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17426107 journal
日記

ca-ttyの日記: grub2 の起動メニューから消滅した windows のエントリを復活させる方法 6

日記 by ca-tty

Debian12 / windows10 のデュアルブート環境にて、久々に windows を起動しようとしたところ、grub2 の起動メニューから windows が消滅していることに気づいた。 この問題の解決方法を記しておく。

起動メニューから消えた理由は /boot/grub/grub.cfg から GRUB_DISABLE_OS_PROBER 行がなくなっていたからであった。 何故・いつ消えたまではわからなかった。

この行を適切に復活させればなおすことができるわけだが、UEFI + grub2 環境は非常に複雑で私の知能では理解できないため、GUI によるカスタマイズ専用ユーティリティで解決することにした。以下手順である。

Debian12 に grub-customizer というパッケージをインストールする。
grub-customizer を起動し、管理者権限を得る。
「一般設定」タブの「高度な設定」ボタンの GRUB_DISABLE_OS_PROBER にチェックを入れる(値はもちろん false)。
「保存」アイコンを押して保存する。
GRUB_DISABLE_OS_PROBER 行消滅が原因であった場合はこれで復活する。 まっったく簡単だ!

私がこの作業を実行していたとき、windows10 の C: に相当するパーテーションをマウントしていたことを記しておく。 してないと発見されないみたいなことはないとは思うが念のため書いておく。

以下は経緯について記す。 状況を自分と比較したい人以外は読まなくとも良い。

まず本件が発生した機体を入手したときの状況を記す。 中に入っていた HDD の Win10 からプロダクトキーを抜き、新品の SSD に換装し、パーテーションを 1/3 程度切ってそこに win10 をゼロインストールした。 「最新」といわれるまでセキュリティパッチをあてて再起動を繰り返した。 そこに Debian12/amd64 をインストールし、どちらでも起動できることを確認した…確かにしたはずなんぬが…それ以降 win10 の出番はなかった。

んでついに出番が来たのだが、grub2 の起動メニューからは消えていたって寸法なんぬ。 入手以来使ってなかったのでどの時点で消えてたのか全然わからん…

win10 は起動すると大量のアップデートと再起動を要求されるので、ついつい起動するのが億劫になって使わなくなるという悪循環がある気がする。 notepc だとライセンスがついてくるからもったいなくて入れちゃうみたいなとこある。

ちなみにこれ最初はヒ(今はメか?)に書こうと思ったんだけど、シャドウバン食らって自分の書き込みが検索に出ねえんぬ? みたいな? ここに書くのは大げさかと思ったけど書いちゃいましたんぬ。 ちなみにここは ぬ の日記帳なんぬ。

15778310 journal
日記

ca-ttyの日記: NX3 を修理するまで…空白の5ヶ月間

日記 by ca-tty

前回の日記に引き続き、近況報告的な話です。 本物の日記のメモを書き直したら読み物になるかと試みて失敗したもので、特に面白かったり役に立ったりはしないので、皆さん時間を大切に使ってください。 この駄文を書き終え、もっと簡潔にまとめられるなと思ったけど、そうする時間が惜しいので私もしないでおく。

NX3 の液晶を壊してからはサーバとゲーム用 windows 機を使っていた。 秋葉のジャンク屋にメモリ16GB積めるレッツノートが2万切る価格で並ぶまでは新しく買わずにしのごうと考えていた。 しかし6月に入り、凄まじい暑さにデスクトップ機の前にいるのが厳しくなってきた。 またゲーム用 win 機はシューティングゲームの遅延対策のため Win7 のまま止めている関係で、保安上の問題がなくかつローカルだけで完結する作業しかできないという問題もあった。

そこで他に動くノートがそのへんに転がってないかと見回してみた。 netbook が4基ほどあるが、これらは非力な上に全て電池が死んでいる。 他に何かないかと地層を発掘していたところ、見に覚えのない新品の macbook と portabook が出土した。 まず macbook 使うくらいなら netbook 使うほうがマシなので、こいつはゴッドハンドよろしく地層に再び埋設処理した。日本の考古学が変わるぞ! …で、portabook を試すことにした。 netbook と同じ atom だが、後発なので他よりマシな可能性があるし、少なくとも電池は死んでいない。

portabook については少し前の日記で書いたとおりなのだが、若干追記がある。 win10 で使うために debian11 が入ったフラッシュメモリを外し、使い終わったあとフラッシュメモリを装着して起動したところ、grub2 の環境が破壊された。 中を見たらファイルが大量に消滅していた。

起動優先順位の最高位をフラッシュメモリに設定していたので、再装着すれば元のように起動するだろうと安易に考えていたのだけど、外したことでプライオリティの選択から脱落したのかもしれない。 で、bios に残っていた、過去に試した ubuntu18 や debian10 のエントリが選択されて壊れたのではないか。 エントリの残骸どうやって消すんぬ? あるいは単に熱で sandisk ultra fit が良くない状況に陥ったのやもしれぬ。

ここで grub2 を手で修復するか、本体から win10 を削除し、もう一度 Debian11 を入れるべきか考えた。めどい!めどすぎる! 何か他に使えそうな機材はないか… intel compute stick!!!!… は portabook のストレージを 32GB から 8GB に、メモリを 1GB に弱体化したもので、中身ほぼ同じ! dell の win8.1 タブレット! も調べたらこれ中身同じだ! intel と atom が大好きな人みたい!

