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15587194 journal
日記

miwwの日記: ASUS ROG Flow Z13 1

日記 by miww

 過去の日記にも書いているが、私は2015年から今年に至るまで、メインノートPC
として「VAIO Z Canvas」(以後「Z Canvas」)を使い続けてきた。Z Canvasは7年
前の機種だが、4C8TなCPU、PCIe3.0x4接続のSSD、16GBメモリ、12.3型 (3:2)ながら
WQXGA+(2560×1704)という高解像度画面。これらのスペックは現在でも十分現役
として通用するものだ。

 しかし、さすがに7年も経過すれば、実利用上はともかく、それ以外の部分で世代
の古さは隠せなくなってきた。トドメとなったのはCPUの世代の関係でWindows11が
インストールできないと判明したことだ。

 それが分かる前の時点から、壊れる前に次に移行してZ Canvasは予備機にしよう
と、後継機種を模索しはじめてはいたのだが、何分Z Canvasに特化したような使い
方をしていたので、いまいちコレだ!というものが見当たらないでいた。

 そんな中に出てきたのが「ASUS ROG Flow Z13」である。重さ1.1kg(本体)で
14C20TなCPUと3050Ti(4GB)が乗っているという、恐るべきハードウェアだ。幸いに
して(個人的な用途においては)Z Canvasとほぼ同等に利用可能なことから予約開
始時点で即決。予約買いした。

 買ったのは1920x1200x120fps版ではなく、3840x2400x60fps版である。なぜかと言
えば、どうせこのPCは、UWXGA版でも本体だけで高fpsを求められるハードウェアで
はないので、なら高解像度に振って利便性をあげようと思ったからだ。

 3050Tiは、決して性能が高いとは言えないGPUだ。高fpsが欲しいならどうせeGPU
ユニットが必要だし、それを繋げられる環境であれば外部モニタで遊んだ方がいい。
eGPUユニットも持ち運ぶというなら最初から3070/3080が乗ったノートPCを使ったほ
うが良い。実際のところ、いちいちゲーム設定を切り替えて遊ぶ手間も馬鹿になら
ないし、プレイヤー側でも複数の環境に慣れる必要があるという問題もある。

 やたら熱くてすぐにスロットリングしまくるCPU、めっちゃごつい電源ケーブル
(なぜトランス部にコンセントプラグを内蔵しなかったのか・・・)、など難点は
あるが、間違いなく現時点で最強のパフォーマンスを持つWindowsタブレットである
このPC、

 PDは60W。専用アダプタを直結した状態でないとフル性能(100W)が出ないが、そも
そも全開状態だとスロットリングするので普通に60Wで十分であり、そんなに困った
問題でもない。とはいえ全力を出せないのもアレなので、GPUが乗ってないだけの
XG Mobileが出ないかなあと思うこのごろである。

15324623 journal
日記

miwwの日記: 簡易水冷と光学ドライブとPCケース

日記 by miww

 最近、デスクトップ PC のマザーボードが故障したのでマザーボードを交換する
ついでに、PC ケースを「CoolerMaster CM694」から、「Fractal Design Define7」
に変更し、簡易水冷を 240mm のものから 280mm のものに変更した。

 この Define7 の選定根拠は、静音ケースであることではなく、「ミドルタワーで
光学ドライブと 280mm ラジエータの共存が可能な PC ケース」である。

 カタログスペック的には変更前の CM694 でも可能なはずだったのだが、マザーボー
ドの左上角あたりに付いている VRM 冷却用ヒートシンクが、ラジエータと干渉する
ことが判明。これを躱すために前方へずらすと光学ドライブと干渉。前面には 280mm
ラジエータは付けられなかったため、仕方なく 240mm ラジエータに変えたのだが、
この時点での懸念通り、冷却性能不足となったからだ。

 このため、PC ケースを変更しようと考えて新たなケースを探しはじめた。条件は、
「光学ドライブと、280mm ラジエータをケース前面に取り付け可能なこと」とした。
ラジエータを前面としたのは、マザーボード上部の VRM ヒートシンクとの干渉問題
もあるのだが、CPU 電源コネクタやファンコネクタの位置等から考慮すれば、マザー
ボード上端から相当の高さがないと無理があると感じたこと、そもそもとして冷却
効率を上げるならケース前面からの Pull 吸気(ケース外→ラジエータ→ファン→
ケース内の流れにする)が良いことからである。

 理想的には、外部吸気→ラジエータ→側面へ排気として、別のファン(側面?底
部?)から GPU や CPU ・メモリ周りへ外気を供給とかする感じだろうか。ぶっち
ゃけ M.2socket にストレージを付けるのが基本で、10GbE NAS もある今、3.5/2.5
inch ドライブベイとかもう 1-2個しかいらんだろうし、そこをエアフローに振った
ケースが出てきてもよさそうな気がするのだが。

