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okkyの日記: スラドの広告2 11

日記 by okky

よくよく考えてみたら、スラドが陥っている問題は「月に20万稼ぐ方法…ねぇ…うーむ」と同じ問題ではないかと。

ようするに大手と同じ「巨大で、制御されていないマス」のままで売ろうとするから大手に負けるのでは。

一週間=45万インプレッション を 65 - 105万円で、しかも全くコントロールできないまま…という売り方では、そりゃ「どうせ広告を45万インプレッション打つなら Google とか Yahoo の方がよくね? 見てる人の幅、広いしさ」となる気がする。
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しかし。たとえば1千インプレッションを1万円でとかだとどうだろう?Slashdot Japan 広告メニュー(PDF:2009年4~6月版)によると、全広告画面を買い取ると1週間で408万円かかる。これは 45万インプレッション 推定だそうだが、1千インプレッションに直すと 9066円…ということは1万円の方が高い。1画面表示辺り9円が妥当かどうかはともかくとして…

もちろん、条件はある。
「私のIDで見ているインプレッションの場合だけ」

私の場合、他の人の日記も含めて日記を読んだり、自分の日記を書いたりするので、結局1日100インプレッションぐらい使っている。これでもまだ10日分だ。アクセス頻度の低い人なら、1千インプレッションで1ヶ月ぐらい持つんじゃなかろうか。

「有料ユーザー」のような定義をするよりも、売る箱の大きさを小さくしてさらにもっとコントローラブルにする事で、有料ユーザー相当の事を可能にする。もちろん、金がなくなれば広告は戻ってくる。本当に広告が嫌なら枠を買い続けるだろうし、どうでもいい人なら「凄く頭にくるような広告の場合だけ」枠を買う事をするだろう。ようするに「有料IDだから広告一切なし」「無料IDだから広告は消せない」のような2値ではなく、ユーザー自身にグラデーション化する自由を与える事もできるのだ。
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IDではなく時間帯で買う、と言うのはもうすでに例を出しているけれど、これもまた値段を大幅に下げることができるはずだ。7日*24時間=168時間だ。一週間408万円は高いが、一時間だけなら 2.43万円…ここは諸手数料切り上げて3万円としてみよう。平日の11:00-12:00までだけを買うなら1週間15万円、1ヶ月だと… 30/7*5*3≒65万円平均だ。お昼のデリバリサービスサイトに売れる値段に下がったじゃないか(全国のデリバリサービスを紹介するサイトというのがあるのだ。楽天とかに)。もちろん、408万円は「自由になる広告領域全部」のお値段だ。実際には右下の四角い枠1つで十分だったりするだろう。もう少しぼったくってもいいんじゃないか?っちう値段になってないか??

同じようにして、16:00-18:00までの2時間を白木屋に売る、と言う発想だってできる。全員が白木屋に行くとは限らないが、間違いなく見た人の何%かは飲みに行くだろうし、その中には白木屋に行く人も出るだろう。この場合は「クリック」の必要性はない。Flash動画が表示してあれば十分だ。
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あと、IDの設定に「これ系の広告を多く載せてくれ」というのがあると、うれしいときがある。
「会社で使っているマシンが死んだっ \(^o^)/」(半分喜んでる)
なんてときは「PCメーカーの広告を出せっ、auじゃなくてっ」と思ったりする。
「いいから、今、登録されている PCメーカーのを全部だっ」
Googleとかだと『検索』というユーザーからのプッシュに合わせてリンクが出てくるのでこういうことも可能だが、/.Jだと難しい。一方で Google は大手が戦っているので、中小メーカーなどが見つけにくく…意外と安いものを見つけにくい。

似て非なる発想に、「俺の日記はこのジャンルの広告主が多い方がうれしい」と言うのだってあるだろう。広告主の方にも「これ系のジャンルの日記・記事に多く出してくれ」というのがあるだろう。そういうのを制御できるようにしておく、というのも手だ。

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ようするにマクロ・クラスターと化している広告を、マイクロ・クラスター化して、それぞれを専門に狙う場合は値段を下げる(PVの絶対値が減るから)が、下げすぎない(クリック率は上がるはずだから)事で、コスト分は回収する、という発想だ。残念ながら /.J のランニングコストや、これらの変更によってどれぐらいコストが増大するのかがわからない。ので、計算はここで止まってしまうのだが。

