ca-ttyの日記: NX3 を修理するまで…空白の5ヶ月間
前回の日記に引き続き、近況報告的な話です。 本物の日記のメモを書き直したら読み物になるかと試みて失敗したもので、特に面白かったり役に立ったりはしないので、皆さん時間を大切に使ってください。 この駄文を書き終え、もっと簡潔にまとめられるなと思ったけど、そうする時間が惜しいので私もしないでおく。
NX3 の液晶を壊してからはサーバとゲーム用 windows 機を使っていた。 秋葉のジャンク屋にメモリ16GB積めるレッツノートが2万切る価格で並ぶまでは新しく買わずにしのごうと考えていた。 しかし6月に入り、凄まじい暑さにデスクトップ機の前にいるのが厳しくなってきた。 またゲーム用 win 機はシューティングゲームの遅延対策のため Win7 のまま止めている関係で、保安上の問題がなくかつローカルだけで完結する作業しかできないという問題もあった。
そこで他に動くノートがそのへんに転がってないかと見回してみた。 netbook が4基ほどあるが、これらは非力な上に全て電池が死んでいる。 他に何かないかと地層を発掘していたところ、見に覚えのない新品の macbook と portabook が出土した。 まず macbook 使うくらいなら netbook 使うほうがマシなので、こいつはゴッドハンドよろしく地層に再び埋設処理した。日本の考古学が変わるぞ! …で、portabook を試すことにした。 netbook と同じ atom だが、後発なので他よりマシな可能性があるし、少なくとも電池は死んでいない。
portabook については少し前の日記で書いたとおりなのだが、若干追記がある。 win10 で使うために debian11 が入ったフラッシュメモリを外し、使い終わったあとフラッシュメモリを装着して起動したところ、grub2 の環境が破壊された。 中を見たらファイルが大量に消滅していた。
起動優先順位の最高位をフラッシュメモリに設定していたので、再装着すれば元のように起動するだろうと安易に考えていたのだけど、外したことでプライオリティの選択から脱落したのかもしれない。 で、bios に残っていた、過去に試した ubuntu18 や debian10 のエントリが選択されて壊れたのではないか。 エントリの残骸どうやって消すんぬ? あるいは単に熱で sandisk ultra fit が良くない状況に陥ったのやもしれぬ。
ここで grub2 を手で修復するか、本体から win10 を削除し、もう一度 Debian11 を入れるべきか考えた。めどい!めどすぎる! 何か他に使えそうな機材はないか… intel compute stick!!!!… は portabook のストレージを 32GB から 8GB に、メモリを 1GB に弱体化したもので、中身ほぼ同じ! dell の win8.1 タブレット! も調べたらこれ中身同じだ! intel と atom が大好きな人みたい!
…んで存在を思い出したのが intel NUC である。また intel 純正か。 3世代目の i3 でハイパワーとはいえないものの、atom のように非力さに悩まされるほどではないし、無線関係の素性も良かった記憶がある。 小さな液晶があればノート的に使えるのではないか。
気の利いた最近のモバイルモニタ的なものは持っていないのだが、自作の粗末な小型モニタはあった。 iPad の液晶パネルに制御基板をつけたものである。 柔軟性のある樹脂製の iPad ケースをフレームにしてパネルと基盤を固定し、足をつけた手作り感溢れる代物だ。 DP, DisplayPort しか入力がないのだが、件の NUC には DP の上位互換である ThunderBolt が搭載されていた。 これを使えないかと思ったのである。
んで苦労して NUC を発掘し、続いてモニタも発掘したのだが、モニタの方は経年変化により樹脂ケース部分がでろんでろんに溶けてしまっていた。 分解してケースはステ、かわりに素麺が入っていた木箱を木工スキルを用いて加工し、パネルと基盤を固定した。 台座はカメラの三脚を使うことにして、木箱のフレームをボルトで止める設計とした…のだが、UNC のインチボルトが売ってねえ… 行動範囲内にあるホームセンターを2件まわってみたのだがなかった。 店員さんに聞いたら「ハァ?」みたいにちいかわのウサギみたいに鼻で笑われた。そこになければないですねー! ちなみにネジの西川店頭にも見当たらなかった。 結局足はあきらめ、池屋のタブレット台とカマボコ板、ダクトテープで雑にしあげた。
本題の NUC をレストアに入ろう。 購入以来こいつを放置していたのは、当時 TB/DP 出力がうまくいかず、しかもそもそも NUC が必要なかったという事情による。 一時的にでかい HDMI モニタを出してきて、安定的に DP 側をプライマリにできればと考え、実践してみた。
そして当時なぜ断念したのかを思い出した。 HDMI と TB mini 端子が近すぎて物理的に干渉するのだ。 同時に両方つないでどっちかに BIOS 画面が出るだろ、みたいな力技が使えない。 しかも BIOS が暴れ馬のようで、設定画面に入れなくなったり、入れてるのかわからない、入れてるっぽいけど画面に映らねえ、入れても DP をプライマリにできねえ、セカンダリにはできるのかもしれないけど同時に繋げないからわからん… みたいな。
ちなみに現在では干渉しなさそうな DP mini ケーブルが存在するのだが、徒歩で千石に行って辛うじて現実的な値段で買えるくらいで、通販の値段で送料も考慮すると、CF-SX か NX の出物でも買ったほうがマシになってしまう。
BIOS が暴れ馬だったのも記憶通りなのだけど、当時はこれが最新だったけど、今なら新しいのが出てるのではないか、ということに思い至り、サイトを見に行ったところ、あった。 ひどい文章だが、続ける。 BIOS を最新にアップデートしてみたのだが、見事に起動しなくなった。 LED の点滅からメモリエラーらしいということがわかったが、 お前さっきまでそのメモリで動いてただろ! 何すました顔で LED 光らせてんだ!
メモリはちゃんとした micron の 2GB x2 で、動作のあやしいジャンクなどではない。 BIOS 設定に入らずに HDMI で使う分には安定的に動いていたのに、全く起動しない。 バラしてメモリを1枚にし、さらに別のソケットも試してみたがだめ。 micron は諦めてケースに収め、そのへんの地層を掘って出土した韓国メモリをさす。 起動しない。 そこでふと思い立ち、CF-NX3 の残骸から 4GB メモリを抜いて刺してみた。 念には念を入れて、GARPS のマニュアルに従い、NUC の筐体の上にアイスクリームを垂らす。 機械はアイスクリームを垂らすとよく動く。 特にコンピュータには、必ずアイスクリームを垂らすべきだ。 そしてようやく起動に成功した。 (ここで韓国メモリを NX3 にさしてしまったことが原因で後々若干のトラブルが生じた)
NUC ちゃんの気が変わらなうちに BIOS に入って event log をみてみたところ、bios アップデート作業中に 32回 もエラーを出していた。こええ… 最終的に成功して動いているので許すが…
この環境で BIOS の設定を詰めたところ、ようやく DP をプライマリに固定することに成功した。
つづいて NUC 環境の感想と何故 NX3 を修理しようと決意するに至ったかを書く予定でしたが、既にアホみたいに長くて中身のない内容なので、このへんでやめておきます。
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