 まあそれはさておき、探索の結果、光学ドライブと簡易水冷 (280mm) を共存させ
られるような PC ケースは皆無であった。サイズ的には余裕なのに驚くほどなかっ
た。あってもアホほどでかいケースばかりだったので、高くはあったが、ネット上
にかなり詳細な情報があった Define7 にした次第である。

# 何か他に手頃なものがあるなら教えてもらえると・・・

 その Define7 にしても問題はあった。Define7 の情報はかなり詳細なものがネッ
ト上にあるのだが、フロントパネルにラジエータを取り付けたとして、ラジエータ
-CPU 冷却部の間を接続するホースは届くのか?という部分が、おそらくは大丈夫、
以上には確信できなかったことだ。仮に届かないとなった場合に、VRM との干渉が
避けられるのかも、ケース幅は広いのでおそらくは大丈夫、ではあったが、厳密に
は不透明であった。

 今回使った簡易水冷ユニットは「Corsair iCUE H115i RGB PRO XT」。マザーボー
ドは「ASUS PRIME X299-A II」である。結論から言えば、前面ラジエータは「やや
苦しいものの届いた」という結果だった。ただ、この環境は、メモリソケットが CPU
の左右両方にある関係で、CPU の位置が右寄りであったことを考慮すれば、2ch メ
モリでメモリソケットが CPU の右側にしかない通常のマザーボードだともうちょっ
と厳しくなる。どんな ATX マザーでも OK だとは断言できないことを先に断ってお
く。

 なお、ラジエータ上部設置の場合は、直接干渉についてはなんとかなりそうだっ
たのだが、CPU 電源ケーブルなどの接続がかなり苦しいことになりそう、という感
じである。なお、これはあくまで組んだ状態でのクリアランスの話なのであって、
作業自体は上部のラジエータ/ファン取り付け部分が取り外せるので、極めて快適
である。このケースの作業性の良さは電源ユニット周り以外では最高レベルである
と言ってよい。

 前面取り付け時にホースが届くかどうかの判断は、ホース長や CPU 位置の詳細寸
法がわかっていても計算が難しい。とりあえず思ったことは、CPU 簡易水冷ユニッ
トのホースはもうちょっと長くてもいいんでは?ということである。実際のところ、
変更前の 240mm ラジエータでは、前面取り付けにしようとしたが前面の取り付けら
れる部分には届かずに移設を断念した経緯があるし、Define7 にしても、小さくは
ないが、Define7 XL のように無駄に大きいというわけでもないのにこれではいかに
も苦しいと思う。

 ケースメーカーには、マザー上端とラジエータ取り付け部分の距離の明示だけで
なく、メジャーな製品についてだけでもいいので、前面への簡易水冷の取り付けが
大丈夫かについてもフォローしてほしいところである。

14965084 journal
日記

miwwの日記: 2020/10 IntelCPUの今後予測 6

日記 by miww

第11世代に至っても、Intelはデスクトップ用として10nmのTigarLakeではなく、
14nmのRocketLakeで対応することが確定したという噂が流れてきた。

対して、AMD側はRyzen5000シリーズはピーククロックこそ劣る(3.4-4.9GHz/
RocketLakeは3.8GHz~5.5GHz?)ものの、IPC引き上げに加え、1ダイ上のコア数を
8Cにすることでキャッシュ効率を向上して1コアあたりの性能も向上させてきており、
Intel最後の牙城である1コア当たり処理性能についても凌駕させてきそうな勢いだ。

その結果どういうことになっているかと言えば、AMDがラインアップに16C/32Tの
CPUを擁するのに対して、RocketLakeでは最大8C/16Tになるようなのである。

不利な14nmで行かざるを得ないIntelが、消費電力、発熱量などでは既に逆転
されている以上、最大コア数を削ってでもクロックを上げる方向に進めざるを
得なかったのではないだろうか・・・というのが、今回の予測の発端である。

少なくとも今現在発売されているゲームでは、まだシングルコア性能が高い方が
優位であるので、これで対応できると踏んだのだろうが、今や i3 でも 8 コア
(i3-1125G4)となってきている今、これから出てくるゲームについては多コア
環境に特化したものがいつ出てくるかわかったものではない。

また、ゲームプレイ動画の録画・配信や、Vtuber 系の動画配信等の用途では多コアが
効くのも事実である。これまでは、メジャーどころの動画編集ソフトについては
IntelCPU しかサポートしていないものが多かったが、こうも性能差が付くと、
ソフト側も対応を始めるはずだ。そうなる事態を Intel としても座視するわけには
いかないだろう。では Intel はどうするつもりなのだろうか?

