masakunの日記: 避難なき反原発も原発再稼働も、火山予知に依存している点で同じ穴のムジナ 3
表のストーリーもそろそろ忘れられそうなので、「いっそのこと南九州から全住民を退去させるべき。」の続き:
原発よりも大事なのは人命。南九州内にあるカルデラやかつて火砕流が通過した地域には100万人以上が住んでいるわけですが、これほど大勢の人を短期間で安全に避難できるのかというと、それも無理。
それに対してこの反論
①人を避難させるのと、原発から放射性物質を移動させるのとでは、かかる時間が十年単位で違う
②単なる噴火と、それによって原発が破壊されたのとでは、後に残る影響が数百年単位で違うそれを無視していっしょくたにするのは詭弁でしかない
あれれ?「有珠山の例を引き合いに出した火山予知は難しい」という親コメントを読んでないのか。
しかし僕や鹿児島の反原発派が話の前提にしているカルデラ噴火を、有珠山の例で語るには規模が違いすぎる。予想されるカルデラ噴火について過去の例を引き合いに出そう(出典:雑誌「科学」2014年1月号「私たちは本当の巨大噴火を経験していない──噴火予知の現状と課題」著者:藤井敏嗣氏)。
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◎フィリピン・ピナツボ火山(1991年)
カルデラ噴火としては小規模ながらピナツボ火山が噴火したとき、避難勧告が出されたため犠牲者は800人にとどまった。最大噴火の3か月前に群発地震と水蒸気噴火が発生したが、この時点で巨大噴火が起こるとは思われなかった。巨大噴火が起こると認識されたのは、異例の地震活動や火山ガス濃度の急変が記録された最大噴火の約1週間前。
◎インドネシアのタンボラ火山(1815年)とクラカタウ火山(1883年)
破局的噴火が始まる2-3か月前に小規模噴火が発生し、数kmの範囲にわたって噴火口や噴気口が生じたが、筆者は「このような前駆的な小規模噴火が発生した時点で、巨大カルデラ噴火の発生を想定するのは困難であろう」としている。むしろ巨大カルデラ噴火の数週間前や数日前に起こる地震活動や急激な地殻変動が観測されれば、規模が推定できなくても大噴火の接近を予想できるだろうとのこと。
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とにかく何が問題かって、現代科学が対峙したことのない巨大カルデラ噴火のデータがない現状では、小規模な噴火が観測されたところで大規模噴火の予兆としてとらえにくいのが現実なのだ。つまり巨大カルデラ噴火(破局的噴火、破局噴火)が予想される、数日~数か月前の異常活動では、原子炉の燃料棒の取り出しはおろか、人の避難もままならないということ。さらに言えば数か月前に予兆現象らしきものが起こったところで、それが本格的な巨大噴火につながるかどうか判断するすべがないのだから。「年単位で違う」なんて話は、反原発の思いこみにすぎない。
# 一言でいえば、巨大カルデラ噴火について「現実的な対策」なんて立てようもないんだよ。
# しかしそれは恐竜が絶滅するきっかけになったともいわれる、地球外から飛来する巨大隕石の衝突にも言えることだ。
それともなにか・・・東日本の反原発は、西日本の人が苦しむ事態よりグローバルフォールアウトの心配しかしていないのか。おいおいそれは50年くらい前にもあっただろう。
話がそれたが、藤井氏は上記の記事の中で、カルデラ噴火による噴出物の岩石解析をすることで、過去の噴火におけるマグマ集積の時間を推定することができると書いている。まだ日本でこの手の解析が行われた例がないが、海外では「カルデラ噴火前のマグマ蓄積は数千年以内あるいは100年以内という非常に短い時間であったという報告が相次いでいる」。こういった研究を進めることで、日本の火山学もまだ見ぬカルデラ噴火についての事前の理解を深めることができるだろう。
自分もね (スコア:0)
川内原発で巨大カルデラ噴火怖いと聞くたびに、
「ああこの人達は自分の命より原発止めることが大事なんだなあ」と思って見てるけど。
政府の方も大変やね。
だってここで再稼働できなかったら、日本で蝶巨大噴火の可能性が「0」のところなんて何処にあるのか。
全国の再稼働をこれでなしにできる。
Re: (スコア:0)
長々と愚論書きやがっておナニーかw クズがw リスクを考えられず、単に原発肯定の俺、現実的かっこいいっておナニーだろw 死ねよ、もういいから。
「リスク」しか考えられないやつの居場所はこの世界にはないんだよ。 (スコア:0)
たった5行で長々とか。
でも外を歩けば交通事故のリスク、家にいれば地震でつぶれるリスク、何か食べれば食中毒のリスク・・・。ネットで個人情報が流出するかもね。未知の脆弱性があるかもしれないから Windows 8.1 やタブレットを使うのもやめたらいい。
結局「リスク」しか考えられないやつの居場所はこの世界にはないんだよ。