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TarZの日記: 誤差許容プログラミング EnerJ(の評価版)公開…ん? このCRAPLってライセンスはなんぞ?

日記 by TarZ

 6月の 誤差を許容することで劇的な省電力を目指すコンピューティング で取り上げた EnerJ だが、製作途中のものではあるが公開されたようだ。

EnerJ

 もちろんハードが対応していないので、今のところは通常データと近似データの分離しか実装されていない。(近似データを信頼性の低いハードウェアに割り当てるようなランタイムが含まれているわけではない)
 つまり、近似アルゴリズムのプログラムしか意味がない。とはいえ、コードを書くことはできるし、とりあえずサンプルソース見るだけでも EnerJ の雰囲気はわかる。

 ところで、EnerJ は CRAPL--the Community Research and Academic Programming License というライセンスで公開されているが、これは初めて見るな。学術関係者向けのオープンソースライセンスなのか。どんなライセンスなのかな…どれどれ。

  • 学術関係のソフトウェアでは、締切などの都合もあり、Perl Golfだのハードコードされた変数だの、汚いコードが蔓延っている。ドキュメントがそろってないのも当たり前。
  • お世辞にも、作者が誇りに思えるシロモノとは言えない。そのせいで、研究者はコード公表をためらう面があるのではないか。
  • しかし、学問のためには汚いコードだろうと、そのまま公開されるべきだ。
  • だから、コード読むほうは文句を言わずに読みやがれ。そして、学生や研究者が、大切な時間を割かずに済むようにしろ。

If you're an academic, the CRAPL is an excuse to convert ugly software into good karma.

 うはは! いや、これはこれで面白い! ライセンスのドキュメント THE CRAPL は今のところ v0 BETA 1 だが必見だろコレ。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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