強いデザイン性を盛り込んでスタイルと技術の有り方に新風を巻き起こした INFOBAR 発売から約一年、 au design project 第3弾として発表されていた「Talby」が、この度実機公開されました。 これで先に発表済みの DoCoMo 、 Vodafone の端末と合わせ３大キャリアの年末商戦向けコンセプト端末が出揃った形です。頭打ちと言われるケータイ市場の次の金の卵を探して各キャリアとも個性派端末に関して様々なアプローチを取り始めているようですが、海の向こうでも宝石をあしらった端末等、コモディティ化した市場の切り札として同様の動きが広まりを見せているようです。
iPod mini の流行等、とかく近年身に付けるデジタル機器には基本機能と同位か、それより重要な物としてスタイルやファッション性等が求められるようになってきた印象があります。 家電屋さんを見ても、昔よりデザインを意識した設計の製品が増えてきました。まだまだ見てくれか技術スペックのどちらかに偏った製品の方が多いようですが、意識は確実に変わってきている印象を受けます。
ギーク道最先端の未来派野郎なスラド諸氏はデジタルアクセサリの普及率も高そうな気がしますが、身に付ける ガジェットをコーディネートする時一番意識するのはデザイン？それともスペック？ オススメグッズ情報等も合わせてお聞きしたいです。

本家のトピックでも報じられていますが、まだのようなのでタレこみまス。 Internet Watch 他によると、米特許商標庁が、米国の非営利団体 Public Patent Foundation(PUBPAT) の特許取り消し要請に応じて、同特許を無効であるとして宣言したと同団体がプレスリリースで発表しました。 まだ Microsoft はこれに反訴する機会を与えられていますが、これで同特許が無効とされる見込みが一段と強くなった形です。
記事内で「この手の特許をライセンスする企業が、返金に関する条項も取り込んでいる事を願うよ。お金を返してもらえるようにね」と PUBPAT の Dan Ravicher 氏は語っています。
EFF の Patent Busting Project 等、同様の試みが今後どのような成果をあげるか、楽しみになってきますね。
氾濫する特許問題関連の今後に一石を投じるニュースです。

The Inquirer の記事によりますと英国のテレビCM審査団体ITCがPowerMacG5 CM中の「世界最速のパーソナルコンピュータ」なる謳い文句は、真実とするには十分な証拠は無く、また視聴者に誤解を招く物であるとしてこのCMを放映禁止にする処分を行いました。これによりアップルは、「世界最速」の部分を削ったバージョンを作らない限り同CMの英国での放映はできない事になります。
この決定の前にITCはアップルにその主張が正しい事を裏付ける証拠の提出を求めましたが、最終的にITC側の専門家の見解は「G5は、良くて最新型のインテル搭載のワークステーションと同程度の性能」となり、また用途やベンチ手法によっても多分に異なる結果が出る以上G5が世界最速というのは必ずしも事実では無い、として最終決定に至りました。

いやタレコミ人もG5欲しいんですよ。PB待ち中なだけで。 Exposeとか速さ以外にも良い所いっぱいあるんだからへたに処理速度べったりの広告なんかに戻るのは止めてまたそれ以外の部分を上手く使うアップルに戻って欲しいなあ。

本家を含め既に各所で物議を醸していますが、八つ目のハロウィーン文書がエリック・レイモンドのコメント付きで公開されています。 日本政府のOSS採用検討中の報を含め、世界規模で広がるOSSムーブメントが、特にLinuxとOpenOfficeというOSとオフィススウィートのモノポリーを脅かす存在がいかにマイクロソフトを揺るがしているか、そしてそれに対処する為の体制作りが進んでいる事が感じられる内容となっており興味深いです。

過去にリージョン解除用プレステMODチップやマルチリージョンDVDプレイヤが合法であるとして、洋楽洋画に洋ゲーファン達の期待を背に受けてきたオーストラリアの消費者ウォッチドッグ団体ACCCが、ついにDVD等のリージョン管理システム自体が違法である物として現在調査中との事です。ACCSのプレスリリースには リージョン管理がメーカーの主張する違法コピー対策目的には使われていない事、よって(現在係争中のプレステRPCモッドチップについて)ソニーの主張は無効であるとする主張、DVDフォーラムメンバらによる「談合」が反トラスト法違反の可能性がある事、等が記され、DVDやゲームに限らずソフトウェア等にも国境を越えたフリートレードを推進していくとの同団体のスタンスも明確にされています。 現在EUにおいても同様の調査が行われているとの報もあり、輸入物ソフト好きとしては今後どうなるか実に楽しみです。

