Pixivで「現代アート」祭り勃発 6
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
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イラスト投稿SNS「Pixiv」で、「現代アート」というタグが付けられた「作品」が大量に投稿されている。(ピクシブ百科事典: 現代アート (下の方に閲覧数のグラフあり), タグ: 現代アート)
この祭りは、「他人の画像を使ったコラージュ作品」を2つ同時にPixiv事務局に通報したことが発端となった。
2つ同時に通報したが、一方の作品のみアカウント停止されて他方はそのまま停止されなかった。
停止されなかった方の作品は「嘘君の好きな画像コア」で、これは「カオス*ラウンジ」に所属する梅沢和木(梅ラボ)氏の作品である。
Pixiv社長である片桐孝憲氏が、美術手帳紙上でカオスラウンジと座談会を行ったり、カオスラウンジのイベントについてtwitterで言及したりと支援する姿勢を見せていることから、Pixivが恣意的に運営されているのではないかとの批判が出たところ、停止されていたアカウントが復活された。
即ち、コラージュ作品はBAN対象に当たらないとの判断がPixiv事務局から示されたことで、コラージュ作品の大量投稿が始まった。
しかしその後、「現代アート」であってもBANされる作品も出てきており、Pixiv事務局には再度BAN基準の表明が求められている。
みかん理事氏が公開したPixiv事務局からの回答によると、「著作権者からの報告」を元に対応するとなっているが、「カオス*ラウンジ宣言」として「ネット上に公開された物はすべて素材である」と表明しているカオス*ラウンジの面々を素材として使用した作品をBANするのは著作権者の意思を無視する行動ではないだろうか?
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うそくんは抜きで (スコア:1)
藤城嘘 [twitter.com]「私も私の肖像権を侵害している作品は不快なので一般的な削除依頼をさせていただきます。それと別の問題のコラージュについての見解は以前以下に書きましたので読んでいただければ幸いです。 [twitter.com] http://d.hatena.ne.jp/lie_fujishiro/ [hatena.ne.jp]」
そのようなご意見をお持ちの方がなぜ他人の顔をコラージュしたものを作品として発表できるのか。現代アートとは難しいものですね。
Chaos*Lounge "The new nature" Withdrawal the 1st day. [flickr.com]
藤城嘘 [twitter.com]「なんか私の写真がコラ素材?になっているという噂を聞いたりするので、私が農業に勤しむコラでもお願いしたいね。 [twitter.com]」
# SlashDot Light [takeash.net] やってます。
Re:うそくんは抜きで (スコア:1)
現代アートにおいて肖像権の問題や著作権の問題は非常にホットな話題であると思います。
殆どの場合解決にはケースバイケースであると思いますが、おそらく多くの場合コラージュは表現の自由という形でOKだと思います。
むしろアプロープリエーションをやる作家に比べればコラージュ程度であれば現代アートにおいて驚くほどのことはありません。
ただ現代アートの表現は完全に肖像権や著作権の問題をクリアしているかと言えばそうではないと思います。
しかしながら現実としては裁判費用やアーテストの資産を考えると裁判をしたところでメリットがないので訴訟にまで行かない場合が多いと思います。
逆に言えばもしもコラージュ等をやったアーティストが金持ちだった場合は裁判になることはよくあります。
著作権関係で代表的な例で行くとダミアン・ハーストやジェフ・クーンズ。リンク先の文でも出ていたウォーホールあたりですかね。
肖像権ではバーバラ・クールガあたりが有名ではないでしょうか。
裁判の結果もいろいろですね、ちなみにダミアン・ハーストやジェフ・クーンズは芸術関係の収入ランク世界一位とニ位ですね。
気になる場合はアプロープリエーションやシェリー・レヴィーンやリチャード・プリンスあたりのキーワードを検索してみるといいと思います。
ついでにですが日本では赤瀬川原平の千円札裁判というものもあります。ちなみにこちらは有罪判決が出ていたと思います。
Re:うそくんは抜きで (スコア:1)
「例え裁判で有罪になろうともこのやり方でなければ表現できないものがあるからやるんだ!」って強い意志が感じられるならば
感情的には受け入れられないけど、納得できないことはないんですけどねぇ。
いざ自分がコラージュ対象になったら肖像権侵害で訴えると騒いでみたり、匿名掲示板で「通報したって企業は動かないから無駄だ!通報するな!」って
必死に言い張ってみたりと、どうにも見苦しいところが目立ってる。
そして出てくる「作品」といえばネットで見かけたもの取捨選択なく手当たり次第にごちゃごちゃ貼り付けただけ [fc2.com]、
あるいは元絵をネットで拾ってきてインクジェットプリンタで出力し水を掛けて滲ませただけ [hidari-zingaro.jp]、
中古同人誌を買ってきて破り床にばら撒くだけ [ldblog.jp]と、どうにもちゃちさと悪意しか感じられない。
カオスラウンジはアートを見る目が無いからだと言うんだろうけど、これらに何か価値があると言わされるより
アートの分からん無粋者呼ばわりされる方がマシだと思うわけです。
# SlashDot Light [takeash.net] やってます。
Re:うそくんは抜きで (スコア:1)
いえいえ、ごもっともな意見だと思います。
私もアートについて勉強しておりますが学べば学ぶほどクソだと思うアートに出会います。
“ネットで見かけたもの取捨選択なく手当たり次第にごちゃごちゃ貼り付けただけ、
あるいは元絵をネットで拾ってきてインクジェットプリンタで出力し水を掛けて滲ませただけ、
中古同人誌を買ってきて破り床にばら撒くだけ”
悪意かどうかはともあれ美術史のカラクリってやつですかね。案外こういった表現の方が批評家にとっては批評しやすいですから評価が高くなることについては驚くことはありません。
世界一の高値(160億円位)がつくくらいの絵を作るジャクソン・ポロックを支える技法や言論もぶっちゃけ「インクジェットプリンタで出力し水を掛けて滲ませただけ」と一緒と言っても過言ではありません。
村上隆がアートの地獄を見るまでアートをしなければ意味が無いということをよく言われますが私はこういうことだと解釈しております。実際にアートやると糞な世界だなーと思いつつ自己表現を探すという自己矛盾を抱えながらそれによって食っていくしかないですから。
ピクシブ百科事典「現代アート」 (スコア:1)
ピクシブ百科事典「現代アート [pixiv.net]」が現在閲覧できないので、代わりに閲覧数のスクリーンショット [pixiv.net]にリンク。
nopage [pixiv.net], 現代あーと [pixiv.net]も併せて参照のこと。
# SlashDot Light [takeash.net] やってます。
Re:ピクシブ百科事典「現代アート」 (スコア:1)
アートなら運営も無断転載とか許すらしい [pixiv.net]
# SlashDot Light [takeash.net] やってます。