Takahiro_Chouの日記: ここ2,3日で観た映画 2
代休取ったり何やらで、ここ数日映画漬けだったんで……でも、まだ、ジャンゴとか観てない……
牙狼-GARO- 〜蒼哭ノ魔竜〜
story
TV版第2期の最後で、一応は人間(魔戒騎士)の味方だが、その実、何だかよく訳の判らん存在である「ガジャリ」の力を借りた代償で、失しなわれたガジャリの体の一部である「嘆きの牙」を「約束の地」より持ち帰らねばならなくった主人公・冴島鋼牙。
その「約束の地」は、人に作られ忘れ去られた「物」が集う場所だった。
どうやら、「約束の地」に間もなく現われる「魔竜」の牙が「嘆きの牙」らしいのだが、鋼牙は、鎧を召喚するのに必要な牙狼剣や、相棒の魔導輪ザルバを失なっていた……
感想
結局、TV版に出てきた謎の存在が、実は良い人(人じゃないけど)と云うオチは、どうしたモノかねぇ……
しかし、「忘れ去られた物」の中に、フィルムの映写機とかが有るのは、映画の上映方式がデジタル化している御時世ゆえか……
プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち
story & 感想
妖精(♂)2匹によるホモ話
ゼロ・ダーク・サーティ
感想
キャサリン・ビグローの前作「ハートロッカー」は、一見、イラクで爆弾処理に従事するアメリカの軍人を、政治的に中立な立場から描いている……と見せかけて、エンディングで流れるのはブッシュJr.批判の曲、と云う内容だった。
その点からしても、キャサリン・ビグローが、9.11〜アフガン戦争〜イラク戦争について、どう考えてるかは、想像が付こうと云うモノである。(そもそも、イラクで爆弾テロを起してるのは、フセイン政権崩壊後にイラクに入り込んだアルカイーダ関係者な訳で、イラクでの爆弾テロの発生は、アメリカがイラク戦争で出した「成果」なのである。ロクでもない独裁者を倒した事により、間接的に、もっとロクでも無い連中の勢力を伸ばしたつー状況は、ラストで流れるKhyber Passの歌詞そのまんまである。つまり、キャサリン・ビグローのオジキは、主人公がイラクに戻り、再び爆弾処理に従事するラストシーンで、イラク人が爆弾テロで死ぬのも、その爆弾を始末してる主人公が助けてる筈のイラク人に石を投げられるのも、全部、ブッシュのせいと云うメッセージを、判る人には判る形で出しているんである)
さて、この映画では、主人公マヤ(ちなみに、名字は出てこない、過去も高卒と云う事以外は不明)がオサマ・ビン・ラディンを追う十数年を描く。
最初の方のシーンでは、拷問から目を背けていたマヤも、やがて、立派に暗黒面に堕ち、捜査方針を巡って対立していた上司を、別の部署に異動しなきゃあかん状態に追い込む(元ネタはコレかな??)など、ロクでもない人物と化していく。何このピカレスク・ロマン。(あと、「主人公の名前がマヤだから『奴隷戦士マヤ』」とか、齢とエロマンガの好みがバレる馬鹿な冗談を言ってたら、ホントに犬用の首輪付けてワンワンプレイなんて、調教モノまがいのシーンが有った。ワンワンプレイをやらされんのは、中年のオッサンだけど。でも、主人公が暗黒面に堕ちてく展開は、暗黒面のベクトルが逆ですが、ホンマに奴隷戦士マヤです)
そして、追ってたオサマ・ビン・ラディンの連絡係が実は死んでた→と思ったら実は……つー二転三転する展開に続いて、中二病患者的には、アッパー系のヤバい薬を投与されたよーな状態になる殴り込みシーン。だが、その後に来るのは、「ビン・ラディンぶっ殺した事で、何か解決したの???」と云う現実とシンクロするラスト。
かつて、ブッシュJr.時代の副大統領チェイニーは「対テロ戦争では我々も暗黒面に堕ちる覚悟が必要だ」と言った(ちなみに、このせいで、チェイニーには「ダース・ベーダー」なんて綽名が付いた挙句、その事をブッシュJr.にもネタにされてた)。
だが、一つの国が、「暗黒面に堕ちる」事は、要は自国の威信をクシャポイする最もお手軽な方法に他ならない。加えて、アメリカ連邦政府は、アフガン・イラク戦争以外にも要因は有るが、ブッシュJr.時代に史上最悪の赤字をこさえてしまった……前任者のクリントンが必死こいて黒字にしたのに。今や、アメリカ連邦政府は、中国と日本の金で維持されてる状態になっているのだ。アルカイーダ関係者と、中国の経済発展の恩恵を受けてる人と、アメリカに怨みを持ってる人は、ブッシュJr.に足を向けて寝られませんな、こりゃ。
この映画は、良く「忠臣蔵」に喩えられるけど、ある意味、暗黒面版「忠臣蔵」と云うのが相応わしい鴨。汚い手を散々使って、吉良上野之介を倒したけど、カタルシスはゼロ、と。
フライト
story
飛行中に突如制御不能となった旅客機を、奇跡的にも救った機長ウィップ・ウィトカー。
だが、彼の血液からは、アルコールとコカインが検出され……
感想
これを感動作として売ろうとした配給会社の宣伝マンは、何を考えてんのやら。洒落にならん量の酒と白い粉をブチキめてたのは、この映画の主人公だけじゃなかったのか……
のっけから描かれるのは、主人公のアル中・ヤク中・セックス中・自己中ぶり。
「オレは好きで飲んでんだ!! アル中じゃない!!」とブチ切れる「アル中の方は、皆さん、そうおっしゃいます」的なシーンも微笑ましくてよろしい。
最後は確かに泣けるかも知れんが、その前のシーンが、公聴会の前日の夜に、グデングデンになるまで、酔っぱらったんでどうするか→よし、コカインの売人を呼ぼう、と云う「いや待て、その発想は何かおかしい」つーシーンだからなぁ……酒が入てても、白い粉をキめれば何とか成るのか……と云う間違ったお勉強も出来てお得ですよ、奥さん。
感動作に思えない事も無いし、出来は、かなり良いけど、変な映画としか言えない「何か」。
キャビン
感想では無い「何か」
ようやく、ネタバレ書いてるblogとかが読める……
フライトは… (スコア:2)
クズな人間はやっぱりクズなんだよなぁって思いました.
ラストは不良が犬を可愛がってたりすると好評価をもらえたりするのと似たようなもんですよね.
GAROはかおるのところに行くシーンでつなげて欲しかったなーってのが感想:-p
Re:フライトは… (スコア:2)
「フライト」は、途中にやたらと「神」ってキーワードが出てくるんで、プロテスタンティズム的な、
「人間が善い事をするのは、実は神様の助けが有ったればこそ」
ってのがテーマ…と言う解釈も出来無い事はねーよーな気がしますが、公聴会の前日に酒を飲んぢまう→コカイン吸って回復、までが、コメディ(それもかなりブラックな)として良く出来すぎてるんで、モンティパイソンとかでも、たまには人生における真理みたいなモノを描いてるよね的な感想しか浮かばないです、はい。