…んで存在を思い出したのが intel NUC である。また intel 純正か。 3世代目の i3 でハイパワーとはいえないものの、atom のように非力さに悩まされるほどではないし、無線関係の素性も良かった記憶がある。 小さな液晶があればノート的に使えるのではないか。

気の利いた最近のモバイルモニタ的なものは持っていないのだが、自作の粗末な小型モニタはあった。 iPad の液晶パネルに制御基板をつけたものである。 柔軟性のある樹脂製の iPad ケースをフレームにしてパネルと基盤を固定し、足をつけた手作り感溢れる代物だ。 DP, DisplayPort しか入力がないのだが、件の NUC には DP の上位互換である ThunderBolt が搭載されていた。 これを使えないかと思ったのである。

んで苦労して NUC を発掘し、続いてモニタも発掘したのだが、モニタの方は経年変化により樹脂ケース部分がでろんでろんに溶けてしまっていた。 分解してケースはステ、かわりに素麺が入っていた木箱を木工スキルを用いて加工し、パネルと基盤を固定した。 台座はカメラの三脚を使うことにして、木箱のフレームをボルトで止める設計とした…のだが、UNC のインチボルトが売ってねえ… 行動範囲内にあるホームセンターを2件まわってみたのだがなかった。 店員さんに聞いたら「ハァ?」みたいにちいかわのウサギみたいに鼻で笑われた。そこになければないですねー! ちなみにネジの西川店頭にも見当たらなかった。 結局足はあきらめ、池屋のタブレット台とカマボコ板、ダクトテープで雑にしあげた。

本題の NUC をレストアに入ろう。 購入以来こいつを放置していたのは、当時 TB/DP 出力がうまくいかず、しかもそもそも NUC が必要なかったという事情による。 一時的にでかい HDMI モニタを出してきて、安定的に DP 側をプライマリにできればと考え、実践してみた。

そして当時なぜ断念したのかを思い出した。 HDMI と TB mini 端子が近すぎて物理的に干渉するのだ。 同時に両方つないでどっちかに BIOS 画面が出るだろ、みたいな力技が使えない。 しかも BIOS が暴れ馬のようで、設定画面に入れなくなったり、入れてるのかわからない、入れてるっぽいけど画面に映らねえ、入れても DP をプライマリにできねえ、セカンダリにはできるのかもしれないけど同時に繋げないからわからん… みたいな。

ちなみに現在では干渉しなさそうな DP mini ケーブルが存在するのだが、徒歩で千石に行って辛うじて現実的な値段で買えるくらいで、通販の値段で送料も考慮すると、CF-SX か NX の出物でも買ったほうがマシになってしまう。

BIOS が暴れ馬だったのも記憶通りなのだけど、当時はこれが最新だったけど、今なら新しいのが出てるのではないか、ということに思い至り、サイトを見に行ったところ、あった。 ひどい文章だが、続ける。 BIOS を最新にアップデートしてみたのだが、見事に起動しなくなった。 LED の点滅からメモリエラーらしいということがわかったが、 お前さっきまでそのメモリで動いてただろ! 何すました顔で LED 光らせてんだ!

メモリはちゃんとした micron の 2GB x2 で、動作のあやしいジャンクなどではない。 BIOS 設定に入らずに HDMI で使う分には安定的に動いていたのに、全く起動しない。 バラしてメモリを1枚にし、さらに別のソケットも試してみたがだめ。 micron は諦めてケースに収め、そのへんの地層を掘って出土した韓国メモリをさす。 起動しない。 そこでふと思い立ち、CF-NX3 の残骸から 4GB メモリを抜いて刺してみた。 念には念を入れて、GARPS のマニュアルに従い、NUC の筐体の上にアイスクリームを垂らす。 機械はアイスクリームを垂らすとよく動く。 特にコンピュータには、必ずアイスクリームを垂らすべきだ。 そしてようやく起動に成功した。 (ここで韓国メモリを NX3 にさしてしまったことが原因で後々若干のトラブルが生じた)

NUC ちゃんの気が変わらなうちに BIOS に入って event log をみてみたところ、bios アップデート作業中に 32回 もエラーを出していた。こええ… 最終的に成功して動いているので許すが…

この環境で BIOS の設定を詰めたところ、ようやく DP をプライマリに固定することに成功した。

つづいて NUC 環境の感想と何故 NX3 を修理しようと決意するに至ったかを書く予定でしたが、既にアホみたいに長くて中身のない内容なので、このへんでやめておきます。

15777519 journal
日記

ca-ttyの日記: Panasonic Let's note CF-NX3 の液晶を修理 2

日記 by ca-tty

以下単なる近況報告である。 第三者が見て参考になるような技術的な要素は何もないので、読まないことをお勧めする。 特に記すべき要点はなく、ただ過程を冗長に書きなぐっただけのものだ。 あまりにもどうでも良すぎて、ヒに書くのさえはばかられるような些末な事項も含まれている。

