switch720の日記: 「ブブゼラ」がウイルス拡散器に
日経メディカルオンラインの記事(6/22)より。
最近南アフリカでインフルエンザの患者数が激増している、
というニュースに続いて、こんな話が紹介されている。
ところで、南アフリカといえば「ブブゼラ」を連想する人も多かろう。
昨年W杯の応援合戦で、スタンド中から「ぶぅぶぅぶぅぅぅぅぅ~」と大音響を
響かせていた様子は、中継でご覧になった人も多いと思う。このブブゼラ、
「大規模ウイルス拡散器」にもなり得るのだと、London School of Hygieneが
警告している。ブブゼラを思い切り吹かせて空気中に拡散するエアロゾル数を
計測したところ、ブブゼラを使わない“絶叫”に比べて空気1リットル当たり約180倍、
1秒当たり約570倍の噴出が確認された。さすがに、これを快適に思う人は少なく、
2012年ロンドンオリンピックでは締め出されることが検討され、
テニスのウインブルドン大会ではすでにお断りとなっている。とはいえ発祥の地では自由に使える。
記事が引用しているのは、こちらのブログ(新型インフルエンザ・ウォッチング日記)。
「この研究者は、サッカー場で頭に来た経験があって早速実験計画したという
ところでしょうか。」って書いてますが、どうなんでしょうね。
野球ファンなんかがよく使うメガホンとかの比較がほしい。
ツバべっとりにさせておいて、そのメガホンを叩いて応援するので、
余計にたちが悪そう。
原著への言及がありませんが、こちらのようです。
Propagation of respiratory aerosols by the vuvuzela.
Lai KM, Bottomley C, McNerney R. PLoS One. 2011;6(5):e20086
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