営業対象が増えるので営業の人は大変になる?でも、それは「メインフレームを年に2台売ってノルマを果たしていた営業が、PCやワークステーションを沢山売らなくちゃいけなくなりました」っていうのと同じ。むしろ、
「今年の分の平日の 11:00-12:00 の③の枠、全部よこせ」
とかいう売り方ができるので、楽になる面もあるはずだ。

この議論は、okky (2487)によって ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
  • 大手に負けるのでは。

    実は全然負けてないんですよ。 「Yahoo や Google」というのが何を意味しているのかによって変わりますが、 /. よりページビューが大きい他のサイトよりも、 /. のほうが効果が高い場合は多いのです。 みなさんご存じの通り、 /. はとても特徴的なユーザ属性を持っているので、 その分野での広告価値は非常に高いのです。 これは結果にもきちんと現れていますし、/. の一番の強みです。

    次に、1000インプレッション一万円でという単位ではほぼ不可能です。 物品販売と同様のスキームになるので、 営業・契約・入稿・設定・報告、そして請求書の発行や振込確認など、 一般的な業務のコストもそれぞれにおいて入ってきます。 Google AdWords のように、ほぼ全てが自動化されているシステムなら、 このあたりのコストはあまりかからないのかもしれません。しかし、 そうではありませんので、正直ある程度の大きさでないとなかなか動けません。 もちろん、それを実現するために新たにシステムを導入するという考えはありますが、 大きなコストがかかると想定できます。

    okky さんのおっしゃることはたしかにその通りかもしれません。 しかし、それ相応のコストがかかります。 私は会社の幹部ではないので、 コストとリターンそしてリスクをどのように見積もっているかはわかりませんが、 私が思うに、簡単にできるものではないと感じています。 リスクが無く、コストもかからないものであれば、 すでに私たちは行っていると思いますし、他のメディアも行っていると思います。

    ですが、こういったご意見をいただけるのは本当にとても嬉しいですし、 ぜひ参考にしたいと思っています。 私たちも日々いろいろ考えながら、さまざまな取り組みを実践しています。 いろいろご批判をいただくことも多いと思いますが、 よろしければぜひ、これからも厳しいお言葉を頂戴できたらなと思います。

    • 1000インプレッション一万円でという単位ではほぼ不可能です。

      • 「有料ユーザ の代わりに、個人に広告枠を買わせる」という戦略においては、これ以上上げられない値段ではないかと思います。
          ただし、営業・入稿の2つが不要になりますし(広告を出して欲しくない人は積極的にアプローチしてくるでしょうし、「何も表示するな」と言っている人に原稿は不要です)、残りに関しては「有料ユーザーの場合広告を出さない」となったら結局必要なコストではないかと。
          そう考えると、同じコストでより柔軟に対応できる、と言う意味では考慮の価値はあると思います。
      • 通常の営業と言う意味では、1000インプレッション1万円は「一口」と考えてください。「十口から受け付ける」のでも構わないと思いますよ。
          ただし、広告をいつ出すのか、というポイントは制御できなくてはいけません。概算で計算しているときも企業相手の数字は10万未満のものは出していないと思います。
          これは「広告主」に対する顧客満足度だけではなく、広告を見る側の満足度にも反映するはずです。自分が見たい・知りたい情報が広告の形で提示されるのは満足度を増します。見たくも・知りたくもない情報が提示されるのは満足度を下げます。しかし一番満足度が下がるのは自分が見たい・知りたい情報だが、それは今のこの端末からはクリックできないーという状態です。
          その意味では「広告の内容に対する満足度」(広告を見る側にとって)を定期的にサンプリングするだけでも、セールスツールになるのではないかと。

      View/クリック/購買率は /.J は高いでしょう。偏っている分、ターゲットは絞りやすい。しかし偏っている分、お客様になる企業数は明らかに少ない。そのような企業を発掘する段階の営業コストは上がっているはずです。この瞬間に粗利率でも絶対金額でも負けているはず。
      営業コストを下げようとすると、小口を狙うのが最も簡単になる。で、小口に対応したシステムに改造するためのコストは固定です。3年…1000日ぐらいのスパンで考えると、改造コストと均衡するのではないかと。

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      逆に、こういうものが小口化してくれると、SOHO的な商売でも利用しやすくなる。という事は営業周りに不安があって独立する気になれない人が独立しやすくなる。そういう意味でも、広告枠が小さく分割されるのはありがたい。この観点からいくと /.J の「視聴者」の多くは、将来の広告主になる潜在性を持っていると思いませんか?