簡単に経緯を記す。 3月のある日、CF-NX3 の上にエタノールをこぼした。 ほんの少量だしノートをたたんだ状態だったにもかかわらず筐体の分割線の隙間に吸い込まれていき、内部から液晶を完全破壊した。

で、少し前に偶然同型機のジャンクを手に入れたのでニコイチでなおした。 Panasonic なので分解は箱根細工めいた工程になるが、CF-S10 ほど立体パズルではなかった。 ボール紙にウラ面のネジ穴と同じ位置にあらかじめ小さな穴をあけていき、ひたすらネジを抜いては穴に刺していった。

S10 と比べてみて、良く言えば作りがグローバルっぽく合理的になっており、悪く言えばチャチくなっている。おかげで分解は楽になったが。 液晶のふたをロックする機構がなくなっていたり、キーボードの品質が低下し配列が一部歪になっているなどの違いもある。 一方 S10 は左側を中心にアツアツになり低温やけどを起こすほどだったが、NX3 はそれほどでもなくなった。

ニコイチ当初パネルを入れ替えるだけではなおらず…というか起動さえせず、分解時に壊してしまったのかと焦ったのだが、最終的にはうまくいった。 起動しなくなったのは、少し前に NX3 の残骸から増設メモリを抜いて intel NUC に持っていき、逆に NUC から外したメモリをさしたことが原因だった。 メモリを入れ替えたのを完全に失念していた。 ちゃんと調べてないが、何か相性的なものを発動させてしまった可能性がある。

起動したところ、Windows10 は起動はするものの、何もないタスクバーと真っ黒な背景が表示されるだけで、ほぼぬっ壊れた状態だった。 一方 Debian10 のパーテーションは壊す以前と同じように動作した。

どうせ Win10 は使わないので Debian12 が出るまで 10 を使い続けても良かったのだけど、 良い機会なので入れ直すことにした。 portabook のおかげで UEFI 環境への心理的抵抗も薄れてきたので、UEFI で入れ直したいという考えもあった。 使わない Win10 にパーテーションのサイズをさきすぎだったので、リバランスしたいというもあったか。

Windows10 21H2, Debian11 両方とも問題もなくインストールできた。 デスクトップ環境は NUC で試してた gnome3 でも良いかと思ったけど、画面の上下の狭さを考えて前回同様 MATE にした。

んで環境構築も行ったのだけど、思うに。 NX3 をぬっ壊して以来、やれ portabook だ compute stick だ、nuc だと試すに、一番替えのきかない資源は当人のヒマと気力なわけで、半端な atom 機やリースバックの中古ノートをがんばって使うのは本末転倒感強いなと。 バランスの良い設計の、中の上くらいのノートを新品で買ってそれ1台に絞って長い年数維持するほうが良いんじゃないかなと。 netbook 何台集めれば気が済むんぬ?

とはいえそういう都合の良い万能新品ノートを探して右往左往するのは結構な気力がいる一方で、税込み2万切ってるレッツノートのリースバックは脳死で現金買いできてしまうという現実もある。

ノートと違いデスクトップ機は自由に自作できるのでそういった悩みからは無縁である。 実際保有もしているのだけど、デスクトップ機は熱くて暑くて夏場は使うのに勇気と根性がいるという別の問題がある。 外に持ち出す必要がない場合でも夏場はノートのほうが都合が良い。 他にも敢えて主力をノートにするとスタンドアロンでデータも含めて可搬性のある機体に集約できるというメリットもある。 クラウド時代に逆行する行為だが。

特にオチとか用意してないんで唐突に終わります。

15746640 journal
ハンドヘルド

ca-ttyの日記: Kingjim Portabook xmc10 に Debian11/amd64 をインストール 10

日記 by ca-tty

■ 要点

インストール後、grub2 のカーネルオプションに nomodeset を加えて起動。 nomodeset の指定を恒久的なオプションとして grub2 に設定する。 aptline に nonfree を追加した上で firmware-linux-free, firmware-misc-nonfree, firmware-realtek, firmware-intel-sound をインストールし、再起動する。 これで画面表示、wifi、サスペンド、サウンドは動作する。 一方、本体内蔵キーボードのキーマップの一部、液晶の輝度調節は働かない。

以下の節は冗長な説明である。

■ 冗長な前置き

今回は sandisk ultrafit という usb フラッシュメモリに導入した。 本来なら本体ストレージに入れないと速度や取り回しの面で問題が生じるが、portabook の場合、本体ストレージも豪烈に遅いのであまりデメリットに感じない。 windows10 環境を温存する必要がなければ本体に入れてもよいだろう。 本当はコンパクトに構成できる Debian を本体に入れ、大容量を要求する Windows を USB に入れられれば良いのだが…

なお完全に確認したわけでないが SD カードからは起動できないようだ。 本体 MMC に grub2 と /boot だけ入れて SD カードを / としてマウントするのは可能だと思われるが、Debian のインストーラでそれをやる方法がよくわからない… というか grub とか uefi の説明のあたり、何いってるのかよくわかんなくない?なくなくなくない?

