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ロボット

米ミシガン州、州全域で自律走行車の本格運行を可能にする法律が成立 24

ストーリー by hylom
普及は進むか 部門より
headless 曰く、

米国・ミシガン州で9日、自律走行車の公道での運行を可能にする4つの法律が成立した(プレスリリースRecode、 法案PDF:SB995SB996SB997SB998)。

これまでミシガン州では許可を得た場合に限り、自律走行車のテストのみが可能となっていたが、今後は本格的な運行が可能となる。自律走行車の運行に必要な安全条件は、テストの許可にあたって必要とされたものと同様のものが適用されるとのこと。自律走行車は人間のドライバーやオペレーターなしでの走行が可能になり、互いに連携して隊列走行する自律走行トラックを個人が運行することも可能となる。

また、自律走行車メーカーは自律走行車の配車サービスネットワーク「SAVEプロジェクト」に参加することができる。SAVEプロジェクトでは、自律走行時に自律走行車に起因する事故が発生した場合の責任は自律走行車メーカーにあると規定されている。自律走行車や自律走行テクノロジーのメーカーは、他人による車両やシステムの改造が行われた場合に免責が認められる。

ただし、SAVEプロジェクトには自律走行車メーカーのみが参加可能であり、主に既存の自動車メーカーが対象となる。GoogleやUberなどは自律走行車メーカーとしての条件を満たさないが、自動車メーカーと提携して車を開発・製造する場合や、車が米運輸省道路交通安全局(NHTSA)に承認された場合には公道でのテストや展開が可能になるとのことだ。

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  • アルファベットが開発中の58台の自動運転車は公道実験の走行距離が220万マイル(約350万キロ)に達したものの、 [wsj.com]
    依然として雪道では不安定な上、通常の走りも交通に支障をきたしかねないほど慎重だ。…

    …ソフトウエアの場合、プログラマーが環境をコントロールできる。
    だが現実の世界は複雑で予測不能だ。最も処理能力の高いコンピューターでさえ、
    あらゆる可能性に備えることはできない。その上、公衆の安全や規制という負担もある。
    IT(情報技術)業界がデジタル世界での成功を物理的な世界で再現できないのも無理はない。

    ネットには度々ドローン配達や自動運転車のデモ動画などがアップされ話題にはなるが、
    そういうのは彼らが言うほど早くには一般社会に出てこないかも、という話。

    • by maia (16220) on 2016年12月14日 0時55分 (#3129537) 日記

      自動運転については、悲観論と楽観論があるようだ。

      Google: 完全自動運転型の自動運転車の開発を事実上の断念 [newsln.jp]

      本命はnVidia!一般道の自動運転を可能にする、その超高速演算能力とは [ancar.jp]

      cm単位の地図はナンセンスと思う。車同士か、共有の道路情報データベースで情報シェアリングすればいい。悲観論といっても、コストや手間がネックなだけで、センサーやチップの問題は、時間の問題という気がする。ネックは、どこまで情報を細部までチェックするのか、どこまで節約していいのか、どこまで予測して車の挙動を決定するのか、設計上のバランスなんだろうと思う。

      親コメント
      • by northern (38088) on 2016年12月14日 10時34分 (#3129693)

        http://www.asahi.com/articles/ASJDG2F1GJDGUHBI00H.html [asahi.com]
        グーグル、自動運転車の開発部門を分社化 実用化を急ぐ

        ちょうどこんな報道が出てた

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          「これ以上は金を出せん。続けたいなら自分で稼げ」ということかな。

      • by Anonymous Coward

        完全自動を目指すならcm単位の地図はどうしても必要。
        Googleの車も雪道は走れないらしいが、ちょっと雨が降れば水たまりができる道なんて日本に山ほどあるよ。
        そして、そういう道は普通自動車でさえすれ違うのが困難だったりする。
        現状の技術レベルだと、脱輪する、立ち往生するのどちらかになる。
        細い道は走れません、雨が降ったら走れませんというのは完全とは言わないのよ。

        • by northern (38088) on 2016年12月14日 10時17分 (#3129683)

          人力だって視界が取れないような霧とかだったら運転できないけどな
          安全に運転できないような状況になったら路肩に止めてハザードになるのも仕方ない
          そんな状況が頻出するなら使えないけど

          cm単位は準天頂衛星の実用化で実現に近づきそう

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          仮に走行しながら周囲を学習し、一度(それこそGoogleカーを)走らせた場所の自動運転用の
          地図が自動的に作成できる技術みたいなのも考えられなくは無いので、cm単位かはともかく
          十分に詳細な地図が安価に作ることは不可能とは言い切れないと思う。(困難ではあるが。)

          しかし仮にどれだけ詳細な地図があっても、現実世界では様々な「ノイズ」がリアルタイムに
          発生するため、常に最新の正しい地図であることが補償されないと走れないようでは完全自動運転は
          おぼつかないのですよ。

