Artane.の日記: 「きずな」からメール。
http://srad.jp/it/article.pl?sid=08/12/08/0215214 続報。
インターネット衛星「きずな」を経由したメール配送実験のメールが来たので早速ヘッダを調べてみた。
# 以下、当たり障りない部分以外は伏せ字で失礼。
(上は略)
Received: from tkcs59.jaxamail (unknown [10.16.32.126])
by tkes52.tksc.jaxa.jp with ESMTP id 0052647006A
for ;
Wed, 24 Dec 2008 13:44:08 +0900 (JST)
Received: from dam02.s.tksc.jaxa.jp (name/addr suppressed)
by tkcs59.jaxamail with ESMTP id AE8FC23AF59
for ;
Wed, 24 Dec 2008 13:44:08 +0900 (JST)
Received: from TV0155 ([10.22.0.6])
by dam02.s.tksc.jaxa.jp with ESMTP id mBO4YIl0028010
for ; Wed, 24 Dec 2008 13:43:49 +0900 (JST)
(envelope-from fromkizuna@jaxa.jp)
(下は略)
をや?真ん中の経路のtkcs59.jaxamail とは独自ドメインで、アドレスなしっつーことは非IPなサーバか
…ついでに言うと、地上の二端にはプライベートアドレスが割り振られてる。
ということは、あくまでもJAXAの(広域)LANの中でメールを流す実験がされて、そのアウトプットを外向けのSMTPサーバに渡していると見て間違いない。
# もう少しマルチプルにやってるとおもったのでちと残念。
件のトピックにぶら下げたレスで書いたように、「きずな」にはATM交換機が内蔵されていて、メールのような蓄積型のサービスについてどうやって遅延処理をやってるか?
ぶっちゃけて言えば、スプーリング可能なプロトコルのアプリケーション層が衛星内に実装されていてもおかしくない、実装されていなくてもおかしくない。と言うアレだったのですが…このtkcs59.jaxamailとは一体?
別にメール配送はIPベースでやらなくてもいい。ということで、遅延配送用にわざわざメール配送システムを交換機内部にビルトインで構築してるのか??
それとも、今回の実験の真の目的は、ATM交換網内部にアプリケーション層を構築して、その実効性とアプリケーション処理部の信頼性を実証する。と言うあたりなのだろうか?
後者臭いけど謎は深まる…
「きずな」からメール。 More ログイン