■ インストールの準備

インストール前に以下のデバイスを用意しておく

  • USB フラッシュメモリ …本体に入れるなら不要
  • USB ハブ …5ポート以上でACアダプタつきのもの
  • USB キーボード …本体に合わせて日本語のほうが良いかも
  • USB マウス
  • USB NIC …有線で手堅く入れる
  • インストール用 USB フラッシュメモリまたは USB 接続の DVD ドライブ

portabook では本体キーボード・マウスはインストール中は正常に動かないものと思ったほうが良い。 windows の再インストールのときにさえ必要になるレベルだ。 同様に wifi も諸々の事情により使えないので USB NIC もいる。 今回はそのへんに転がってた StarTech.com の USB31000S を使った。 さして祈るだけで問題なく認識した。

USB ハブは電源付きのものでないと USB 機器が電力不足で不安定になることがある。 抜き差しした瞬間に電力の変動で認識が外れたりすることもあるので、不要な抜き差しは極力控えるべきだ。キーボード等をさした瞬間に Debian を入れたフラッシュメモリのマウントが外れて詰んだことが数回ある。

Debian のインストールディスクやインストール先のフラッシュメモリは GPT で初期化する。 portabook には CSM (過去互換BIOSモード)がないので MBR からは起動できない。 また、余談だが自作のカーネルからは secure boot を無効にしないと起動できなかった。

インストール用ディスクは今回 portabook の windows 上で rufus というアプリを使って行った。 わらしべ長者的にできるだけゼロから行いたかったからだが、ちょっとびっくりするくらい時間がかかったので、他に速いマシンがあるならお勧めしない。

■ インストール

インストールそのものはいつも通り普通に行う。 デスクトップ環境は MATE を選択した。

■ grub2 に nomodeset を設定

初回の起動で grub2 に割り込む。カーソルキーでも押せば良い。 割り込まないとカーネルが読み込まれた瞬間に画面表示が詰む。 デフォルトの選択項目上で e を押し、編集モードに入る。
linux /boot/vmlinuz-5.10.なんちゃらかんちゃら… ro quiet
となっている行の quiet を消しそこに nomodeset と書く。 [CTRL] + [x] を入力して起動する。

ちなみに nomodeset はカーネルにビデオモードの設定を委ねないという指定だ。 その結果具体的に何が起きてるのかは理解していないが、portabook に限らず カーネルを読んだ瞬間画面表示が詰むハードウェアではよく行われる定番のおまじないだそうだ。

先程の grub2 メニューの編集はその起動1回のみ有効で、恒久的な設定変更ではない。 なので起動したらまず /etc/default/grub を編集する。
GRUB_CMDLINE_LINUX= という行があるので
GRUB_CMDLINE_LINUX="nomodeset"
に書き換え、sudo update-grub2 を実行して反映させる。 再起動して nomodeset 状態で起動するか確認しよう。

■ firmware のインストール

firmware とは portabook に内蔵されているチップの内部で動くソフトウェアのことで、これらがインストールされていないとまともに動作しないと思ってよい。

まず apt の /etc/apt/souces.list を編集し、インストール用 usb フラッシュメモリのラインを削除、nonfree を追加する。 sudo apt update, sudo apt upgarade を行った後、firmware のパッケージを入れる。

  • firmware-linux-free
  • firmware-misc-nonfree
  • firmware-realtek
  • firmware-intel-sound

順番は関係ないと思うが、念のため実際に私が導入した順に書いておく。 ものがファームウェアなので再起動の必要があると思われる。 これにより本体内蔵 wifi である Realtek RTL8723bs が使用可能になる。 デスクトップ環境 MATE 組み込みのアプレットから普通に設定し、通信可能になった。 これで USB NIC を外せる。 また音も出るようになるはずである。vlc を入れてテキトーな動画を流して確認した。 この段階まで行けば本体内蔵のポインティングデバイスも機能しているはず。 まああれを常用したいと思う人は少数派だろうが。

■ サスペンド

2つ前の Ubuntu LTS, Ubuntu 18.04 で使っている人々が、サスペンドが正常に機能しないという報告をあげているが、とりあえずこの環境では機能しているように見える。 長期間使ったわけではないので、やっぱりダメだったというオチもありえるが。

■ キーボードの不具合

サスペンドと同様、Ubuntu の人々が報告しているように、本体内蔵キーボードが一部おかしい状態になる。 ¥, \, 無変換, 変換, ひらがな キーが機能しない。 エスケープのコードが混ざる問題は発生していないので、日本語の文章を入力する作業は行えるものの、パイプ | が打てないのでコマンドライン上の作業をするには厳しい。 これらはデバイスドライバのレベルで機能していないので、 xev 等でコードを調べようとしても、押してもイベントが発生しないという状況になる。 正しい機能を割り当てなおすということも不可能である。