ここからは個人的な予想だが、IntelはCore Xにその役割を渡してくるのでは
ないかと考えている。実際、第10世代のCore Xは、第9世代に比較してほぼ半額
という価格設定を行い、コア数当たり単価をデスクトップのハイエンドシリーズ
と同等かそれ以下にする勢いで攻めてきた。いまいち盛り上がらなかったのは、
数が出回らなかったからだ。

もちろんCoreXは、Threadripperには劣っていた。だがそもそもとして、この
カテゴリ分けは、デスクトップ向けの Core i7/9 と、HEDT 向けの Core X の
間で価格差が大きいところから来ていたはずだ。Threadripper は(EPYC と
同様に)CoreXではなくXeon(あるいは Xeon-W)と勝負するべきものだ、と
Intel が再定義することにより、Intel の立場は大きく変わり得るのでは
ないだろうか。

# というか、今の Xeon はカバー範囲が広すぎて定義が曖昧にすぎるという
# 話もあるので、そっちの再編もありえそうである。

まず、第 11 世代の CoreX (仮に 11980XE とする)は、コア数で Ryzen より
優位に立つことはほぼ間違いない (実際、第10世代の10980XEの時点で18C/36T
であり、16C/32T に勝る)し、クロックも10980XEの時点で最大4.8GHzであるの
だから、11980XEなら最低でも5.0 GHzを越えさせてくる可能性が高い。

そしてPCIe4.0も先に出ている第11世代のCore-i9/Xeonが対応しているのだから
当然対応するだろうし、メモリについてはもととなるだろう第11世代の Xeonが
最大8ch接続なので、第10世代と同様4ch以上は使える公算が高い。これなら
仮にDDR4-3200に対応できず2933のままだったとしても、4chあるので問題ない
どころか、Ryzenの16C/32Tで起きていたメモリ帯域不足問題(1コアあたりの
性能が落ちる問題)も解決することが見込まれる。

ただ、メモリを4chにするとマザーボードが高くなることを考慮すれば、ソケッ
トはそのままだがメモリは 2ch が上限のマザーを作らせる可能性まであるの
ではないだろうか。

CoreXならPCIeはCPU直結で48レーン以上はあるだろうから、そちらに接続すれば
チップセットが多少古くとも問題にならない(実際、X299の次の話が出ないのは
そのせいだと思われる)ので、新しいチップセットを用意する必要もないはずだ。

こうなれば残る問題は電源容量と発熱くらいだ。とはいえ、電源は、1200W まで
なら一般家庭でもなんとかなるはずだから買えば済むので残るは発熱だけとなる。

発熱対応は、280mm以上の簡易水冷でないと足りないだろう。Intel 純正で
Nocture級の14cmファン×2の空冷クーラーが出る可能性もないとは言えないが、
240mmの簡易水冷が純正であるのだから280/360mmクーラーが出る可能性は十分に
ありえるのではないだろうか。ぶっちゃけラジエータとファンを差し替えるだけな
のだから。

12951261 journal
日記

miwwの日記: かわるビジネスリュック 2

日記 by miww

 自転車移動と PC 持ち歩きの両立が必要なもので、自然と選択肢はリュックのみとなり、
その流れでこのリュックを買いました。このリュックは想像以上に使えました。買った
翌々日に届いてから仕事にプライベートにほぼ毎日使っています。しかし、不満点がない
わけではありません。

 このリュックの一番の問題点は、「底の弱さ」です。しっかりした形をしているので、
立て(かけて)置くのに向いているのですが、なまじ形がしっかりしているがために、
接地する部分も限られます。このため、ダメージが一部に集中的に発生します。
実際、私のかわリュは、現時点で既に底にほつれが発生しています。横持ち時の
見てくれを気にしたのかも知れませんが、現行品に耐久度が足りないのは明白です。
樹脂底を張るなりでの強化が必要だと感じます。まあ自分で貼るわけですが。

 また、縦置き時にPCポケットの底がほぼダイレクトに床に当たるというのも
いただけません。PCを入れたまま、ちょっと雑めに床に置くだけでガツッと音がします。
モニタ面が割れそうで怖いです。インナーに入れりゃいいんですが、そうすると
利便性がかなり落ちますので対策が欲しいところです。

 あと気になるのが、上部コアポケットの開く向きです。なぜ、「背負った時の下側」
へ開くようにしたのでしょうか?リュックを体の右から前に持ってきたときのことを
考えれば、重さをささえるのは右手なわけですから、右端のポケットを開ける時に
開けやすく、取り出し操作をしやすいのは左手のはずです。体の前に持ってきた時の
奥側(PCポケット側)に開くようにしてはどうかと感じます。

