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Miyakawaのコメント: Re:軍事研究には期待しない (スコア 1) 122

by Miyakawa (#3127658) ネタ元: 関西大学、軍事研究を禁止

だが、軍事に関する講義が一つも存在しない研究はおかしい。

このニュースは「軍事目的を前提とする研究助成金を受け取らないことを決めた」ことに関するものです。「軍事に関する講義をしない」ことを決めたわけではありません。

大学の教養課程で軍事関係の授業は欲しかったし

私が大学時代に受けた中では、国際関係論・政治学・近代史の講義は、軍事が主要なテーマのひとつでした。というかむしろ、これら領域で軍事を扱わない講義・研究は考えづらいです。

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Miyakawaのコメント: Re:春日? (スコア 1) 115

秋葉原は水道橋や飯田橋、春日、白山などと同じ9.8%

ではなく、「秋葉原は水道橋や飯田橋、春日、白山と合わせて9.8%」のようです。女性の第3位、男性の第4位が同率で上下に並べられているのに対して、「3位は秋葉原、水道橋、飯田橋、春日、白山(以下、「秋葉原」と略します)」と記載されていることから判断しました。

※三軒茶屋、下北沢、明大前、下高井戸を合わせて「三軒茶屋」と呼んでるようなもので、あんま意味ないと思いました。

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Miyakawaのコメント: Re:「女性枠」は果たして平等と言えるのか (スコア 2) 54

機会も法もすでにほぼ均等ではないか?

機会が均等ではないことを示唆する事例として、女性のポスドク研究者は好意的な推薦状を得られる可能性が低いことが明らかになっています。

同記事では、この段階でのバイアスが、以降のポストにおける不均衡に大きな影響を与えていることが示唆されています。

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Miyakawaのコメント: Re:「新しい500ルピー紙幣および2000ルピー紙幣」発行か (スコア 1) 70

日本なら旧券も新券同様に使えるようにするところですが、(略)

今の日本ならそのとおりですが(しばらくは、たぶん)、1946年の日本政府は、インフレ抑制のために預金封鎖&新円切替&1ヶ月弱での旧円流通停止・交換停止をやってのけています。

12950928 comment

Miyakawaのコメント: Re:怪文書なのか「ヤバい経済学」なのか (スコア 3, 参考になる) 101

今まで平均30点しか取れずに赤点だった生徒が、テストの時に何故か頻繁にトイレに行って、しかもその時だけ「人が変わったように」90点の点数をとって学年一位になっちゃったような感じ?

三浦九段の実力は折り紙つきで、誰も疑う者はないトップ棋士です。将棋ソフトがおもちゃレベルだった90年代に当時の羽生七冠を破ってタイトルを取っていますし、その後も高いレベルでコンスタントに活躍して、離席・チートがほぼ不可能な早指し棋戦で昨年・今年と優勝・準優勝しています。いわばこの20年にわたって平均90点を取っている超優等生です。

だからこそ大騒動になっているわけです。

12916611 comment

Miyakawaのコメント: Re:定着しないと思うが (スコア 2) 40

そもそもRMSの思想は、悪意を持った者に対して無力な理想論です。

フリーソフトウェアの思想からして、知的財産の盗用に耐えられるものではないし。

1. ソフトウェアが自由であるべきだという「理想」を持つ人たちが、悪意を持った者に対して突きつけるための実際的な武器として、FSF/GNUプロジェクトはコピーレフトのライセンスを活用しています。RMSはこれを「実際的な理想主義」と呼んでいます。参照: コピーレフト: 実際的な理想主義

2. この文脈では「知的財産」ではなく「著作権」と言うべきでしょう。ただし、1のとおり、ソフトウェアの自由な利用を守るための武器としてコピーレフトのライセンスが存在しており、それがFSF/GNUプロジェクトの活動の1つの主眼でもあるわけですから、「知的財産の盗用に耐えられるものではない」という主張は妥当でないと思います。ちなみに、RMSは「知的財産」という用語自体を、一種の偽概念として批判しています。参照: Did You Say “Intellectual Property”? It's a Seductive Mirage

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Miyakawaのコメント: Re:バチカン市国の人口は826人か (スコア 2) 65

笠原十九司『南京事件』(pp. 220-221)の推計によれば、南京攻略戦開始時点で、南京市(城区内)の市民は40-50万人、南京特別市内で城区外の市民は150万人、加えて中国軍の軍人軍属が合わせて15万人とのことです。

これに対して、南京事件の死者総数の有力な推計値の内、もっとも大きなものでも、これらの合計値を超えるものは聞いた事がありません(笠原同書の推計値は10万-20万人)。