※カーネルを作り直したりすることなく最小の手間で暫定的に回避する方法を考えたのだが、説明がややこしいので後日元気があったら書くことにします。

■ 液晶の輝度が調節できない不具合

液晶の輝度が調節できない。 MATE の「明るさの調節」アプレットちゃん曰く「液晶画面の明るさを取得できません」だそうだ。 本体キーボードの Fn + F3/F4 も機能しない。 音量調整の Fn + F6/F7 は機能することから、Fn 機構自体は動作しているようだ。 とはいえ調節せずとも穏当な輝度で表示されてるので、問題と思わない人のほうが多いかもしれない。

■ 個人的な失敗

さらに。 これは portabook や debian の問題ではないが、インストール先の sandisk ultra fit というフラッシュメモリが触れないほど熱くなるという問題がある。 触れないというのは比喩ではなく、ほんとに指で触り続けることができないほど熱くなる。 壊れてしまうのではないかと心配になるレベルだ。 取り回しを考えてこれを選んだが、どうせマウスをつけるためにハブが必要だと思うと加熱しないものにかえるべきかもしれない。

■ atom 固有の問題

さらなる余談で恐縮だが、BlueTooth マウスを使用すると、使用中 wifi の通信速度が実用不可能なほど遅くなる。 これは Windows10 上でも同様で、Portabook, というかこの atom アーキテクチャそのものの欠陥だと思われる。 なので BT マウスを使って本体 USB ポートに Debian フラッシュメモリのみを装着するという運用は現実的ではない。 Sandisk ultra fit いみねーなー!

以上です。 portabook で定番の Ubuntu18.04LTS よりはパッケージのバージョンも新しいし、サポート寿命も長いので Debian11 は十分 portabook の延命環境として選択肢に入るのではないでしょうか。
(portabook の売りであるキーボードの不具合から目をそらしながら

15719658 journal
ハンドヘルド

ca-ttyの日記: 今更 Kingjim XMC10 PortaBook レビュー

日記 by ca-tty

入手したまま放置していたのだけど、 レッツノートにアルコール消毒薬をこぼしてぬっ壊したのをきっかけに存在を思い出した。 今更であるが感想を記す。

■ デメリット ■

- ストレージ 32GB は少な杉竜!

といっても USB にフラッシュメモリをさすとか SD カードをさせば良いので、実際には問題にはならないのでは? …そういう風に考えていた時期が私もありました(うろ覚え)。

Windows10 の更新は C: に大量の空き領域を要求するので、インストールはできても update は絶望的であると知った。

21H2 の場合、クリーンインストール直後の状態でフォーマット後容量 28GB のうち空きは 6GB だった。厳しい…

- SD カードスロットに問題がある

それでもデータを逃がすくらいには使えると思っていた SD カードだが、スロットに問題がある。 ロック機構がなく安っぽい上にカードが盛大にはみ出る。 Mac のノートもこういうかんじだけど、さしたまま移動すると脱落したり壊したりしそうで怖い。

- キーボードやマウスにデバイスドライバが必要

BIOS は一応対応しているものの PS/2 や普通の USB HID ではないようで、デバイスドライバがないと動かない。 なのでクリーンインストールを行うには外付けのキーボードやマウスが必要になる。

- USB ポートが1基しかない

…にもかかわらず USB ポートが1基しかないので USB ハブも必要になる。

- ポート類に蓋がついてる

ポートに何かさすには蓋を開けっ放しにする必要があるが、 その蓋が本体の下敷きになる構造なので、強度・安定的に不安になる。

- 液晶のヒンジに角度制限がある

一定以上開けない。 完全に開いて一枚板状態にしてタブレットのように使ったりはできない。 せっかく小型なのにねっころがって使うには向いてない。

- 充電が電力消費に負けがち

USB ポートにハブを接続し、そこにキーボード、マウス、バックアップ用フラッシュメモリをさすと 本体を AC アダプタに接続した状態で使用しても電池が減っていく。 update をかけて放置したらクリティカルなタイミングで電池が切れて起動不可能になった。 のちに電源を供給できるハブに変更したが、それでもプラスにならず減った。 強力なアダプタを用いれば防止できるのかもしれない。

- BlueTooth / wifi が干渉している?

BT mouse を使うと VNC が激重になる。 これは私の環境の問題である可能性もある。

- バスが弱い

wifi, SD カードが弱い。 同時に使うとさらに弱い気がする。 intel が提供している atom のチップセット側の問題かもしれない。 あるいうは私の環境の問題かも。

- 公式サイトにデバイスドライバが一部しかない

ストレージの少なさや Win10 のアップデートの制限により、クリーンインストールせざるを得なくなる場合が多々あると思われるが、 公式サイトにドライバが揃ってないので作業がさらにめどくなる。

これは intel との契約的な問題なのかもしれない。 atom 系はそういうのが多いと聞く。

■ メリット ■

- モバイルバッテリーで充電できる

継戦能力が高い。 この点は大きなメリットであると思う。

このメリットを生かせる用途を見出すことができるかどうかがこのハードの価値を決定付けるんぬ!

