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英企業、注入タイプの人工骨開発 25

ストーリー by GetSet

あるAnonymous Coward 曰く、

体内に注入すると硬化する、ハミガキ粉のような状態の人工骨が開発された(本家/.記事)。

この人工骨は骨移植などの手術を回避できるだけでなく、従来のものとは異なり硬化プロセスに伴う発熱がなく体温で硬化するため周囲の骨組織を破壊せず、組織の定着や成長を妨げない。この注入人工骨は体内での血管形成や骨組織生成の足場となるものであり、最終的には生分解されるものである。また、幹細胞を骨修復箇所に直接注入できる技術でもあるとのこと。
この技術は英国のノッティンガム大学のKevin Shakesheff教授の研究チームからスピンオフした企業RegenTecによって開発され、今月英国のMedical Futures Innovation Awardを受賞し、現在臨床試験に向けて準備中とのことである。

ちなみに、このような骨生成の足場となるタイプの人工骨ではないが、日本ではインクジェット技術を使い患者に合ったカスタムメイドな人工骨を作る技術が臨床試験段階に入っているそうだ。

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