TarZの日記: 299円でおかず詰め放題 → 一番おトクなのは入れるものが正四面体のとき 8
大きな容器に小さな立体を大量に詰め込む。このとき、一番たくさん入る(隙間が少ない)のは、立体の形が正四面体のときなんですって、奥さん。
ScienceDaily Densest Dice Packing: Tetrahedral Dice Pack Tighter Than Any Other Shape
要約 Experiments on the Random Packing of Tetrahedral Dice
Random Packing ──つまり、梱包対象の立体を容器内に整然と並べて詰め込むのではなく、多数を流しいれてゆさゆさと揺すり、隙間が空けばさらに流し込む…というやり方──の場合、もっとも大量に入る(空間占有率が大きくなる)のは、梱包対象が正四面体のとき、という実験結果。このときの空間占有率は0.76前後(粒と粒の隙間の空間が0.24)。
一方、梱包対象が球の場合、Random Packingでの空間の占有率は0.64前後になるのだそうだ。球面では大して引っかかるようなこともなさそうだし、揺すっていれば普通に球の最密充填(0.74)になりそうな印象があるが、やってみると結晶でいうところの体心立方格子(0.68)より充填率が悪くなる。意外。(Sphere packing , Random close pack)
なんでこんな研究をしているかというと、スーパーの詰め放題フェアでの必勝法…じゃなくて、たとえば錠剤とか飴玉を小さな容器に入れるときに、どのような形状が一番詰め込めるかといった応用がある、と記事では紹介されている。が、さすがに正四面体の飲み薬は飲みにくそうな気がする。
… … … …
そういえば、最近ではテトラパックの牛乳を見ることもなくなってしまったな、と思ってWikipediaを検索してみると、日本ではもう製造されていないらしい。
テトラ・クラシックは単位容積あたりの包装材が(廃棄分や糊代を計算に入れれば)一番少なくて済む、一枚の長い紙があれば容器を製造出来るという利点があるが、輸送には六角形の専用ケースが必要となる欠点もあった。他の容器包装形態との競合の結果、四面体型のテトラ・クラシック容器のシェアは減少し、日本では現在製造されていない。
「僕たち飲むなら…PICNIC!」のCMを流していた頃には、テトラパックはもう全滅していたっけかな。
テトラパック消滅してたんですか (スコア:2)
うーむ、淘汰されていたとは意外。
流通にヘキサゴンなケースが必要なのがネックだったとは。
確かに500mlか1000mlの紙パックばかり買うようになってしまいましたけどね。
# コンビニではもっぱら105円でたくさん飲める500mlパックを買っている。
Re:テトラパック消滅してたんですか (スコア:2)
いつ頃なくなったんでしょうね? 80年代にはもう見なくなっていたような。
(ううむ、テトラパックのストロー差込口の紙をペロッとめくったのが懐かしい…)
Re: (スコア:0)
80年代に小学校の給食で出ていた牛乳はまだテトラパックでした。
Re:テトラパック消滅してたんですか (スコア:2)
東京駅前の「北海道フーディスト [foodist.co.jp]」で
ビニール製のテトラパックに入った牛乳とコーヒー牛乳を見ましたけどね。
通販では扱ってないみたいだけど。
Re:テトラパック消滅してたんですか (スコア:2)
気になったのでちょっと検索 [yahoo.co.jp]したらこんなの見つけました。 [aurens.net]
# べつかいの牛乳屋さん 180ml三角パック牛乳30個のセット
紙容器ではないらしいけど、やはり北海道の業者みたいです。
大手はさっさと止めちゃっても、中小企業だと大事に製造設備を運用してる所があるのかもしれないですね。
といっても、後継者がいなくなればそれまでなんだろうな、チューペットみたいに。
最強は (スコア:2, 興味深い)
たぶんやわらかい漬物のつめ放題だろう
液体に勝る最密充填素材はなかろう
# ちがうー
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:最強は (スコア:2)
いい感じに漬かってほとんど液状化したフナ寿司(3年もの)をビニール袋に目一杯パンパンに詰め込んで「充填率100%の最密充填だー」と喜んでいたら、袋が破裂して化学機動隊に出動される大事件になったでござる。
∧_∧
( ´・ω・) ゜ ~
( つ と ) o * ゜ ~ プーン
と_)_) ⊂__⊃
なるほど! (スコア:1)
バトラー!彼の弁当箱に揚げ出し豆腐をびっちり詰めてやってくれたまえ!
一切の隙間無くだ!
#自分はまだテトラパックだったなあ……