■ 総評 ■

デメリットにより実用に供するのが難しい。 SD カードや USB の取り回しの悪さがストレージの不足を補い辛くしている。 性能が低いことで用途が限定される。

ブラウザでウェブベースのサーバのインターフェイスを操作する用に使おうと思ったのだが、 ある程度の時間操作したり、 複数のアプリを起動して操作しているとメモリ不足か何かでブラウザの表示が更新されなくなる現象が発生した。 また同様に複数のアプリを起動しつつサーバを VNC で操作しようとしたところ、 VNC が豪烈に重くなり使用不可能なレベルに速度が低下した。 ssh 端末としては問題なく使用できるが、ブラウザや VNC 程度は気兼ねなく実用できてほしかったのが正直なところ。

Win10 で使用するのは諦めて Linux を入れてみるかと考えたが、それも簡単ではないようだ。 検索してみるとグラフィックまわりで苦労している人の話がいっぱい出てくる。

■ 実用例:ダラ外 ■

steam 版 DariusCC を導入し「ダライアス外伝」を実行してみた。 一応動作するもののカクカクでまともには遊べなかった。 ガジェットを全部切って最も軽そうなドットバイドットを選択したが、根本的には解決せず。

また何故か USB サターンパッドが認識されなかった。 メガドラミニパッドは完全に動作した。 USB 周りが微妙にあやしい…

■ Windows10 update について ■

最新状態にするまでの経緯を殴り書いておく。

まずインストールされたデバイスドライバを単純なファイルコピーによってバックアップ。 次に「USB 回復ディスク」を作った。 さらに出荷状態に戻す操作を行った。

その環境上で 21H2 の上書きアップデートを実行中、電池切れで Windows の起動が不可能に。 21H2 をクリーンインストールに方針を変更。 導入できたが公式にデバイスドライバが供給されていないため、 Windows名物「不明なデバイス」を一つ一つ手で解決するはめになった。 バックアップ重要。

intel のサイトには自己診断プログラム的なものがあり、これを実行するとハードとソフトを診断し、 必要なドライバへのリンクも示してくれるのだが、 チップセットとwifiのドライバがインストール済みでなければそもそもダウンロードも実行もできないという問題がある。 いわゆる「缶詰の中の缶切り」である。

手動でインストール後に診断プログラムを実行したところ「すべて最新である」との評価を得た。

15695748 journal
ゲーム

ca-ttyの日記: SAGAIA レビュー 1

日記 by ca-tty

SAGAIA とは DARIUS II を海外向けに改変したものである。 version 1 と 2 が存在する。

海外市場向けにプレイサイクルを早くするため、国内版よりステージが短く、難易度が高めに調整されている。
─公式の説明より

具体的にどのように違うのか実際にプレイして確認してみた。

…というていで愚痴を書いただけの文になってしまった。あらかじめ警告しておく。

□ SAGAIA version 1 相違点 □

ゾーンの分岐が違う。 太陽系の惑星を順に巡る構成にはなっていない。 舞台設定が太陽系ではなくなってるかもしれない。

1面と最終ステージのみ大幅に違う。

1面マップのみ新規に起こされている。

2面以降のステージは、本家の高難易度ステージを短めに切り貼りしたもので、新規性は薄い。 敵の配置も概ねそのまま。

本家でゾーン道中で出現した中ボス艦は ver.1 では出てこない(例外あり・後述)。

ゾーンの最後に出てくるボス艦が、非常に柔らかい。

余談だが1面のボス艦が変更されているので冒頭のパイロットのセリフに矛盾が… と思いきや、ボスのコード番号のほうが差し替えられていて無理矢理辻褄合わせてあって吹いた。あと回ってる奴柔らかすぎだろ!

最終ステージは中ボスが出る。 柔らかくもなっていない。 最終ステージのマップには独自性があるが、 敵キャラの量を盛って雑に無理矢理難易度をあげたかんじで特に面白くはない。 最終ステージのボス艦は道中の艦ほどは柔らかくない。

■本家のダラIIをクリアできる人なら最終ステージだけ練習すればクリアできる内容。 最終ステージまでの道中は、本家のおぼろげな記憶があれば新たに攻略を作らずともアドリブで対処できる程度。 単にクリアしておく程度なら本家の腕前に悪影響を及ぼさずにできるので、 ダラIIやった人ならやっておいて良いかもしれない。 感動まではしないが、話の種にはなる。 steam版ならば、ただ漫然とクリアするだけでランキング一桁に乗れてしまうのでお勧めだ。 もしやるなら、できるだけ覚えないようにして短期決戦で挑もう。

□ SAGAIA version 2 相違点 □

ゾーン分岐や舞台設定は ver.1 同様。

こちらも1面は新規。

2面以降のステージも新規部分が多い。 もっとも素材の流用で作られてるので、それほど新しくは感じない。 敵の配置については後述する。

中ボス艦は1面と最終面のみ出現。

ボス艦も ver.1 同様に柔らかいが、挙動が違う艦が多い。 ネタバレになるので書かないが、初遭遇では驚く艦もあると思う。

■本家及び ver.1 との最大の違いは、悪意を感じる配置が非常に多いところ。 本家にもムカつく配置は多々見られるが、何らかのガイドラインに基いてやりすぎないよう一定の範囲内に抑制されているのがプレイしていてわかるし、そのような箇所も練習すれば再現性のある攻略が実際に可能であった。 が、ver.2 は無制限、開き直った悪意溢れる敵配置になっている。 いくつか例示する。

