mintさんのトモダチの日記、みんなの日記も見てね。 アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
mintの日記: 大殺界 2
mintの日記: のだめ 2
mintの日記: One Day
今日は一日ほとんどネットを巡回して過ごした。営業マンが車の査定に来たりしたこともあって、頭の中は次に買う車のことばかり。レベル低いな・・。思えば小学校の頃からこうだったかも。教科書のすみに車のイラストばかり書いていた。だけどあの頃はどんなに車が好きでも見積を取ったりはしなかった。究極の大人買いだ。周りには「車好き」がばれないように気をつけているけど、いい加減ヤバいかも。物欲を語るとき、どこかそうでないひとに負い目がある。そうでないひと・・たとえば伊集院静みたいなひと。文庫本一冊もってふらりと旅に出てしまうような、無頼なひとのかっこよさと、ポルシェ・パワーローンのかっこわるさは対極にある。とりあえず明日は銀座のバーニーズ・ニューヨークで車用の傘でも買ってこよう。
mintの日記: 突然の贈り物 2
昼間は横浜まで車のひとり試乗会に行ってきた。エンジンの音を聞いて、うーん、欲しくてたまらなくなってきた。5年ローンか。ついこないだローン地獄から解放されたばかりなのに。のど元過ぎれば、とはよく言ったものだ。ちょっと金回りがいいともうこれだし。ふと払い終わった歳のことを思ってちょっと悲しくなった。人生でおいしいところはもういくらも残されてないのだろう。やり手な感じで日々を送って、それなりにおいしい思いもしながら、気がつくと人生の10月を過ぎている、そんな感じ。これだってずいぶんとローコストなメルヘンと言えなくもない。
mintの日記: 消息
音楽に新しい/古いはなく、いい音楽とだめな音楽があるだけ。だけどどうやっても古くなる音楽はある。それがアレンジによるものなのか、アーティストの声質によるものなのか、他の要因かはわからないけど。iPodのなかのうちの彼女が「スナック系」と呼ぶ懐メロライブラリには、松山千春や吉田拓郎とかあってだめだめなんだけど、杏里のサーフシティとかさすがにまずいでしょ、みたいな。懐メロにはそれに付帯するいろんな時代のなんかが詰まっていてときに息苦しい。今日みたいな6時半を過ぎても明けない夜とかにはなおさらね。
mintの日記: Good Night
せっかく張りつめた緊張感があとのフレーズに続かないのが残念。
某所にて夜の海をふたりで眺めた。月明かりの下、人気ない駐車場にクルマを止めて、20代の頃の懐かしい恋の作法を思い出しながら。凍てつくような夜空は暗く晴れ渡り、波音だけが響く暗闇に、無数の星がまたたいている。あまり噛み合わない会話の後、結局抱き寄せるしかなくて、まるでわかりきった展開に少しうんざりしながら、好きだよ、という言葉が不意にこぼれる。言ってから、自分でも驚いた。え?と彼女が首を傾げる。もう一度、腕の中の彼女にだけ聞こえるように繰り返す。他の人には聴かれたくなかったのだ。この深い闇を、ずっと昔感じたことがある。星が輝けば輝くほど、闇が深くなることも。指先さえも見えないこんなにも深い闇の中で、ただ彼女が泣いていることだけはわかる。僕の嘘に気づいたのだろう。
mintの日記: 奏
このところ文章を書くことが少なくなって、どんどん馬鹿になっているような気がする。それで日記をつけることを思いついた。もちろん文章を書いたからといって頭が良くなる訳ではないけれど、何かの進行を抑えることができるように思えて。その「何か」が何なのか思い出せないまま時間ばかり経っていく。いままさに失われつつあるものを正視することはとても困難だ。
mintの日記: Ticket to Heaven
このひとたちは有名なのかなぁ。Hawaiian 6という人たちの曲も聴いた。かっこよかった。他にはivory and ...ああ、思い出せない。どれも彼女のiPodに入っていたんだけど、最後のだけは痩せっぽちの尾崎豊って感じがしてちょっときつかった。
iPodが活躍しているのは、G5につないでいるオーディオモニターが壊れたからだ。配線の接触が悪いらしく、左側だけがときどき出なくなって、とてもいらいらする。しかも見計らったようなタイミングで音が途切れる。つまり気分が乗ってきたあたりで、必ず。新しいのをそろそろ買おうかな。エンジニアの友達に聞いたところ、Genelecというブランドがいいらしい。
仕事で女の子二人組のHip Hop Unitのレコーディングに立ち会う。ラップのスキルも高いし、発音もネイティブ、トラックも完璧、宣材もクールでいかにも、な感じ。なのに出来上がっていく音源が、どんどん偽物に聞こえてくるのはなぜだろう。頂点(「それ」っぽさ?)を求めようとするほどに、何かのまねに聞こえてしまう。それが日本人の演じるHip Hopというジャンルの限界かもしれない。まあ「それ」については言わない約束なんだけど。
mintの日記: But Beautiful 2
相変わらず明るいうちには眠れない。こんな生活をもう何年も送っている。同居している彼女に言われて始めて気がついたが、すでに慢性の不眠症と言ってもいいかもしれない。正確には眠れないのではなく、単に夜が好きなだけなのだけれど。ベランダから眺める夜明け前の東京はため息が出るくらいきれい。特に冬場は磨きがかかる。この夜景のすべてを自分のもののように感じてる人だっているだろう。そういう映画を観たこともある。誰のものでもかまわないけど、毛布にくるまり、5時半を過ぎても一向に開ける気配さえない暗い夜の帳を眺めていると、冬もまた悪くないと思う。いや、次の気配はすでにそこかしこに蠢いていて、ただ目に見えないだけなのだ。東京タワーのネオンがカウントダウンを始めている。一年がもうすぐ終わる。