          信号故障、道路工事、事故車両や病人や酔っ払い、水溜まりや落下物、陥没事故や地滑り。
          違法駐車に放置自転車やゴミの不法投棄だってあるだろう。
          そう言った様々な障害を検出し、適切に回避するというのは、いかなGoogle様でも簡単なわけがない。

      • by Anonymous Coward

        驚くべき事に「センサーで把握した情報をリアルタイムで超高速処理を行って記録し、 [ancar.jp]
        かつその情報の中から優先度などを自力で学習していく」というもので、いわば初めて走る道でも
        事前にプログラムを受ける事無く、自力で最適と思われるプログラムを作り出します。

        こういう、人間が運転に関わらず、かといってメーカーが自動運転車の振る舞いをあらかじめ
        プログラムしたわけでもなく、自動運転車のAIが学習から自ら「最適と思われる」優先度を決め、
        作り出したアルゴリズムで走って、もし間違いを起こしたら責任は誰がと

      • by Anonymous Coward

        > 悲観論といっても、コストや手間がネックなだけで、センサーやチップの問題は、時間の問題という気がする。

        その「時間」が待てないんでしょうな。
        LiDARの低価格化には 色んな [gigazine.net] ところが [impress.co.jp] 取り組んでいて [atmarkit.co.jp]、
        目途も立ってきているけど、まあそれでもあと4~5年待ちというところ。

        でもせっかちなGoogleにはソフトウェアのプロジェクトと同じぐらいのタイムスケールで
        ラウンチできないと我慢がならないようだ。
        Google Glassもキャンセルしたし、Project ARAしかり、ロボットも開発会社を2,3買ってはみたが、

        • by Anonymous Coward

          むしろ逆で5年優秀な研究者に頑張らせて出来ないならその時ではないと判断してるわけで
          期限を決めてしっかり打ち込んでるように見えるよ?
          むしろ日本のダラダラの方が商業的にはそう大きな利益がすぐ返ってくるようなモノにはならないと思う
          リニアとかあれ多分アメリカなら今から5年もありゃいけるでしょ?長い時間取り組めば偉いってわけでもないし

          • by Anonymous Coward

            > リニアとかあれ多分アメリカなら今から5年もありゃいけるでしょ?長い時間取り組めば偉いってわけでもないし

            日本のマグレブが時間がかかっていたのは、超伝導を安定してキープさせる技術の開発のため。
            超伝導を使わないタイプならドイツがとっくに開発して、中国ですでに走ってるわな。

          • by Anonymous Coward

            収益化までたどり着けないのだから、投資した金はすべて無駄になる。

            Xで一つも収益化までたどり着いたものがないのは、設定する締め切りがそもそも短すぎるか
            目標が無謀すぎる、と考えるのが普通だろう。

    • by Anonymous Coward

      ハード・センサ的な問題点の改善は日本勢が得意だけどソフトはからっきし、そしてアメリカとかは逆と
      これからの産業はより完全なハードとソフトの調和が必要なのでどこの会社も辛いんじゃないかな

      • by Anonymous Coward

        > ハードウエアはもっと複雑だ。試作機の設計、製作、飛行、破壊、再製作、再テストというプロセスを経なければならない。小さな部品
        > 1つ、例えば「エレボン」と呼ばれる動翼をちょっと改良するだけでも数週間かかるとロイ氏は話す。

        問題はここだろう。ハードに入ったWeb屋は大抵「イテレーションが長くて仕事にならない」と言う。ノウハウがないとは言わない。
        日本では「試作レスは机上の空論」という結論が出てしまったが、おそらくGoogleが続けているということは違う結果が出ているんだろう。

        • by Anonymous Coward

          > 日本では「試作レスは机上の空論」という結論が出てしまったが、おそらくGoogleが続けているということは違う結果が出ているんだろう

          いや、記事に書いてある通りGoogleも試作も実験もしてるよ。

        • by Anonymous Coward

          これ以上続けても短期的な収益化は難しいと判断して事実上の断念、だとか何とか。
          Googleらしいといえばそうですね。

          • by Anonymous Coward

            トップにソフトウェア開発の経験しかない人間が座っていると、現実世界との格闘が必要な開発には
            ものすごく時間とお金がかかるというということを理解できずに、短期での締め切りを設定してしまうのかもしれん。

            • by Anonymous Coward

              トップにソフトウェア開発の経験ない人間と書いても同じですな。

              単に開発経験無い上に経験者の意見聞かない人がやることなだけかと。

              >短期での締め切りを設定してしまう

              • by Anonymous Coward

                いや、AlphabetやXのトップはこれまで数々のソフトウェアプロジェクトを達成させてきたのだから、
                「ソフトウェア開発の経験のない人間」からは最もかけ離れた存在だろう。

    • by Anonymous Coward

      > …ソフトウエアの場合、プログラマーが環境をコントロールできる。
       
      おまえ、みずほ案件に派遣されても同じこといえんの?

      • by Anonymous Coward

        それはむしろ、プログラマーにコントロールできる環境を与えなかったせいで失敗した例では…。
        つまり、自動運転は常時みずほ案件状態という可能性も微レ存…?

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