 良くD 環が邪魔そうだとか言われてる方は、チャックをある程度開けたら蓋を持って
開けば問題ないんでいいんですけどね。

 あとは一度付けて削除されたいきさつがあるだけに微妙な問題なのですが、「横から
アクセスする」コンセプトだと、コアポケットはもうひとつ必要だということです。
底側を細長い常設ポケットにして、傘・ペットボトルなどの濡れるものを想定し、
背負ったままでも引っ張り出せるように。上部ポケットはもっと浅く(半分くらいでいい)して、
もっと具体的にカメラ/精密機械/貴重品寄りの想定でいいのではないかと思います。

 左利き用希望という要望も見かけましたが・・・それは実際どうなんでしょう。
背骨が曲がるとか考えたら両方持っておいて時々入替えがベストなのかなw

12734313 journal
日記

miwwの日記: VAIO Z Canvas の後継機に望むこと。

日記 by miww

そろそろSkylakeのモバイル向け最強バージョンの出現が近づいてきた。
Broadwell-Hの時には、GPU部分がGT3eのままだったため、GPU性能
(Firestrike)にして1400->1600程度の微妙な強化にしかならなかったが、
最強バージョンに載るフルスペックのGT4eでは機構的にGPU性能が2300くらい
になると予想されている。というわけで、これを載せて出て来そうな
「VAIO Z Canvas」の後継機に望むことをまとめてみた。

○形態について

 正直なところこの形態自体は続けて欲しい。というかこのスタンドに慣れると
他のタブレットスタンドは使っていられないレベルで便利である。だが弱点もある。
片手で本体を持つときに、スタンドを持って保持することが難しいことだ。
板の形状をいじるとか、穴を開けるとかで改善できないものだろうか。

○液タブとしての機能

 タブレット機構の進化(ユーザが多いwacom製の方が良さそうだが、そうしな
いにせよ最低限Surfaceについた後継のシステム以上のものを搭載するのは必須
だろう)の方が本筋なのはまあ当然だが、現状で全くペンを使っていない個人
としてはそっちはよくわからない。だが要望はある。

 ペンは本体に格納できて欲しいのだ。正直今のように半端に外付けする形の
ホルダーでは全く実用にならないことはよくわかった。ペン利用中にさっくり
ぶっさして一時置きするためのモノならともかく、装着したままかばんに
入れると絶対に取れるか壊れるかしそうな今の仕様では利用してみようという
気にもなれない。外で本体だけでも利用する前提でなら、なおさら本体に格納
できることは必須だと思う。キーボード側ではなく、本体について欲しい。

○画面サイズについて

 個人的には今のままでOKだが、2chのスレなりを見ていると液タブとしては
画面が狭い、せめて15インチサイズが欲しいという人が多いようだ。だが、
このスタイルを維持するのであれば、タッチパネルである以上枠をこれ以上
狭められない(保持するところがなくなる)ので、画面が14inchよりでかく
なると持ち運びに支障が出る(15.6inchノート以上のサイズにはなりそう)
と思う。よってでかくなるにしてもせいぜいが14inchまでかなと思っている。

○外部接続端子について

 正直外部接続インターフェースについては現行機でも困っていない。まあ
USBtypeCでもThunderboltでも追加で付ける分には構わないのだが、PCIex4を
外出しできるとするなら、この機種的にはGPUより高速ストレージを期待したい
ところではないか。NVMeなSSDを外付けできたりすると嬉しいのだが。

○標準装備品について

 キーボードはもうちょい厚くても構わないので、たわまないだけの剛性を
付与して欲しい。今のキーボードは非常用のおまけ品でしかなく、普段は
完全に余計な荷物になってしまっているからだ。

 ACアダプタは最大消費電力に負けないようにしてほしい。これは本体の方
にも原因があると思うのだが、アダプタを繋いでいるのにバッテリーが減る
のはやはり理不尽すぎる。現行機の挙動を見ていると90Wアダプタくらいが
適正だと思う。時々SONY時代のスティックタイプの充電用USBコネクタが2つ
ついたアダプタを使っているが、これが標準でいい気がしている。

以上思いつくままに書いてみたが、異論反論もありそうだし、そもそも
本当に後継機がでるのかもわからない。どうなんですかねVAIO社さん。

12504691 journal
日記

miwwの日記: VAIO Z Canvas レビュー

日記 by miww

 いまだにペンは使ったことがない(笑)のだが、しばらく使ってきて、
それなりに知見は得られてきたと思うのでまとめておく。

 私はVAIO Z Canvas(SSD-512GB)を購入直後、Windows/VAIO等の各種
updateを行っただけですぐにWindows10proにアップデートして使っている。
公式ではまだWin10の導入にはOKが出ていないが、個人的には特に利用上の
問題は出ていない。ただ、Photoshopでペンの挙動がおかしくなるとかの
問題を聞いているし、本来は9月中旬を待つべきなのだろう。

