dancefrontdoorの記事などによると、あの「mp3.com」がなくなるかも? という話になっております。買収先が見つからない限り来月には消え去る、ということで、またどうも買収先はみつからなさそうな状況のようです。

mp3.com は mp3 という単語を知らしめた存在であり、音楽業界とデジタル圧縮技術の紛争のはしりといえる存在であるといえると思います。その後も mp3.co.jpドメイン名紛争とかいろいろと話題を振りまいてきました。また、Vevendi に mp3.com が買収された後、mp3.com 創始者にして元CEOである Michael Robertson は会社を売った金で Lindows.com を立ち上げ、なお盛んに頑張っている一方で、mp3.com を買ったVivendiは経営危機に陥り、mp3.comもクローズが近い、という状況のようです。

ZDNETのニュース速報、MSのメディア技術ライセンス料、MPEG-4陣営が批判によると、MicrosoftのWindows Media Technology のライセンス料金が安いことについて、「競争を阻害し消費者の選択を狭める恐れがあると批判が出ている」らしい。

ライセンス料金が安いからといって文句を言われてしまうと、たとえばソースコードも規格書も(さらには特許も取得していないから特許料も)完全に無料で配布されているVorbisなぞは超極悪非道なことになってしまいます。また大抵のインターネット上で使われている技術はRFCに書かれているわけですが、それらも大抵無料で使えます。

どっちもどっちな気がしないではないですが、さて、/.Jのみなさんだと、「オープンな規格」「デファクトスタンダード」に対して、料金などを含めた使用条件にはどういうあり方をもとめるのでしょうか。規格を作る側の人のご意見なども聞けると幸いです。

朝日新聞の報道によると、今後DSL業者からも「ユニバーサル基金」なる基金への資金拠出を求めるとの方針を総務省が決めた模様。この基金は「ＮＴＴ東日本、西日本がＮＴＴ法で「全国一律サービス」の提供が義務づけられている見返りに、収益性の高い地域だけで事業展開ができる他の通信事業者にも資金の拠出で負担を求めるもの。」だそうです。ここ数ヶ月、急激な勢いで値下がりが起きてきたDSL接続料金ですが、ひょんなところからかなりのコスト増になりそうで、値下げにストップがかかりそうな気配です。

なんか、金のありそうなところからむしりとってやれ、という感じで、一瞬嫌悪感を感じました。しかし、「収益性の低いところでも営業をしなければならない」NTTが、DSLなどのブロードバンド接続サービスを「ユニバーサルサービス」として実現して、都市部・地方のIT格差を縮めてくれるならまあ許せるかなとも思いました。というか、もしそうするなら総務省はNTTに対してそのような指導をしていってもらいたいものです。

どうも困ったことに、パッチやウィルスのパターンファイルを配ってくれるはずのサイトまでおちるのが流行のようです。

トレンドマイクロのお詫びによれば、連休中に半日以上にわたって製品のアップグレードができなかったとのこと。

また以前にもDNSがおちたりwebページを書き換えられたりと、セキュリティパッチが必要なときにおちてたらどうしようと、何気に心配してしまうMicrosoftですが、zdnet の記事などによると、ここ数日またもやDNSの調子が悪いらしく、一部のユーザーに対して応答がない状態になったりしているらしいです。

トレンドマイクロのほうは、かくいう私もつながらずちょっとびっくりしました。MSの方は少なくとも私は今のところ問題なくつながるんですが、こう何度も同じミスを報じられるとかなり不安になります。

いくつかの報道もでていますが( impress watch, CNET japan, zdnet japan) マイクロソフトは新しいWindowsMediaの発表を行ったそうです(プレスリリース)。

画質があがったとか音楽のサポートフォーマットが増えたとかもありますが、注目すべきは「DVD用のチップについてチップメーカと協力する」ことだとおもいます。マイクロソフトは本気でリビングに置く家電製品にも進出する気のようです。頑張ってDVDのフォーマットを決め、それ用のチップも作ってるような、伝統的な家電メーカーは対応製品を出すのか、コンテンツもってる会社はどう出るのか、やっぱりこのDVDはDeCSSとは違う暗号と著作権保護の仕組みがかかるんだろうか、など、興味は尽きません。

zdnetなどの報道によると、JASRACは電子透かしの技術認定をおこない、続くステージとして実証実験をはじめるらしい(プレスリリース)。

「人の聞こえない音を省く事によってデータを圧縮する」MP3などで音質が悪化するのは許せないとプレスリリースした日本レコード協会が、同じように、「人の聞こえない音を足す事によってデータを詰め込む」電子透かしになんと言うかが楽しみです:p

何故か、タレコミの際にちゃんと自分のユーザーIDを書いているにもかかわらず、タレコミ終了後の表示される画面には、「このお話は匿名で投稿されました」とでてきます。過去二回タレコミをして、二回ともそうでした。

他にこういう事になってしまっている方、おられませんか?

とりあえず、このタレコミはどうなるかな、、、

自分で言うのはなんなのですが、ここの掲示板によると、LGPLでソースを配布している MP3 エンコーダである LAME を「かなリ高い確率で」ぱくったと思われるクローズソースの有料ソフトがあるようです。

毎回の事とはいえ、出来たmp3ファイルに LAME と書きこまれるのにそのまま堂々と商品にすると言うのは泣けてきます。あと、インストールして出来る DLL ファイルを strings にかけると lame.c とか takehiro.c とかどう考えても LAME のソースからぱくって来たとしか思えない文字列がみえるってのはあまりにもアレです(おそらくassert()マクロが展開されたものでしょう)。

せめてDLLはLAMEのものでそのソースを取得するには、、、とか書いてくれればよかったのに。

ちょっと古いですが、http://compression.ca (旧act.by.net)でやってる圧縮ツールの比較が、6/24付けで新しくなっています。で、みてみると相変わらずRKが圧縮率では一位なのですが、SBCというツールがBlockSortingとは思えない驚異の速度とRKに迫る圧縮率でいくつかの部門の「Overall SCORE」で一位になっています。 ただ、このソフトはsharewareで、ソースもみられません。さみしい。 あと、これらに比べるとBZIP2とかはかなリ下です（涙）。