xsdの日記: 才能溢れる人々
せっかくの三連休が土曜出勤になってイライラしていた今日、Youtubeで初音ミク関係を洗っていたらやたら「きしめん」というのが目に付く。
なんだこりゃ?と見てみると、やたら完成度の高いムービーがそこにはあった。
エロゲ界は疎いので全然知らなかったが、一年以上前に発売されたゲームのオープニングに初音ミクの歌をつけたものであった。
更によく調べてみると、その曲は元々の作者が初音ミクに自分の曲を歌わせてみたものであったということだった。しかもお遊びなのに渾身の力作。
この「プロがお遊びに本気を出してすごいものを作っちゃう」という行為に私は非常に弱い。
自分の作りたいものを作るから、そこには妥協はないし、しかもテクニックもある。
こんな仕事を一生に何回かできれば、プロフェッショナル冥利に尽きるものであるというものだ。
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初音ミク版ではない、オリジナルのオープニングも転載されていたが、
・曲
・歌
・画像
・動画
のそれぞれがエロゲ界を知らない私から見て、非常に完成度の高いものであり、参照数の多いものは(同じのいっぱい転載されてるからね)海外からも高い評価を受けていた。
良い意味でこんなの作れるの日本人しかいないだろう、と思った。
この国の人々はこんなクォリティー高い仕事をできる土壌を持っていることをもうちょっと誇っていいんじゃないかなぁと思ったり。
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こんな才能の溢れる人同士が会社をまたいで仕事をしているという状況もなんかうらやましかった。
私も大抵は複数の会社から構成されているプロジェクトに参画しているが、どうしても「金額」「スコープ」「納期」みたいな議論に終始してしまい、肝心の「品質」や「システム全体の統一感、整合性」なんかはなおざりにされている。
どうやったら、まず良いものを作ろうという方向性に持っていけるか、私たちの業界も見習うべきところがあるのではないか。
………でも成果物責任が大きすぎる(システムの停止が日本経済とか社会インフラとか人の命とかに関わってきたりする)から、そもそも無理かなぁ。はぁ。
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