 さて、普段は電源を接続したまま&有線LANでセカンドディスプレイの
ように設置し、少し古い版のSynergyで別のPCのキーボード・マウスを
使って操作している。

 まずはいい点から述べていくと、第一に、従来のノートPCの時より机の上が
広くなったことが挙げられる。単純にキーボードを繋いでいないこともあるが、
元々キーボード部の上に普通に書類等を置いていたのでその事自体はあまり重
要な要素ではない。ポイントは、排気が画面上部かつ、コネクタが画面側面で
あることだ。

 机にペットボトル等を置いていたら気づくとお湯になっていた、等といった
事態が発生しないし、USBメモリ等を指すときにケーブルの場所を机上に確保す
る必要がない。まったくないわけではないが、立体的に逃がせるので書類等に
は阻害されないのだ。これは他のノートPCでも参考にして欲しい点である。極
論、キーボード面の上部あたりに縦に挿すコネクタとかそういうのもアリだと
思う。

 第二に、排気が極めて静かな点も大きいポイントだ。3Dゲームを長時間動作
させることで、結構な風量が常時発生している状態になっても、ファン音はあ
まり気にならないレベルに収まっている。TDPの差を考えるとこれはなかなか凄
いことだと思う。というかGS30はなぜあんなにうるさかったのか・・

 あとは、スタンドの出来がすばらしい。起こすと追随してくるこの不思議な
感覚もだが、本体の重さもあって斜めに倒れる可能性がない程度の絶妙な大き
さが良い。思っていた以上に安定するスタンドである。

 だめな点はあまりないというのが正直な感想だが、ないわけではない。真っ
先に挙げられるのは、やはり標準キーボードのヤワさだ。緊急用に使うにはい
いが、机上にチルトなしで万全に設置して使う以外ありえないレベルで使えな
い。具体的にはたわみがひどく、高速にタイプすることができない。個人の好
みも色濃く出る部分でもあるし、別途キーボード&ポインティングデバイスを
用意することをオススメする。

 次に問題になるのは、設置の手間だ。ノート型なら開いて電源ONして置くで
終わりだが、これの場合、スタンドを開ける→電源ONして置いた後、キーボー
ド&ポインティングデバイスを置く(&電源を入れる)という一手間が増える。
私は別PCから操作する方向性にすることで回避しているが、別PCが起動した状
態にない場合や、別のLANに接続するようなときには回避できない。やはりこの
あたりはノートPC型の方が便利なのは間違いない。

 ただし、KBレイアウトが自由なのは、液晶タブレットとして使う場合マスト
と言っていい条件だし、板タブを別途繋いで使っていたような人にはダメなだ
けの要素でもない。このあたりは本来の使い方であれば問題ないだろう。

 そもそも、利用上で最も問題になるのはソフトウェア面なのだ。具体的には、
高DPI環境にOSが対応しきれていないことである。

 このPCはDPIがかなり高いため、スケーリングが100%の状態で使うことは困難
である。具体的には、デスクトップで右クリック→ディスプレイ設定→ディス
プレイのカスタマイズ画面にある「テキスト、アプリ、その他の項目サイズを
変更する」の値のことだ。現時点では125%で使っているが、これでも一般から
すれば小さめだ。普通は150%くらいでの利用になるだろう。

 ところが、このスケーリングが万全でないのである。標準UIでフォントを変
更できないクソ仕様も問題なのだが、ツールを使って変更しても一部だけ100%
で表示(ビットマップフォントが表示されている?)されたりして、読解が困
難となる。Microsoftには、早急にこのあたりをアップデートして欲しいもので
ある。

 まとめるなら、手に持っての利用こそ無理があるが、気軽に持ち運べる範疇
(1.5kg以内)内でほぼ最高の性能を持ち、かつ静音性も十分。「高級機」とし
て申し分ないデキである。

 ただ、形こそタブレットではあるものの、他の一般的なWindowsタブレット機
(やノートPC)とは「違うモノ」であるという点に注意すべきモノであることも
また事実である、

 Broadwell-Hがアレだった上に、Skylake-Hがおそらくは来年になりそうでは
あるため時間はかかりそうだが、早いところ対抗機が出てきて、このクラスの
重さ・大きさ・性能で安価なものが出てくることを期待したい。

# MSI GS30 2M shadowのIrisPro6200版出てたけど・・・うるさいんだろうなあ。

12355150 journal
日記

miwwの日記: 結局・・・ 2

日記 by miww

 ここまで日記でさんざんゲーミングノートを買うぞと言ってきた私だが、
結局何を買ったか、というと・・・VAIO Z Canvasである(笑)

