
財務局がLINEのスマホ向けゲーム内アイテムを「ゲーム内通貨」として認定、保証金の供託を求める 23
ストーリー by hylom
確かに前払いではある 部門より
確かに前払いではある 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
関東財務局が、LINEが提供するスマートフォン向けゲーム「LINE POP」および「LINE PLAY」内で提供されるアイテムについてゲーム内通貨であるとし、保証金を供託する義務があるとした(毎日新聞)。
問題のアイテムはLINE POPの「宝箱の鍵」とLINE PLAYの「クローバー」。宝箱の鍵は1つ当たり110円相当で、ゲーム内アイテムやキャラクターの入手などに利用できる。今回関東財務局はこれについて、プリペイドカードなどと同じ「前払式支払い手段」とする判断した。同社は財務局に対し、問題のアイテムに関する情報を削除した資料を提出していたとして、管理体制の改善も求めたという。
今後LINEは保証金の供託等の対応を行う予定とのこと。
電子コンテンツに対する財産権をどう考え保護するか問題 (スコア:3, すばらしい洞察)
消費者保護のために今回の判断は妥当だと思うんですが、本質は電子コンテンツに対する財産権、財産の保護をど考えるかという事だと思うんですよ。
電子マネーの場合は取扱残高一千万以上で、6ヶ月以上の有効期限がある事が一つのキーらしいけど、電子コンテンツではそんなものいくらでもある。音楽のように基本的にDRMフリーが標準ならば問題は無いけれど、そうでないものがほとんど。
胴元であるコンテンツ配信会社がつぶれたら、あるいはソフトウエアのライセンス認証システムを動かしている企業が停止したら、お金払って期限が切られずに使っていた財産が、ある日突然使えなくなるって事になる。
電子コンテンツも同じように、胴元の会社が潰れた後でも消費者の財産は保護すると言う観点から、何らかの規制をするべき時が来ているのでは。
・利用制限を伴うDRMを付属して販売している
・観覧期限が長い、または設定されていない
(サブスクリプション・定額制など)
・取扱量が一定以上
の場合には、
・金銭的保証のために、一定額の保証金を供託させる
・認証された機関に、自社が倒産した場合はDRMを解除するコードを預けておいて、破産時にはシステムの引き継ぎ、あるいは解除を義務づける
このどちらかぐらいはやっても良いと思うんだけど。
映像配信、電子書籍、ソフトウエア、この辺りはやっても良いのでは、そろそろ。
結果として定額制がさらに勢いづくことにはなってしまうだろうが…。
Re: (スコア:0)
とはいえ、潰れたらこっちの会社側でのライセンスに全部移行できるとか、そういう保険は欲しいよねぇ。
Re: (スコア:0)
サービス会社が潰れるのが怖くて、大手にしか客が集まらなくなるんですよね。
電子書籍、Amazon以外は買いません。ココならサービス終了は無いだろうと。
※同じ大手でもGoogleなどは逆にサービス停止に定評があるから選択できない…。
でもまぁ、電子書籍やビデオなど、販売じゃなくレンタルだよ、って形にすれば客が勝手に納得します。
レンタル期限が無期限で実質買い切り、って方式が増えつつありますね。
コレならサービス停止しても割り切れますし、財産は消費者側に渡りませんし。
Amazon とかアメリカのサービスはアカウント削除が怖い (スコア:2)
確かに Amazon の kindle はサービス停止の可能性が低いように思えます。
ただ、過去にBANされている住所と類似している [twitter.com]などの理由で、何も悪いことをしていないのに Amazon アカウントが冤罪でBANされる [twitter.com] ことがあるなど、アメリカのサービスって割りとカジュアルにBANする [twitter.com] ので、その点が不安ですね。
日本のサービスは(オンラインゲーム業界を除くと)アカウント停止処分などは慎重に行う傾向にあるので、アメリカのサービスよりは安心です。
Re: (スコア:0)
Kindleのサービス停止の可能性が低いってのも違うと思う
Amazonだって今まで数々のサービスを停止してきた。
瞬間的に大量のリソースを投入して焦土作戦を仕掛け、シェアをとっても儲からないと判断したらすぐに捨てるのがAmazonだよ。
Re: (スコア:0)
でも電子書籍に関しては、薄利でもAmazonは続けると思うし、続けるだけの財力もある。
儲からないなら他のサービスが撤退するのを待って、最終的な完全支配者になる道を選ぶと思う。
Amazonでダメなら、他の企業はもっと早くダメになるはずだし。
本、というかテキストとそれを読むという行為は大昔から変わらずあり続けるものだから、今後もそれは変わらないと思われる。
