GPHの日記: 久々だけどMacBook Pro mid2010にWindows10入れてみた件 2
本と久々なんですが、微妙なニーズもあるかもしれないので纏めておく。
当方カミサンの都合いまだ2010年モデルを扱き使っている。SSDもBDドライブも入れちゃったしバッテリも入れ替えたし、さて最後のとどめにマザーボード入れ替えどうしようかレベルまで来ているので未練がある。
しかしApple公式サポートではOSXこそ最新がまだ動くが、Windows10サポートは切れちゃった。
機械的にはギリギリWin10サポート(GeforceGT 330Mがギリギリ対応)なので、やらかしてみたところ、延べ半日で正常動作まで持っていけたのである。
前提条件:とにかく一端OSXを入れて、BootCampからパーティション作成するのが無難。
ハードウェア的にはAHCI対応なのでSSDにした人など、フルパワーを使いたいためにEFI使用モードで入れたくなる人もいるかもしれないが、
やってみたところインストール時の一次再起動前ディスク選択で失敗することが多い。
PRAMクリア直後だと先に進むことが多いが、強制再起動を繰り返しどうにもダメだった。
(巷のEFIモード成功例は2011年度以降のマシンで、更にIntelオンボードグラフィックのものなんじゃないかと勘ぐっている。ディスクリートGPUを積んだMacBook Proだとインストール後のデバイスマネージャに内蔵、ディスクリート両方出てきてとても怪しい。高級MacBook ProでEFIブート成功したひといたら、コメント欲しいなあ)
作業前:いきなりWindows10を入れたい人は、何とかして店頭買い/ライセンス買いしてから、DVDなりマイクロソフトの配ってるヤツを落っことしてUSB起動インストーラーつくるかしておきましょう。
今後を考えると最大メモリ量8GB(2011以降の可能なマシンなら16GB一気)まで増設。Appleが久しく64bitバージョンしかサポートしていないので。
さらにhttps://support.apple.com/downloads/macoscomponents
から、あらかじめ対応機種向け最新BootCamp5.Xソフトウェアを落としておく。
既存のWindows7/8/8.1の64bit版からアップグレードする人は、ParagonやMediaFour辺りのファイルシステムドライバ(MacDriveとか)や、AppleK Proの様な特殊キーボードドライバ、SSD関連での高速化ソフトとか、システム根幹やハードウェア特有ドライバを削除してから取り掛かるのが吉。
BootCampと競合する可能性がある上にアップグレード中にキー入力できなくなったりで大変。
GPUのドライバはWindows10での最新バージョンと同様のバージョンにしておくか、これも削除しておく。
できればファイルのバックアップ取っておく。
後は新規に入れるなりアップグレードなりする。
で、どっちにしろ無事動いた・・・ことを確認の上でだが、特にアップグレードした場合は内蔵BlueToothユニットがWindows10でそのまま認識しないことが多く
(アップグレード判定時に非互換と出る)、手動で認識させる必要がある。
デバイスマネージャから妙なことになっているBlueToothユニットらしきものを見つけて、コンピュータから参照する形でGenericのドライバを入れて一端最小限の認識をさせるのだ。
更に、Windows10用として配布されている最新GPUドライバを、NVIDIAかAMDから探して入れる。念のため一度再起動。
このままだとヘッドセット辺りの動作がおかしい可能性もある+BootCampドライバ動作がおかしくなっててファンクションキーの動作が変になってる場合も多いため、BootCampソフトウェアを入れ直す。
あらかじめ入手しておいた該当バージョンを解凍して、入れ直す(新規の場合は導入)のだが、このときMacBook Proでありがちなケースとして、RealTekの音声回路用ドライバのインストール時にコケるというのがあり、解凍してできたフォルダの中からRealTekのフォルダを削除しておくことを勧める。
(欲しければ最新版はRealTekが配ってるのでそっちを入れれば良い。Cirrus logic製の場合はBootCamp頼りである)
更に、一端認識させたBlueToothユニットをデバイスマネージャから丸ごと削除する。
この状態でBootCamp5のソフトウェアを入れ直すのだ。
Intelチップセット辺りで時間を食う可能性はあるが、RealTekフォルダを削除していれば多分問題ない。(逆にここで詰まるようであれば、本当にRealTek製音声回路を搭載しているかもしれないのでもとに戻してみる)
これでBootCamp5.Xインストール後に再起動。ファンクションキー機能やトラックパッド機能ほかMac依存の機能が使えるようになっているはず。BlueToothもAppleのドライバが入る。(なぜか、BlueTooth未認識の状態で単発で入れようとしても、うまくいかないことが多いので、こういうやり方を取る)
だが、まだもう一手間掛ける。
本来対象サポート機種のみのインストーラであるBootCamp6だが、
http://swcdn.apple.com/content/downloads/10/60/031-30899/6u2bha6n3pckjca1j44jw9m28yq72nh6li/AppleBcUpdate.exe
から現常直落としが出来る。
これを7ZipかWinRARあたりで強引に解凍し、中身を確認し、該当する無線LANとCirrus logic製音声回路用ドライバを特定する。
当然こっちの方がWin10公式対応品であり、新しいので、ドライバを更新。
ここまでやれば、後は足りないものを随時追加していくということでイケるはず。
なお、BlueTooth関連で、行き成りVAIO用に配布されていたものを無理やり保証外で入れることも出来たが、2010年モデルの場合はBlueToothのバージョンが低い恐れがあり危険。機能的には便利だがお勧めしない。
細かなツッコミ (スコア:1)
当方カミサンの都合いまだ2016年モデルを扱き使っている。
理解のある奥様のようで何より(笑)
2010年モデルのtypoですよね?
直しました (スコア:1)
2016だったらすっげーウェルカムです(苦笑)直しました。
ちなみに、当初EFIブートでやってみようとしましたが、どうしても初回時で起動ディスクの指定しなおし?に失敗する模様です。ディスクリートGPU有無は結構当たってるんじゃないか>成功失敗別れ