      --
      fjの教祖様
      親コメント
      • まず、私が書いた(書く)コメントは、特別に注記していない限り一般的な話であることをご承知ください。 特定のものに特化した話はほぼ全てこんなところでは書けませんので。

        すべての点でおっしゃることはもっともだと思いますし、理には適っていると思います。 考え方自体は私も同意します。 しかし、企業活動ですから、企業規模や方針、そしてコスト・リターン・リスクを考えて、 どのような戦略にするかというのを決定しています。 弊社ももちろんそうです。 Web メディアで広告を入れ始めて5年以上の実績もありますので、 おっしゃるようなポイントもその間に考えてはいるはずです。

        現在、中小企業が広告を出す先の中心になっているのが、 Google AdWords などの広告ネットワークだと思います。 もちろん、大手も出しているので大手との価格つり上げ競争になってしまう部分もあるのですが…。 Google AdWords では、メディアサイト指定で広告を出すシステムもあります。 きちんと見ていないので、時間の制御(何時から何時の間だけ出す)ができるかどうかはわかりませんが、 いろんな制御はできるのではないかと思います。 そうなると「Google AdWords を使えば /. だけでなくいろんなサイトにも効果的に出せる」 ということで、そちらを利用する場合がありそうです。

        別にも書きましたが、 Google は AdWords のシステムに大きなコストをかけています。 メディア側は、広告システムにそれに対抗できるコストをかけることが普通はできません。 広告システム業者になるという企業目標があるのなら別ですが。

        うまく広告を出してひとつひとつの価値を高めるのも一つの手として大いにありうると思います。 あとは企業方針、そしてコストやリスクとの兼ね合いで、 それが現実的なモノかどうかを考えて、企業は判断すると思います。

        小口に対応したシステムに改造するためのコストは固定です。 3年…1000日ぐらいのスパンで考えると、改造コストと均衡するのではないかと。

        まずは、最初にそれだけの投資をするとなると、 弊社のような小さい企業にとってそれは大きなリスクを伴います。 まず、3年で回収となるとハイコストであることは間違いなく、 逆にリターンがどれくらあるのかは、企業の考え方次第で変わると思いますが、 それなりのきちんとした調査をしないと、ハイリスクの可能性が高いでしょう。 調査のためのコストもかかりますし、ホントに3年で回収できるのかという根拠も、 今のところなさそうです。

        かといって、 物量だけで勝負するのは負けがみえているので、 そこはサイトの価値を最大限に生かすような形で、 うまくやっていければ良いのではないでしょうか。

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  • by GeoJ (32542) on 2009年05月24日 11時10分 (#1571872) 日記

    okkyさんの例示されたユースケースって、Push型でなくPull型のメディアが求められている状況
    なんではないでしょうか?とすると、広告が一定期間蓄積されてジャンル毎にまとめられるような
    ページを常時利用可能にしておいて、興味を持った時にアクセスをという対応が向いているのでは?
    つまり「スラッシュドットに広告を出す」という基準で選別されたポータルが欲しいということかも。
    「スラッシュドットに広告を出すようなGeek御用達の○○サイト一覧」という感じ。
    現在のサービスで最も近いのは一部のスラッシュボックスですかね。

    • たとえば、Google AdSense の「リンクユニット」が、 それに近い形になっているでしょうか。 キーワードを抽出してリンクとして表示し、 そのキーワードをクリックすると、 キーワードにマッチするような広告一覧ページに行きます。 (リンクユニットとは何ですか。 [google.com])

      これは「キーワードに一致する広告」の一覧なのですが、 たとえば、「slashdot.jp に出稿した広告」の一覧を出す機能があるとおもしろいかも? ということでしょうか。

      親コメント
      • by GeoJ (32542) on 2009年05月25日 0時34分 (#1572117) 日記

        > 「slashdot.jp に出稿した広告」の一覧を出す機能があるとおもしろいかも?
        ということです。できたらジャンル分けされて。
        この場合、Push型で表示する広告はジャンルをなるべく均等に網羅的に選び、
        広告主名や商品名など必要最低限の情報のみを表示する方がよいです。

