nagajisの日記: 実名を晒すこと 1
乗り遅れてしまったので日記に書くという格好悪いことをする(すみませんねえ小心者なもので)。またいい加減なコメントしてアレするのも何だし。
個人的に実名を出さずにおられないことはさておき、ネットは匿名もしくはハンドルネームでいいんじゃないかと思う。皆さん指摘されているように実名だから質の高い議論ができるというものでもないだろうし、実名として書かれたものが本人を識別するものにも、本人の書き込みである保証にもならない。だいいちHNだって騙ることができる。わざとでなくても被ることはあるだろう。
インターネットはそういうものとして捉えるべきなんじゃなかろーか。誰が書いたか裏付けすることが不可能な情報が回っている世界であって、それをアレコレ議論したり難癖つけたり笑い合ったりするための場所だと。発言者そのものと書いたものとを切り離して捉えるべき場所なのだと。そう考えるといろいろ気が楽になる。こういうありきたりのことを平気で書き散らせるのも、どうでもいい書き込みを見て笑えるのも、自分の興味の範囲にない話題を無視できるのも、ネットだから可能なことなんじゃないかシラン。もちろん書き手=書いたもの、と捉えられる可能性を肯定しつつ。これ読んでテキ認証されることも無視されることも考慮しつつ。
しかしこの考え、現実世界にまで拡張するとえらいことになるな。辞書や教科書に書かれてあることさえ裏付けが取れない・根拠がないということになって、何も信用することができなくなる。絶対的に正しい情報というものはないだろうけど、ものを考える時のものさしになるような情報はあってほしい。そのへんの取捨選択が人格だとか人の個性だとかになるのだろう。実名/匿名議論が蒸し返されるのも、そういう基準が定まってないうえに、無闇に現実と結び付けようとするからじゃないかなあ。
パソ通時代の思い出 (スコア:3, 興味深い)
懐かしいNifty Serveの頃の掲示板のログファイルをもう更新していないホームページの忘れたディレクトリにリンクも張らず放置していたら、ある日@niftyから連絡があって「アナタのホームページ上に個人情報がサラされているとの通報がありました。至急削除してください」とのこと。
Nifty Serve時代のユーザアカウントには実名(登録名)と居住地がひもづけられていて、恥ずかしい書き込み共々それが晒されたままになってました。
どうやら検索エンジンにクロールされて、実名で検索されたときに引っかかってたらしい。
実名で書かれた煩悩満開の書き込みを久々に見てしまった。
試しにそこにあった名前のいくつかをぐぐってみたら、もう皆さん結構なお年になってるようで役付きの人がそこそこいました。
確かに、そういう人達の恥ずかしい過去を晒されたら立場によってはスキャンダルになるよなぁ。
結局そのディレクトリ毎rmしちゃいました。