 買う理由なくなったとか言ってたじゃねーか!と言われるとなんとも
アレなのだが、待ってほしい。これでもかなり悩んだのである。

 前回の日記の後、NVIDIAゲーミングノートでよく報告されるOptimus
テクノロジの弊害(IntelHD側で動作してしまったり、動作しなかったり
する問題)について調査していた結果、どうにも完全に回避できるわけでは
ない点が気になり、そこを気にしないためにはSLIに行くしかないとの
判断になった。

 だが17inchは厳しい・・・と探した結果、候補は前に書いた「AORUS
X3 Plus v3」から、「AORUS X5」に移行した。こいつは15inch
ノートのくせに965M SLI+G-SYNCという、これまた物欲をくすぐる
仕様のモンスターノートである。

 これで行くか・・・と思い立ち、発売されたものの日本国内販売が
始まらないことにじりじりしつつも、あとはポチれば買えるところまで
準備を進めていた。実際、eBayでポチる一歩手前まで何度か行った。

 そこまで行って、なぜ買わなかったのか。決め手はアダプタのデカさだ。
ゲーミングノートのゴツいACアダプタ(200W)の現物を実際に見てみる
機会があり、本体は覚悟してたけど、これを持ち運ぶの?という悩みが
沸いてきたのだ。

 そうして悩んでいるうちに、ふと、IrisPro5200でもOptimusを
回避できることに気づいてしまったのである。

 Broadwell-Hがコケ気味であることもあり、するともうMSIのGS30と
コレしか残らなくて・・・この2つならこっちでしょ、というわけで
VAIO Z Canvasを選んだ、という次第なのだ。

 なお、購入目的はゲーム(+仕事)なので、ペンは梱包すら開けていない
というていたらくである。余裕ができたらいぢってみようとは思っている。

12082023 journal
日記

miwwの日記: VAIO Z Canvas と MacBookPro15

日記 by miww

 結局、VAIO Z CanvasはBroadwell-HではなくHasewell-H(Crystalwell)で出て
きたため、私としては購入を見送ることにした。元々タブレットとして使う気
がないところに、新CPUでもないのでは手を出す意義がなくなったからだ。

 実際に出てくる前にはWebサイトでもBroadwell-Hが乗ってくる旨明記されて
いたし、MacBookPro15(以後MBP15)も、この内容ならMBP13と同時発表しない意
味はなかったはずだ。このことを考えれば、おそらくBroadwell-H自体がIntel
によりドタキャンされたのだと思われる。だとすればVAIO社も対応に大わらわ
だったはずで、発売が近づいてきているのに宣伝系の動きが妙に少なかったの
も納得できる。

 Broadwell-Hがキャンセルされた理由はおそらく、Skylakeの製造が好調で、
早ければ2015/9-12にもSkylake-Hが出せてしまいそうな勢いだからだろう。で
は、次のZ/Z CanvasはSkylake-Hを載せてくるのか?というと、メモリ周りの変
更(DDR3->DDR4)も入るはずなのでマイナーチェンジでは厳しそうな気がする。

 ともあれ、結果として Z Canvas/MBP15 に搭載されたのはCrystalwellだ。
これに内蔵されたGPU、IrisPro5200は、ほぼGeforce840Mと互角の3D処理性能が
あることが知られている。

 目安として某所から持ってきた性能比較値(フルHDでのFireStrikeスコア?)
で説明しよう。まず、件のIrisPro5200=GeforceGTX 840Mは1500だ。

 今のGeforceGTXは900番台が現行ラインナップで、940M/950M/960M/970M/980M
とある状態だが、これらはそれぞれ1600/3200/4300/7400/9600という性能だ。
なおデスクトップ版のGTX980は11900である。

 5500UのIntel HD5500はIrisPro5200の半分以下(680)、VAIO Zに載っている5
557UのIris6100も多少は性能向上しているが1000には届いていない(値が見つ
からず)。

 また、MBP15が載せてきたR9 M370Xは、R9 M3xx はR9 M2xxのリネームである
らしい(メモリだけ1割程度高速化された?)以上の情報が現時点ではない。
おまけに「R9 M270X」がないため、推測しかできないのだが、良くても950Mと
同程度ではないかと予想されている。

 世の中のゲーミングノートと呼ばれるノートは、大抵950M以上が載っていて、
メインストリームは960Mである。つまり、3Dゲームをまともにやろうとするな
らIrisProでも半分以下で、それ以外など論外なのが実情だ。

 それでも、個人的には最悪古いゲームだけ動けばいいので、IrisPro6200で
1700くらい出れば・・・とか期待したりしていたわけだが、ならなかったので
パスすることにした。