きっとAmazonはそれを商売にし続ける。本屋で始まったわけだしね。
Re:電子コンテンツに対する財産権をどう考え保護するか問題 (スコア:1)
電子コンテンツじゃないけど、銀行ではこういう話あったよな
バブルの負債で何行か銀行が経営破綻した頃、大手なら大丈夫だろうと預金が移動することで連鎖的に破綻が広がりそうだったので、預金を保護を広げて、集中を防いだんだよな。
実際に対象を広げた預金保護が発動されたのはまれだったはず。
きちんとした保護システムが健全な競争を生む土台になるって事で
コンテンツ産業の育成を望むなら必要だよね
Re:電子コンテンツに対する財産権をどう考え保護するか問題 (スコア:1)
そこまで踏み込むと行政や立法が手を出しにくいので、業界団体という名の大手連合がガイドライン制定が望ましいのでは。
まあ最大手が参加しそうに無いが
Re: (スコア:0)
> ※同じ大手でもGoogleなどは逆にサービス停止に定評があるから選択できない…。
なるほどApple最低ですね
Re: (スコア:0)
紙の書籍なんかと、ほぼ同じ価格で販売してるわけですし、ツタヤとかのコンテンツレンタル(電子書籍のレンタル含む)業者見るかぎり、販売価格の 1/10から1/20 ぐらいで提供してるようなので、近い価格帯じゃないとレンタルだと言い張るのは現実的には無理じゃないかなぁ。
Re: (スコア:0)
と言うか客に権利を渡したくないと言うだけのためにレンタルだと言い張っても
実態が伴ってないと、条文無効になりそうな…。
Re: (スコア:0)
コンテンツの保護を現在のようなセンター方式ではなく、
ブロックチェーンによる分散方式にすれば良いと思うんですよね。
そうすればコンテンツの不正コピーに対する保護と、
提供元の破綻により利用できなくなる事への保護ができる。
更にはコンテンツの委譲や貸し借りについても対応可能と。
Bitcoinの様にコピーや不正利用されては困るものに利用できるんだから、
コンテンツの保護なんてお茶の子さいさい。
Re: (スコア:0)
電子データをそういう風に保護するのであれば、物理媒体だって実費交換に対応するべきだ、
再販に必要な情報を供託させておけって話もできるな(図書館に献本させてるのがそれに近いか)。
しかし今のところ他に上手い手も出てないので、定額制は妥協点としては悪くないと思う。
こういう時ビジネスを提供する側ばかり対応を迫られることが多いような気がする。
彼らは儲けようとしている側だから当然といえば当然だが、消費者の側だって意識変革を迫られるのは仕方ないだろう。
# LINE MUSICの一部ユーザーのような方向に意識変革されても困る人が増えるだけなんだが
Re: (スコア:0)
・認証された機関に、自社が倒産した場合はDRMを解除するコードを預けておいて、破産時にはシステムの引き継ぎ、あるいは解除を義務づける
PC-GameのStoreの場合、SteamやOriginやUplayの場合は、万が一そうなっても有名所のものはゲフンゲフンするPatchを誰かが作ってくれることでしょう。(他力本願)
GOGは元々DRM-freeなのでそういう問題はありませんね。
Re: (スコア:0)
なんかコンテンツの問題とごっちゃにしてるけど、
これは、有償で売った鍵だの魔法石だのが未使用なうちは、
その代金は売り上げに入れずに保証金として分けて積んでおけよ、って話です。
LINEも、現金で買えるポイントみたいなやつには保証金積んでるんだけど、
そのポイントで買える鍵だのクローバーも同様に扱えと。
Re: (スコア:0)
電子データの財産権って切り口だとごっちゃどころか、無理矢理既存の法律を使って保護していると言う言い方もできるような、深い問題なんですよこれ。
Re: (スコア:0)
いや、だから、「電子データの財産権」の話じゃないから。
Re: (スコア:0)
アイテムという形をとっていますがサービスを受けるためのポイントと同様なアイテムだったからでしょう。
それをあとからゲーム内アイテムに寄せて逃げようとしたのでわかりにくくなった
本件だけなら「ふーん」だけど (スコア:1)
>同社は財務局に対し、問題のアイテムに関する情報を削除した資料を提出していたとして、管理体制の改善も求めたという。
こっちの方が問題として話題になってもよさそうな
どういう経緯でそうなったのかは部外者には分からないけど、かなり悪質なんじゃないですか?これは
文章そのままだとLINEが財務局に改善求めたようにも読めてしまうのがなんともw
一線をこえちゃたか (スコア:0)
LINEだけに
Re: (スコア:0)
あちゃー
これ元ネタはTeam Fortess 2のカギ (スコア:0)
だよね
Re:これ元ネタはTeam Fortess 2のカギ (スコア:1)