「南京では人口よりはるかに多くの人間が虐殺された」とは、何かの勘違いではないでしょうか。

12816114 comment

Miyakawaのコメント: どっちも大いに使われている (スコア 5, 参考になる) 209

ビッグネームのソフトウェアを見れば、どちらも大いに使われている、と言って良いのではないかと思います。

Ruby:

  • Ruby on Rails (ウェブアプリケーションフレームワーク)
  • Puppet, Chef (設定管理)
  • Vagrant (VM構築支援)
  • Sensu (監視)
  • Fluentd (ログ収集)

Python:

  • Django (ウェブアプリケーションフレームワーク)
  • Mercurial (バージョン管理)
  • Ansible (設定管理)
  • Yum (パッケージ管理)
  • NumPy, SciPy, Pandas (統計・科学技術計算)
  • Chainer, Tensorflow (Deep Learning)

現時点でPythonの方がメジャーだし、もうしばらく差は広がりそうですが。

12812095 comment

Miyakawaのコメント: Re:根本は (スコア 1) 40

念のため、いくつかの対立軸について雑駁に整理します。

フリーソフトウェア 対 オープンソース・ソフトウェア:

定義の文面は違えど実質的には同じものであり、「使用、配布、改変、改変物の配布が自由にできること」がその主な内容です。

フリーソフトウェア運動 対 オープンソース運動:

フリーソフトウェア運動はソフトウェアにおける自由を推し進める運動であり、主要なアクターはFSF、その設立者であるRMSです。これに対してオープンソース運動は、自由なソフトウェアの技術的な優位性に力点を置いた運動であり、主要なアクターはOSIです。

オープンソース運動はフリーソフトウェア運動の分派とみなすことができます。RMSはオープンソース運動を、自由を軽視するものであるとして批判しています。

コピーレフト 対 permissive:

改変物がフリーソフトウェアあるいはオープンソースであることを要求する配布形態がコピーレフトであり、改変物が非自由であることを許容する配布形態がpermissiveです。フリーソフトウェア=オープンソースのライセンスのうち、コピーレフトな物にはGPL, LGPL, AGPLなどがあり、permissiveな物にはBSDライセンス、MITライセンス、Apacheライセンスなどがあります。

RMSは自由を推し進めるための武器として、コピーレフトの重要性を主張しています。このため、FSFが推進するGNUプロジェクトでは、主としてコピーレフトライセンスであるGPLが採用されています。

12812049 comment

Miyakawaのコメント: Re:根本は (スコア 1) 40

もちろんRMSはソフトウェアを使う自由のためにコピーレフトが重要だと主張しています。

しかし、GNUプロジェクトはコピーレフトでないライセンスをフリーソフトウェアと認めていますし(*1)、GNUプロジェクトは実際にコピーレフトでないライセンスをフリーソフトウェアライセンスとしてリストアップしています(*2)。したがって「mitライセンスを非自由ソフトウェアとして批判している」は誤りです。

*1について。What is free software?よりGNUによるフリーソフトウェアライセンスの定義の一部を引用します。

Freedom 3 (引用車註: 改変物を配布する自由)は、フリーソフトウェアを改変して、それをリリースする自由です。フリーライセンスは他のリリース方法を許容することもできます。つまり、フリーライセンスはコピーレフトライセンスでなくても構いません。ただし、改変されたバージョンが非自由であることを要求するライセンスはフリーライセンスではありません。

*2については、Various Licenses and Comments about Themの中で、“permisive”とされているものを見てください。

12812000 comment

Miyakawaのコメント: Re:根本は (スコア 1) 40

フリーソフトを言い出したストールマンはOpen Source Initiativeがオープンソースと定義しているmitライセンスを非自由ソフトウェアとして批判している。

GNUは(≒RMSは)MITライセンス(X 11ライセンス)をフリーソフトウェアライセンスのひとつに数えていますし、「小さなプログラムのための優れたライセンス」とまで言っています。したがって「mitライセンスを非自由ソフトウェアとして批判している」は誤りです。

フリーソフトウェアの定義は、MITライセンスのようにコピーレフトでないpermissiveなライセンスを排除しません。

RMSが批判しているのはオープンソース「運動」であって、オープンソース・ソフトウェアあるいはライセンスではありません。オープンソースの定義そのものはフリーソフトウェアの定義と実質的にほとんど同等です(看板を付け替えたものなのだから当たり前ですが)。

12811133 comment

Miyakawaのコメント: Re:根本は (スコア 1) 40

その定義はOpen Source Initiativeによるオープンソースの定義に過ぎないんだよね。

SOS FundはMozilla Open Source Support (MOSS)の一環ですが、そのMOSSはOSIの定義を “Open Source” として明示的に参照しています。したがって、本ストーリーに関する限り、基本的にはOSIの用語法にもとづいて「オープンソース」の語を使うのが妥当かと思います。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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