tsykの日記: ボトルネック
数日前にBフレッツのハイパーファミリーが開通した。約1時間で作業を終えて、最終工程として工事を担当した人が「ベストエフォートなんで…」と決り文句を言いつつ、持参したDELLのノートPCを起動してフレッツスクエアで回線速度を2回ほど計測すると、どちらも約72Mbpsという数値が出た。
「あぁー、けっこう出ますねぇ…」と冷静を装ったが、内心では「うわっ、速えぇーー!」と驚愕してしまった。だって、いままではADSLで1.5Mbpsの世界だったんだから、なんと48倍速ですよ。
しかし、喜びも束の間、工事の人が帰ってから自分のPCで同じサイトで計測してみると、何回トライしても約15Mbpsという平凡な数値が表示されるのみ。「うひぃー、やっぱりボトルネックは、この ThinkPad s30 だよなぁ~。メモリも256MBしかないし。」と、厳しい現実を目の前にして呆然とする。
とうとう長年愛用してきた s30 に引導を渡す時が来たのか!
いまどき PentiumIII の 600MHz では、光ファイバーの洗礼は厳し過ぎたということか。それでもレジストリの MTU とか RWIN とかを弄り倒せば速くなるのかな。まぁ、いくらダウンロードのスピードが改善したとしても、せっかく落とした高画質の動画なんかを再生するにはCPUの性能が絶対的に足りないのは明らかなんで、新しいマシンを調達しないと宝の持ち腐れになってしまう。
ところで光ファイバーのケーブルの構造って良く考えられていて感心した。金属製らしき太いワイヤー1本と細いワイヤー2本があって、光ファイバー本体は細いワイヤー2本に挟まれる形で守られているらしい。家の外壁にガリガリとビス留めしたフックまで電柱から引き込むとき、太いワイヤー部分だけをピリピリと引き裂いて分離して、それをフック巻きつけて固定する。そうすると細いワイヤーに挟まれた光ファイバーの部分はブラブラと遊んでいるので、折り曲げや引っ張りのストレスから逃れる仕組み。ちょうど、単線の鉄道やケーブルカーの上り下りがすれ違うとき、二股に分かれて再び合流するような図を思い浮かべてもらえると良い。
部屋に導入する手前で太いワイヤーは役割を終えて切断されるので、壁の穴を通すときはイヤホンのコードくらいの太さになる。そして回線終端装置に接続する手前で細いワイヤー2本をピリピリと引き裂いてファイバー本体を剥き出しにすると髪の毛ぐらいの極細になってしまう。素材はガラスなのか何なのか分からないけど、てっきり透明な物だと思ったら、チラッと見たかぎりでは青い色だったように見えた。
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