        結局、利用者は自分に不利益の無い範囲でしか行動しないので、広告を必要とする
        ときだけ表示されるのが最も効果的です。逆に、必要のない時の広告は邪魔なだけで、
        明らかに悪い印象を与えてしまう可能性が高く、本来の目的からすると逆効果です。
        この判断を何らかのアルゴリズムで自動的に判断させているのがWeb広告の主流ですが、
        実は利用者自身に決定させれば圧倒的に正しく判断できるのではないかと思います。

        あとは、スラド購読者相手の広告というゾーニングの効果か、広告主がスラドに
        資金を提供しているという事実からえられる好感のどちらかでも働けば十分なはずです。

        ちなみに購読されている記事はその内容への購読者の興味を示していますが、
        その内容と関連する広告を表示することは、その内容に興味のない者への表示を
        抑止する効果はあっても、広告自体の必要性の有無を判断できているわけではありません。
        購読者が常に広告を必要としているような状況があるのでない限り、
        Google AdSenseのような手法には限界があるのだと思います。

        親コメント
        • 広告を必要とするときだけ表示されるのが最も効果的です。

          逆に、 (とくに /. を見ていて)「広告を必要とするとき」というのがあるのでしょうか?

          Web のない旧来の世界というのは、確かにそういうときがあったと思います。 しかし、Web 上であらゆる情報を簡単に得られるようになった今、 その機会はほぼ無いに等しいのではないでしょうか。

          たとえば、 okky さんのコメント [srad.jp]の例ですが、 もし夜中に旅行に行きたくなったとします。 そのときに調べる手段としては、広告ではなくて、 知っている旅行社のサイトに行ったり、Google で検索したりするのが普通だと思います。 そのときたまたま Web 広告で旅行社の広告が出ることもあると思いますが、 「旅行社の広告を必要とする状況になったから、 /. での Web 広告を ON にする」ということは無いと思います。 むしろその広告が出ると嬉しいのは、Google で検索したときなのではないでしょうか。

          また、

          逆に、必要のない時の広告は邪魔なだけで、 明らかに悪い印象を与えてしまう可能性が高く、本来の目的からすると逆効果です。

          とも言い切れません。 たとえば、今回の問題のきっかけになった伊藤園の「純国産野菜」ですが、 この広告で初めて存在を知った方は多いと思いますし、 良かれ悪かれこれだけ騒がれたのですから、 広告としての効果はとても高いでしょう。 確かに一部の方には悪印象を与えていることもは否定できませんが、 それを補ってあまりあるほどの効果があったと思います。

          ユーザは自分の必要な情報は自分で取りに行くと思います。 取りに行くことができる世界になっています。 そこに広告の入る余地はほぼ無いに等しいでしょう。 興味が無い方に知ってもらう、興味を持ってもらう、来てもらう。 そのための広告は、確実に一定の効果を上げていると思います。

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          • by GeoJ (32542) on 2009年05月26日 1時57分 (#1572824) 日記

            okkyさんもtachさんも全くおっしゃる通りなのですが、元の話は消費行動下にあるスラド購読者への広告の影響のつもりだった(私の書き方が悪かったのですが、「okkyさんの例示されたユースケース」というのは「会社で使っているマシンが死んだっ \(^o^)/」のことです)ので、そこからすると議論が発散してしまっているようです。少し議論を絞らせてください。

            さて、消費行動の段階においては、「知っている旅行社のサイトに行ったり、Googleで検索したり」して、スラドの「広告の入る余地はほぼ無い」のはtachさんの書かれた通りですが、それでも広告の役割が皆無という訳ではありません。それは検索結果から商品の選択をする際の判断基準に広告から得られた評価が用いられる場合です。この評価には、スラド購読時に見た広告そのものへの印象と、スラドへ広告を出稿していることによる出資者としての価値の両方が用いられるのですが、後者は往々にして忘れられているように感じます。前者の評価は広告そのものの印象に依存しますが、後者は広告掲載と出資とのメリット・デメリットを購読者がどう評価しているかに依存しています。