 個人的には、俺的用途には合わなかっただけで、VAIO Z Canvas自体は魅力あ
る製品だと感じている。実際のところ、同じCPUが載ったMSIの GS30を買うくら
いなら私でもCanvasを買うだろうし、この中身にインターフェース仕様でZだっ
たなら買っていたのは間違いない。

 だが、現実には有線LANもなくIrisProでもないZは選べないし、新しいプラッ
トフォームでもないのにタブレットであることで苦難を味わうだけになるのが
わかっているZ Canvasも選べず、素直に950Mにしておけばいいものを無駄にGPU
をAMDに変更したMBP15(Windowsを入れる前提)も選べない。どうしたものか・・・

# MBP15 2015でFF14はちゃんと動くのだろうか?

11986650 journal
日記

miwwの日記: 新VAIO Zと2015/3のゲーミングノート事情 3

日記 by miww

 新VAIO Z(以後新Z)が出たことを受け、現在使っているVAIO Z(VPCZ1-以後旧Z)
の後継となるノートについて考えてみた。個人的には、新Zは有線LANがない時点で
見送り確定だったのだが。ゲーム用途では通信速度ではなく応答速度が大事なので、
無線は論外なのだ。

 それ以外の点ではどうか。新VAIO Zは確かにオンリーワンではあるが、狙い目が
微妙というのが正直な感想である。実際のところ、新Zは Duo11/13の後継として
見れば悪くないデキなのだが、そういう人はZ Canvas待ちであろう。実際よほど
Z Canvasが高価にならなければそれが正解となる公算が高い。

 では、そうでなくて新Zを求める人とはどんな人だろうか?dGPUがない時点で、
3D性能はおまけ程度と割り切るしかない。実際のところ、Iris6100の倍の性能がある
と言われるIrisPro(Z Canvasに載る予定のもの)ですら、dGPUとしては下の上程度の
性能-具体的にはGeforce GTX 850M以下の性能しかない。

 GPU性能を無視して、VAIO Proのようなモバイルノートの高性能版として見ると
なると、1.3kg後半という重さが問題になる。LavieZeroあたりと比較してしまうと
倍近いのに対して、CPU性能はCore数も変わらず、クロックが2~3割高いだけである。
バッテリの持ちを同程度に維持しているのは評価できるが、インパクトに欠けるのは
事実だろう。

 液晶タブレットとしての用途はZ Canvasが控えているのだからばっさり切って、
変形をなくしてもっと軽くできなかったのか、あるいは物理4coreなCPUをなんとか
載せられなかったのか・・・疑問が残るところである。

 で、新Zの見送りが決まり、Canvas待ちなのかなあ、と思っていたところに、ふと、
IrisPro6200はともかく、IrisPro5200が載ったノートなら既にあるんじゃないか?
と思いついていろいろ探してみた。結論からすると、5月頃に来るだろう
Broadwell-H系プロセッサの動向次第となったわけだが、せっかく調べたので
まとめておくことにした。

 まずは、IrisProが載っていて小さめで軽い・・・という条件で探してみたのだが、
実際これが難しく、結局1つしか見つけられなかった。

 その1つとは、MSI GS30 2M shadow(本体部分)である。(本体部分)って何よ?
と思われるかもしれないが、このノートは、デスクトップ用GPUが接続できることが
売りなノートなのだ。付属のATX?電源付きの箱にデスクトップ用GPUカードを挿し、
そこに本体であるノートPCを接続することで、性能的にもデスクトップPCの代わりに
なれる(ノートPCがデスクトップPC並みの性能になる、のではない点に注意)
という恐るべきノートPCなのだ。

 この本体部分だけを見ると、13.3inchフルHDでIrisPro5200な4corei7が乗っていて
1.2kgという、ある意味新VAIO Zより高性能でかつ軽いノートPCなのだ。まあ実際は
バッテリ保ちとかいろいろ劣る点が多々あるのは事実だが、少なくともゲームプレイ
目的なら問題ないはずで、俺的にも問題なさそうだ・・・と思った。

 しかし、PC工房(iiyama) 13GSX7100-i7-RRBなら、13.3inch、860M搭載、47Wの
4corei7で、GPUは一線から落ちはするし、重さも2kgと重いが、GPU性能では大きく
勝っており、しかも23万くらいするGS30より安価(10-20万)なのである。

 ここに至り、2kgまでは許容するしかないか・・・と設定を変更した途端、比較対象
がそれなりに広がってきた。選定の目安は下記の通りである。

・サイズは15inchが上限、「より下」が希望
・重くても2kgくらいまで(2.5kgとかは却下
・SLIはなくてもいいけど、DirectX12対応的に970M以上ではあってほしい。
 →970Mから上の性能が少し跳ねていることもある。
・有線LAN付き。