アイテムキャリアを盾にする。 本家でも盾にはするが、キャリアを傷つけない射線を考えたり、どのタイミングで射撃を止めるかといった攻略を考える余地がある範囲にとどめられていた。 一方、ver.2 は開発者の想定する解が想像できないレベル。 後方からアイテムキャリア、核トーチカをはさんで前方から強力な敵編隊と対空砲台、みたいな場所が普通にある。

アイテムをとり逃していなくとも、敵の数を盛りすぎてショットパワーが足りない箇所も多くある。 いわゆる撃ち返し弾や出現即発砲してくる敵も混ぜられていて、最善の行動をしていても被弾してしまう箇所が普通にある。

本家では後方や画面上下からの攻撃は、一定の敵をさばいた後のタイミングで行われるように配置されているので、捌ききれずに押されているシチュエーションでなければ追突されることは基本ないと考えてよいが、ver.2 では理不尽と感じる後方からの衝突・攻撃が非常に多い。

最終ステージにて中ボス艦が全力射撃している状況下では画面の一番左で避けざるをえないが、 その状況でも真後ろから普通にゾロゾロ出てくる。 前方からも有力な戦闘機がゾロゾロ出てきてモリモリ撃ってくる。 だが自機の弾はすべて中ボスに吸収されて届かない…みたいな、詰んだ状況が多々ある。

ダライアスII本家の敵の「盛り」がプロの仕事だとしたら、ver.2 はステージエディットできるゲームで遊んでる小学生みたいな雑な盛りと言わざるを得ない。

■もう一つ ver.2 独自の特徴として、見辛くすることで難易度を上げる手法が挙げられる。 本家も古い時代のゲームなので現代ほど配慮してデザインされているわけではないが、 ver.2 は完全に別次元といえる。積極的に見えなくすることで難易度を上げている。 本家でも明るい背景は、演出上やむをえない最終ステージ等の一部に見られるが、度を越している。 紫色の背景に同系色の紫や赤黒の弾、くらいはマシな方で、もう全力で明るいクリーム色の背景に同色の弾が前方から飛んできて、それを必死に見切っていると、後方から出てきた敵が白い1ドットの弾をこっそり撃ってくるみたいな、なんでシールドが減ってるのか、現場を見てもプレイヤーが理解できない、というようなレベル。 今撃ったの誰だ!!!!!1

他にも、アーケード稼動当時ダラIIといえばラスタースクロールの演出が話題になったが、見づらくするためにそれを悪用しているシーンがある。 非常に明るい背景がラスタースクロールしながら色相をサイケデリックに変化させ、その背景上でボス艦から弾が飛んでくる。 目が悪くなりそう…

難易度を上げるためでないと思われる箇所でも、本家のデザインラインからは外れるような色使いやセンスの箇所が見られ、世界観・統一感的に若干の逸脱が感じられる。 ギャラクシアンくらいの大昔、コピー基板の改造品で変な色になってるやつがあったが、そこまで酷くはないものの、そういうの連想しちゃうような。 ただしそのような演出に、続編の「ダライアス外伝」の幻覚ステージ等の演出につながったと見られる部分が存在することに気がついた。 ネタバレになるから具体的には書かないでおく。

■レインボーをガチ対戦すると本家スト2が弱くなるのは明らかだろう。 SAGAIA version 2 にも同じことが言える。 難易度としては絶対攻略不可能なほど理不尽なわけではないが、これをマジメに攻略してしまうと本家ダラIIの腕前に差し支える。 また、攻略中たえず開発者のむき出しの悪意に晒され続けるため、やっているとダラIIごと嫌いになってしまう可能性さえある。 私はあまりにも理不尽な配置に遭遇し、攻略途上で最早娯楽ではなく苦行になっていると感じた。 従って ver.1 とは逆にやらないことをお勧めする。 ver.1 同様ただクリアするだけでランキング一桁に載れるというメリットはあるが、その場合でも本家と ver.1 を先に攻略するべきだろう。

ダライアスシリーズ歴代の演出手法について研究したい等、何か事情があって ver.2 をやるのであれば、練習モードを使用して全部機械的に丸暗記するのが最も早く心理的な負担も少ないと思われる。 あるいはプレイヤー性能に自信があればエナドリを使って短期記憶に入れてしまうか。

以上です。
─来年はダライアスIII

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日記

ca-ttyの日記: 三菱の空気清浄機 MA-837 の交換用フィルタ 4

日記 by ca-tty

三菱の古い空気清浄機 MA-837 の交換用フィルタは廃盤になっているが、実は後継機と互換性があり MAPR-863HFT という型式の交換用フィルタがそのまま使用できる。 三菱に問い合わせ、実際に入手・装着して動作すること確認したので確実な情報である。

MAPR-863HFT には「抗ウィルス除菌HEPAフィルター」と「洗える特殊活性炭フェイルター」が入っている。

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日記

ca-ttyの日記: 今更 ocz agility3 のファームウェアを更新する

日記 by ca-tty

agility3 とは ocz のかなり古めの SSD である。 今でも使っている人は普通にいるだろうが、そういう人はとっくの昔に最新にしていると思われる。 今更上げようという事情のある人はいないと思うが、私の他にいる場合を考えて顛末を記しておく。

