rutoの日記: Scala 2.8 Collections APIを訳しました
日記 by
ruto
Scala 2.8ではコレクションまわりのAPIが(互換性を大幅に保ったまま)大きく変わっています。Scala 2.8のコレクションAPIはかなり洗練された設計となっていますが、多くのクラスから出来ているためscaladocやソースだけからの理解は困難です。
Scala 2.8 Collections APIは、Scalaの設計・実装者である(もちろん2.8のコレクションAPIの設計・実装もしています)Martin Odersky氏が、Programming in Scala (邦題: Scalaスケーラブルプログラミング)の共著者であるLex Spoon氏と共にScala 2.8のコレクションAPI について解説した文書です。基本的な設計から各抽象・具象クラスの解説、さらには各クラスの性能特性のまとめやJavaのコレクションとの変換、2.7からの移行など、Scala 2.8のコレクションについて幅広い範囲をカバーしています。
Scala 2.7についてある程度知っている人を対象としていますが、Scalaを学び始めて基本的な文法を学んだ人が読むのにも適しています。
そんなScala 2.8 Collections APIを日本語に翻訳しました。
日本でのScalaの浸透に少しでも貢献できれば幸いです。
なお、ほぼ同時期にe.e d3si9nさんも翻訳しています。お互いに訳を参考にして翻訳しました。私の訳でわかりづらいところがあれば、ぜひこちらも参照してください。
おまけ: 翻訳メモ
Scala 2.8 Collections APIを訳しました More ログイン