結果残ったのが下記の3機種である。
・MSI GS60 2QE
・GIGABYTE P34W v3
・AORUS X3 Plus v3-CF1
いずれも4coreCPUで970M。X3plusに至っては970M SLI(!!)である。

 厳しいのは、この中でまともに国内で買えるのはGS60だけだということだ。
日本語対応キーボードともなるとGS60しかない。他はeBay等で買うしかなく、
当然日本語対応も期待できない。

 無難に行くならでかいけどGS60(国内販売有り)、P34Wが(普通に)買える
ならそっち、どうせ海外チャレンジするなら最高峰だよね!Optimusもないし!
ならX3plus。そんなところだろうか。

 まあ現在のところこれらのCPUは現状Hasewell-Hなので、5月には来るという
Broadwell-Hの対応待ちかなあ、という結論に至ったという次第です。

11040337 journal
日記

miwwの日記: Surface Pro 3 に関するアレコレ。 6

日記 by miww

6/3 予約開始で 7/17発売。ちょっと先過ぎる感があるが、例によってFF11/14を
動作させうるモバイルノートとして検討してみた。が、個人的な結論からすると見送り。
miix2も、GPU搭載のVAIO Z(VPCZ1)を持っていることもあって、個人的に使いどころが
ないと判断した次第である。

まあ実際のところ、VPCZ1の後継として考えるにはなかなかいい感じの端末であるし、
判断に至るまでにいろいろと調べて回ったので、まとめておく。

○インターフェースまわり
・有線LANがなく、USBが1つしかない。
 miix2 8 と異なり、電源は専用アダプタなので、電源との共用には問題がないが、
 オンラインゲーム目的としては遅延の関係から有線LANが欲しい。特にFF11だと、
 テンキーレスキーボードだとゲームパッドも必要になる。しかしUSBコネクタは1つ
 しかないので、有線LANとゲームパッドを同時に接続しようとするとUSBハブが
 必要になる。まあこれはSANWAサプライの400-HUB022あたりを使えば軽減
 できるが、余計なものが必要になるのは確かである。

・外部画面出力がDisplayPortのみ
 DisplayPortはまだまだマイナーな規格であり、HDMI(orDVI)へ変換するコネクタは
 買っておいた方がよさそう。
    私見では、「10-13inchの画面で高解像度」が生きる状況とは、「画面上で文字を
 読む場合」だけだと考えている。それ以外の用途では、多少解像度を落としてでも
 大画面に出力したほうが良いか、もっと小さな画面でないと意味が薄いものが多い。

○CPU
CPUはi3/i5/i7から選択することとなっているが、問題はどのモデルを選ぶべきか。

CPU name 動作周波数 cache   GPU コアクロック     実行
      (turboboost時)               定格 最大 ユニット数
Core i3-4020Y 1.5GHz     3MB HD4200 200MHz 850MHz 20
Core i5-4300U 1.9GHz(2.9GHz) 3MB HD4400 200MHz 1100MHz 20
Core i7-4650U 1.7GHz(3.3GHz) 4MB HD5000 200MHz 1100MHz 40

 ゲーミングデスクトップPCの場合、i5とi7に殆ど性能差がないというような
ことがあるが、これを見る限り、キャッシュメモリの量も多ければ、
実行ユニット数も倍になるなど、i7にした場合の性能向上要因は大きい。

 画面の解像度が高いことも合わせて考慮すると、3D機能を使うアプリ(ゲーム)を
動かす気があるなら実行ユニットの多いi7モデルを選択すべきだろう。

○HDD(SSD)容量
・64/128/256/512GBから選択できるが、64/128GBだとメモリが4GBになる。
 ストレージはネットワーク越しとか、USB3接続とかでなんとかできても、
 メモリはどうしようもないため、256GB(メモリ8GB)以上を選ぶべきだ。
 後はサイフと相談だが、実際のところ差額3万くらいであることを考えれば、
 外付け前提だとタブレットスタイルでの利用制限が厳しくなる(isoをマウ
 ントして使うようなことが苦しくなる)し、SSDの交換も不可能だと
 思われるため、最大の512Gにしておきたいところ。

○デジタイザ
・筆圧256段階/N-trigデジタイザ(専用ペン添付-ホルダーは別売カバー)。
 静電誘導だけではないため、精密な操作が可能かつ、ペンにボタンがあるため、
 スタイラスをマウス代わりに使うことが期待できる。個人的には筆圧の
 有無よりもこっちのほうが重要だ。

○カバー
・キーボードカバーは・・・なんとも言いがたい。ペンホルダーとしては必要そう。

○公式ショップのアクセサリでは専用ペン・アダプタも売っているが、
 これは本体に添付されている。予備として購入する時のために売られてる模様。

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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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