結論から書くと現在 agility3 の firmware を上げることができる手段は CLOUT, CommandLineOnlineUpdateTool というツールしかない。 Windows 版と Linux 版があるが、私はまず Windows 版を試し、成功した。 Linux 版は試してない。

PDF の説明書を軽く斜め読みして Windows10 の CMD.EXE を管理者権限にて実行し、
clout --list
clout --log --fwupd d:
などとやった。この例では D ドライブが対象である。 ocz agility3 自身が起動ドライブの場合は失敗することがあるかもしれないが、それも試してない。

以下は余談なので読まなくて良い。

私が最初に試したのは現行の ocz 純正メンテツールの windows アプリ SSDUtility だが、型が古すぎるのか非対応であった。そのアプリを用いて USB フラッシュメモリから起動できるブートイメージを書き込むことができるが、こちらも同様に非対応だった。 USB フラッシュメモリへの書き込みはアプリ単独で自動的に行われるので、rufus の類は必要なかった。

次に試したのは昔の純正ツール OCZToolbox である。 こちらは既に公式には配布されていない。 これを実行すると、agility3 を認識するものの、東芝のサーバ側が維持されていないのか、応答しないのでファームウェアのアップデートは実行できない。なんでこんなもんがオンライン依存なんぬ? 隣のボタン「trim」も同様に失敗するようだ。 ちなみに海外にはこの OCZToolbox を勝手に配布しているサイトがあるが、危険だしどうせ失敗するので手を出さないほうが良いと思う。

ところでこの顛末をヒに書いたとき、間違って vertex3 って書いちゃったんよー。 東芝っしーごめん… でも同世代のバリエーション機だから結果同じだろうしいいよね…

13967138 journal
Windows

ca-ttyの日記: asrock A75 Pro4-M に windows10 64bit をインストール

日記 by ca-tty

要点を先に記す。 インストール時、最初の青い窓のロゴが表示されたところで止まってしまうという問題が発生する。 回避するには BIOS 設定に入り 「3rd Party USB3.0 Controller」という項目を「Disable USB3 Only」に設定する。 これで停止せずインストールを完遂できる。 Pro4-M に限らず、asrock の同世代の A75 系 MB は同じ現象が発生するようだ。 参考サイト

ちなみに「A75 Pro4-M」は公式には Windows8.1 までしか対応していないが、 Win10 に含まれているジェネリックなドライバだけで問題なく動作した。 まだ長期間実用に使ったわけではないが、軽く使ってみた感じ普通に動いているように思える。

私の場合、新品の SSD に win7 をゼロインストールした上で asrock 提供のドライバを全部入れ、 ハードウェアの動作を確認した上で win10 にアップデートするという段取りだったことを追記しておく。 顛末を書くと長いので省くが、色々訳があってそうした。 実際に試していないし単なる印象だが、おそらくいきなり win10 を入れても大丈夫ではないかと思う。

13589919 journal
日記

ca-ttyの日記: Panasonic CF-S10, Linux で音が出ない問題

日記 by ca-tty

たいした話ではないので twitter に書いておけばいいかと思ったけど、それだと検索に全然引っかからないようなので、こちらに書いておく。 少し古いパナの Let's note の話である。

Debian9(Stretch) AMD64 での対処法について記す。

コンソールで対話的にサウンド周りを設定できる alsamixer を起動する。

「[F6] サウンドカード選択」を押して「HDA Intel PCH」を選択する。

次に、Mute 状態にある「Master」「Headphone」「Speaker」を [M] キーを押して Mute を解除する。MM という表記がミュート状態、OO がミュート解除状態である。カーソル左右で選択対象を変更できる。

カーソルの上下がボリュームの上下になっているので、同様にボリュームも上げる。 80 前後で良いだろう。 ただし表示のとおりには動作していない。ややこしいが次段落で説明する。

スピーカーのボリュームは「Master」「Headphone」によって変化する。 「Speaker」のボリュームをいじってもスピーカーから出る音量は変化しないが、「Speaker」をミュートすると音は消える。これは「Master」も連動してミュートされる仕様のためだと思われる。 「HeadPhone」を Mute してもスピーカーからの音は消えないが、ボリュームは連動する。

この操作を自動的に実行するには、起動直後の状態で、
amixer -c0 set Headphone on 80%
を何らかの手段で実行すればよい。

前述の操作をしてスピーカーから音が出る状態でヘッドフォン端子にヘッドフォンを刺すと、「Speaker」が自動でミュートされ、スピーカーからの音が出なくなり、変わってヘッドフォンから音が出るようになる。 ヘッドフォンの音量は「Master」「Headphone」によって変化する。

さらにこの状態からヘッドフォンを外すと「Headphone」が自動ミュートされ、逆に「Speaker」は自動でミュート解除、音量が 100 に設定される。 しかしスピーカーから出る音量は「Headphone」によって設定されるため、つまり音は出なくなる。

この挙動が何に起因するものなのかはわからなかった。

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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