The Inquirerの記事で知ったのですが、ロイター通信の報道した所によると(リンク先は台北時報)役15年前の1987年に、電通大教授Kazuo Yamafuji氏により「ジンジャー」ことSegway Human Transporterによく似た特許が申請され、1996年にグラントされていたそうです。 人間を運ぶ事を前提としていないという部分で大きな違いはあるのですがタイヤが平行して配置されている点やバランス制御等多くの部分が類似しており、これが今後のSegway社の、特に日本での展開に何か影響を及ぼすのか、注目される所です。
最も記事中、Yamafuji氏自身は「これに対して争う気は無い、ただこの発明の事が知られないままでいる事は私と私の大学に対してフェアでない」「是非(ジンジャー発明者の)カーメン氏とお会いしてアイデアを分かち合いたい。もし彼が我々が先だったと認めるなら1ドルで特許権を譲っても良い」「金では無くプライドの問題」など発明家らしいコメントをしているのですが...

本家からですが、Newscientistの記事によると英国HPの研究者達が無線デバイスによって得るクラバーのバイオフィードバックに反応して自動的に音楽を育成/選択する人工知能を開発したそうです。
ジェネレイティブミュージックには多くの可能性を感じますし FinalScratch等DJやパフォーマ向けソフトはこれからもどんどん登場するとは思いますがなんとなく怖い物を感じるのは俺だけかな？
かつて電子楽器が音楽から温かみを盗んだ犯罪者と呼ばれたように人工知能もまずは冷たい洗礼を受けるのだろうか？
なおこれを活用した面白い試みとして夜の終わりに自分が最も強く反応した曲を集めたCDを配布したり等といった事も論じられています。

Tom's Hardware Guide(ThG)でショッキングなビデオが公開されて以来、本家や国内外のPCサイトを一層賑わせてきた アスロンの「焼き鳥」問題ですが、これに対しAMDからの正式見解、及び パロミノ、モーガンに内臓されたサーマルダイオードの詳しい解説等がTHGに掲載されました。
ですが時を同じくしてAMDZONEにTHGとは異なる結果を示したビデオ(P4異常停止)が掲載されたりして、この問題、特にP4との比較論、まだまだ波乱を呼びそうです。

AMDの見解を要約しますと「稼動中のCPUからシンクを外すのは走行中の車からラジエータを引き剥がすような行為。実際過去出荷された数千万に及ぶアスロンマシンから正しく装着されたシンクが稼動中に外れた事故は一度も無い。だがさらなる安全性を求めるユーザの声に答えてサーマルダイオードを新コアには搭載した。これを利用するにはマザーボード側に若干の追加回路が必要でそれを備えたマザーボードは現在Fujitsu-Siemensから発表されているもののみ。この機能を搭載するかは各メーカー次第」との事。 記事中にはギガバイト製のマザーに追加回路を付けて規定温度を超えるとシステムを自動停止させるデモも行われており、THGでは消費者に次のマザーボード選択時にはこの機能の有無も考慮する事を推奨しています。

The Inquirerによりますと、AMDは、現在捜査中のEC圏におけるインテル独禁法訴訟(この件はAMD,VIAの2社が共同で提訴)に関連して米カリフォルニアにて、Intel-Intergraph訴訟(クリッパー訴訟かPIC訴訟なのかは明記されていません)の情報公開を求めた訴訟を起こしました。
これに対しインテルは、AMDはEC連合の調査に干渉する立場に無い以上、請求は無効。また米国においてはこの行為自体が違法であるとしてこれに真っ向から争う構えを見せています。
これがどうEC独禁法と絡んでくるのかまだ不明ですが何とも気になる動きです。

本家からですが、NewScientist報じる所によると空気で膨らませるスピーカーを 「ひらべったい」スピーカ等でもお馴染み英NXT社が開発。ライセンシーより11月から市販開始だそうです。 技術的な事はあまり詳しく書いてないのですけど既に英国の展示会では結構な人気だったそうで。
今のところデスク向け据え置き型だけのようだけど、今後どんなふわふわスピーカーが出てくるのでしょうな