つのチャネルの光波同士でも,非線形な
        相互があれば,信号強度が弱くなったり,他の周波数の
        信号を生み出したりします.上にあるKerr effectがその
        代表的な効果です.

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          無線で言うところの相互変調ひずみですか?
          それなら計算で戻せますね。

          • by Anonymous Coward on 2015年02月07日 15時41分 (#2757348)

            残念ながら,人類は未だ光の周波数でキャリア信号の位相と
            振幅を完全に制御できるまでの技術水準には到達
            していないので,いわゆる「逆問題」を解くようには信号
            を復元できません.

            1024QAMとかでも昔に比べれば魔法のような技術なの
            ですが.

            親コメント
          • by Anonymous Coward on 2015年02月07日 16時50分 (#2757401)

            多少語弊はありますが、光の変調ってのは、結局のところ無線の後追いです。
            どちらも、変調した電磁波を何かの媒体に伝搬させることで通信する技術ですから。

            後追いってのは、あくまで変調方式(強度変調、位相変調、...)の後追いです。
            必要な速度が数桁違うので、それをどう実現するかの変調技術は異なります。

            とはいえ、10年前ぐらいは光学的なひずみ補正頑張ってましたけど、
            いまやみんな電気信号処理でのひずみ補正ですから、
            技術としても無線と近づいてくるのかもしれませんね。

            親コメント
    • by Anonymous Coward

      光が相互作用しなかったらどうやってものを見るんだ? そもそも日常的に観測できる現象のほとんどすべては(重力を除いて)電磁相互作用だが。

  • by Anonymous Coward on 2015年02月07日 18時29分 (#2757460)

    他チャネルと同期をとって符号化変調かな(セット分割)
    ほかのチャネル情報を拘束条件にしないと復元できないと思うのだが

  • by Anonymous Coward on 2015年02月07日 21時57分 (#2757562)

    また通信コストが下がるのか。
    ここまでハイペースで進歩している分野って無いよね。
    6000㌔近くということは日本からアラスカ、シンガポール、オーストラリア北端、ギリハワイ辺だろ?
    地上ではまっすぐ引くことが出来ないからケーブルが長くなりさらに効果が期待できるんじゃないか?
    大陸横断共同溝とか実現可能なんじゃないかな?
    砂漠の道路沿いにガス高圧管、水道管、電力ケーブル、光ファイバーケーブルが通るトンネルが伸びるとかちょっとSFチックだな。

  • by Anonymous Coward on 2015年02月08日 1時36分 (#2757628)

    > ケーブルがが
    文章にノイズが載っているようだ。
    MS Wordで検出できるレベルだけど。

    • by Anonymous Coward

      レディオガガみたいなもんだ。
      気にするな。

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