公転周期の非常に長い系外惑星HR 5183 b、細長い楕円軌道が確認される 11
ストーリー by headless
楕円 部門より
楕円 部門より
AC0x01曰く、
木星型の系外惑星「HR 5183 b」が離心率の高い楕円軌道を持つことを示すカリフォルニア工科大学などの研究グループによる研究成果が発表された(論文アブストラクト、 カリフォルニア工科大学のニュース記事、 soraeの記事、 HR 5183 bの軌道を太陽系に重ね合わせた動画)。主星のHR 5183は20年以上にわたって観測されている。10年間は比較的速度が一定していたが、その後急速に加速。2018年には加速が止まり、その後減速していったことから惑星の近点通過が確認されたとのこと。
HR 5183 bは木星の3倍ほどの質量を持つ天体で、巨大なガス惑星とみられている。特徴的なのはその軌道で、公転周期が45年~100年、軌道離心率が0.84の細長い楕円軌道を取る。これを太陽系にあてはめると、近日点が木星の内側、遠日点が海王星の外側となる。本来こうした長い周期を持つ惑星の軌道を知ることは難しいが、今回は2018年に主星に近づき、速度が急変したことで確認されたのだという。
通常の惑星形成で極端な軌道となることは考え難いことから、かつて同クラスの巨大惑星が近くに存在し、それをHR 5183 bが恒星系外に弾き出した結果、このような軌道になったと研究者は推測している。
HR 5183 bの軌道を太陽系に重ね合わせると、近日点で木星の内側、遠日点で海王星の外側を通ることになる
こんな木星が居たら、他の惑星は吹き飛ばされてしまう (スコア:1)
彗星のような楕円軌道で木星の3倍なんて星が駆け抜けてきたら、この星系の惑星は全部こいつに吹っ飛ばされているんだろうなぁ。凄まじい。
いや案外、軌道共鳴に地球型惑星とかが入るかもしれない。
その場合、数十年の極寒の時代が続いた後、数年だけ温暖な星になるのかな。面白そう。
Re: (スコア:0)
むしろ経路にある危険な小惑星や彗星を
掃除してくれているのかもしれん
# 動画の縮尺だと惑星ニアミス度合いがヒヤヒヤものではあるが
Re: (スコア:0)
>星のような楕円軌道で木星の3倍なんて星が駆け抜けてきたら
「妖星ゴラス」みたいな感じですかね。
(あれはどうもよその恒星の成れの果てが太陽系を通りすがりしたみたいだけど)
動画がまぎらわしい (スコア:1)
系外惑星って用語も、太陽系の外にある惑星って説明だけだと準惑星のことかと勘違いしかねないので悩ましい
Re: 動画がまぎらわしい (スコア:2)
動画の上にはそう書いてありますが、確かに紛らわしいですね。リンクテキストを変更し、埋め込み動画にキャプションを付けました。
Re: (スコア:0)
自分も一瞬、未知の巨大惑星発見か?と思ったが
動画見て常識で考えたらあり得ない軌道と大きさだったので
しっかり読み返した
動画が1公転せず10数秒で終わっちゃうのも一役買ってる
ティティウス・ボーデの法則 (スコア:0)
太陽系以外でも見つかったら、すごい発見。
プラネット・ナイン (スコア:0)
これくらいデカいと、いわゆるプラネット・ナインとかの仮説は組み直しなの?
それとも、これこそが惑星Xの本命とか?
Re: (スコア:0)
系外惑星
Re: (スコア:0)
プラネット・テンがプラネット・ナインになることを2006年以前に予言できずにしれっと言い換えてるようなのは聞くにも値しない
Re: (スコア:0)
ストーリーでリンクされてるsoraeの記事より
木星の3倍ほどの重さを持つ「HR 5183 b」が見つかったのは「おとめ座」の方向およそ100光年先にある恒星「HR 5183」です。
// この部分はストーリーに含めた方が良かったと思う。