NightWalkerの日記： モデ権きた 2
日記 by
NightWalker
1号炉の天井が吹き飛んだ後、東京電力の記者会見をustreamで見ていた。
冷静に淡々と報告する広報と、罵声を浴びせるマスコミの咬み合わない様を呆然と見ていた気がする。
鬼の首を取ったようなジャーナリストは、スキャンダルか何かと勘違いをしている。激しい温度差を感じた。
必死に行われていた電源復旧工事が遅々として進まぬのも、津波の威力を見た後では仕方が無い。
早く復旧して欲しい、しかし原発の現場では大きな余震が頻発し、津波の瓦礫を乗り越えて現場に行くのだ。
異常な環境での必死な作業を、震災のショックで呆然と腑抜けた俺は心の底で応援していた。
しかし、現場はそれどころではない、想像を超えた状態だったようだ。
靴が溶ける？よくも鉄がそのままの形を保っていたものだ。
これはベントの作業中だというのだから、菅総理がヘリで到着した場所から数100m離れた所は
想像を絶する地獄だった事になる。
ベントをわざと遅らせたんだろうという話も、今となってはリアリティがない。
そういえば。。。
東京電力の原子力トップだった武藤氏の、生気の抜けた状態も今なら理解できる気がする。
事故直後からヘリで駆けつけ、本社責任者として地獄の1週間を現場で過ごした後ならば
態度がどうこう言う事に価値なんて感じなくなって当然だろう。
今回のような作業員の証言は、あまり出てこないような気がする。
東京電力を美化する方向の話は出てきても叩かれるだけだし
すごい熱で近づけないという話も「だから原発は危険だ」と直結されてしまう。
福島の真実は封殺されてしまいかねない岐路に立っている気がする。
顔なでた爆風、必死に逃げた フクシマ５０作業員語る (スコア:0)
> すごい熱で近づけないという話も「だから原発は危険だ」と直結されてしまう。
> 福島の真実は封殺されてしまいかねない岐路に立っている気がする。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201110030656.html [asahi.com]
危険だったことを伝えずして、原発を推進しようなんてムシが良すぎるぜ。
Re:顔なでた爆風、必死に逃げた フクシマ５０作業員語る (スコア:1)
情報サンクスです。
感情論を廃して技術論だけで検証してみる価値は高いと思いますが
全てにおいて感情バイアスがかかっていて、真実・事実がわかりにくくなっていると思います。
# 感情が先走るのは仕方がないし、当然だと思いますけどね
技術的検証がしっかり出来た後に、感情やら世論を含めて政治的な判断をすればいいだけ。
もっとも、そんな判断ができる政治家が日本に居ると思えませんけども。