            ちなみにテレビのCMでいうと、それぞれCFとスポンサーリスト(「この番組は○○の提供でお送りします」というやつ)の二つで構成されているのに近いのですが、テレビではCMのほとんどの情報はCFの印象しか残らないのに対して、Webではどちらでも必要になった時点で取り出せるようにできる点が異なっているわけです。ただ、いつでも取り出せるからといって、最終的な決断をする際にわざわざスポンサーリストを見にくるかという疑問は残っていますが、私はこの辺は楽観的にスラド購読者は他の集団よりそうしてくれる傾向が強いのではないかと予想しています(でも違うか?)。

            ということで、okkyさんもtachさんもCFに相当する機能についてばかり議論されていますが、消費行動の段階においてはスポンサーリストに相当する機能についても考慮してみてはいかがか、ということが書きたかったことです。もちろんどちらかだけに限定する必要はないので、できるなら両方の方法を併用するのがいいと思います(もちろんtachさんが対応できる余裕があるかという問題もありますが)。

            # ちなみに伊藤園のケースですが、「必要な広告」には「需要を喚起する広告」や
            # 「判断の根拠となる広告」とともに「スラドのネタとなる広告」というものがあるので、
            # 必要のない広告の例としては適切ではないように感じました。
            # 私の場合はネタとして楽しみましたが、「純国産野菜」の購入には至っていません。
            # それでもペットボトルのお茶を買う時に「お~いお茶」を優先的に選択する理由にはなってます。

            親コメント
            • たぶん、おっしゃりたいことが理解できました。 つまり、他のどのサイトでもなく「スラッシュドットに掲載された広告である」 ということの価値ですね。 それを「スポンサーリスト」のような形で出すと、 よりその価値を表に出すことができるのではないか、と。

              いろいろ難しい部分がありますが、検討してもよいかもしれませんね。 ただ、契約での掲載期間があるので、 当然それが終わるともう何も出せなくなります、たぶん。 たとえ出し続けることができるようになったとしても、 広告主の側も、 それを出し続けるメリット・リスク (たとえば、/. が社会的に責められる状態になった場合、 スポンサーになっている企業も同じように責められる場合がある、など) を考えて判断しなければならないので、 実現する可能性がどれくらいあるかはわかりません。 もちろん、おっしゃるように 「最終的な決断をする際にわざわざスポンサーリストを見にくるか」 という問題もありますし。

              リストを作って出す・更新するというだけなら、たいしたコストではないので、 それが会社の売上・利益に貢献するのならアリだとは思いますよ。

              親コメント
        • 広告自体の必要性の有無を判断できているわけではありません。

          これは正しいのですが、これをもって Google AdSense の限界とするのは間違いです。

          プログラム開発プロジェクト最大の問題点はなにか、を思い出してください。
          「お客様は、自分は欲しいものが何かを完璧にわかっていると思い込んでいるが、実は全然判っていない」
          というのが問題の発端であり、そこから始まる膨大な要求仕様変更がソフトウェアプロジェクト破綻へと続く「太くて舗装された道」ですよね?

          同様の事は広告にも言えます。広告の中には、その視聴者に 新たなる興味関心を喚起する 能力もあります。故に、ユーザーにとって必要な情報以外、広告として出さない、と言うのは必ずしも広告と言うものから見た場合に効果を最大化する戦略ではありません。特に Push 型広告においては。

          しかし、あまりにも視聴者の興味関心と大幅にずれた内容を見せても、新たなる興味関心を喚起できる可能性は低い。Google AdSense はそれ故に内容に関連する広告を出す、と言う戦略を選んでいるわけです。多分その辺りに極大点があるだろう、と Google は予測したわけです。

          --
          fjの教祖様
          親コメント
          • まさに okky さんのおっしゃる通りだと思います。

            しかし、Google AdWords の今のやり方は、 いま見ているページと関連する広告を出すことはできるのですが、 それがユーザの関心とマッチしているわけではありません。

            より効果的にそれを実現しようとする手が、 昨今いろいろ話題になっている、行動ターゲティング広告です。 業者が各 Web サイトにビーコンとなる javascript を設置してもらい、 ユーザ(ブラウザや IP アドレスなど)ごとに行動(どのページを見るか、 どのくらいの頻度で見るかなど)を記録し、 それをもとにそのユーザの関心を予測し、 ユーザの行動に応じた広告を出すという手法です。

            Google もそう思っているようで、 行動ターゲティング広告を始めたそうです [google.co.jp]。

            親コメント
typodupeerror

ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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