akiraaniの日記: 太陽光発電普及のために必要なもの 4
以前どれくらいでコストが回収できるのか調べたことがあるけど、現状の売電システムは正直賢いやり方とは思えない。
ン百万の初期投資が必要で、売電しても元を取るためにはライフスタイルを大きく変えないといけない。補助金などの制度を振る活用してもこの状態なわけで、一般家庭での導入のインセンティブとしてはちょっと弱すぎる。
簡単に言うと、現状はエコっていいたいだけのお金持ちの道楽でしかない。
思うに、電気代を浮かせて元を取ろうという売電の考え方自体に大いに無理があるのではないだろうか。
現時点での技術では、太陽光発電では電気代は削減できず、トータルコストでは損をする。まずはこの大前提を受け入れる必要があると思う。
その代わりに、電気代以外のところにあるメリットに特化したシステムにすればいい。
具体的には、非常電源としての備えとしてソーラーシステムを開発すればいいのではないか。現状の家庭用ソーラー発電システムは、非常用電源としては大変に使いにくい。
いろいろ過程をすっ飛ばして結論を出すと、最終的に必要になるのは安価で大容量のバッテリーということになるだろう。
バッテリー自体は別に太陽光発電がなくとも非常用電源として有効で、ピークシフトにも使えるので電力不足対策としては大変有効だろう。充電口を複数用意すれば太陽光以外の発電システムも併用できるし、家電用の直流電流の規格とかを作って、開発や販売額に対して補助を出すというのはありなんじゃないだろうか。
自然エネルギー発電にせよ、ピークシフトにしろ、結局の所必要なときに使えるようにするためには大容量バッテリーがどうしても必要になる。非常時の備えとしても大変重要だし、まずは家庭用大容量バッテリーの普及を推進するのがいいのではないだろうか。
逆に言えば、それができないから売電なんてシステムを作り出す必要があったんだろうという気もするが……。やっぱ難しいんだろうか。
家庭内でのバッテリといえば (スコア:2)
電気自動車にソーラパネルを繋ぐのが、コストを抑えられる気がします
#既に持っているのが前提ですが。
#狭い日本住宅に大型バッテリー設置は厳しいだろうし
Re:家庭内でのバッテリといえば (スコア:2)
>電気自動車にソーラパネルを繋ぐのが、コストを抑えられる気がします
昼間充電→夜間に放電、というサイクルかと思いますが、一般家庭では、
日中に車で外出することが多いので充電する機会を逃すことが多そうです。
また、電気自動車にとって、夜間は「充電する時間」になるため、夜間の照明などの為に
放電するのは難しいでしょう。
もちろん、車に乗らなければ、太陽光発電で昼間充電→夜間放電ができるのですが、
充電当日だけでなく、次の日(の朝)も車に乗れなくなります。
もともと、かなりの距離(15万キロ以上?)を走らないとコストメリットが出ない電気自動車に対して、
「走らないことを前提」としたシステムとのドッキングは、本末転倒な気がします。
「非常時のみ」と割り切ったとしても、「物資輸送の為に電気を使うか、家電のエネルギーとして使うか」の
2択を迫られることになり、あまり筋がよいとは思えません。
# ガソリン車+自家発電機の組み合わせも、同じですが...
住宅事情を心配されてますが、バッテリの置き場だけを考えるなら、古くはプロパンガスボンベ、
今だって給湯設備やらエアコンの室外機やらを置いているんで、その程度の置き場は
なんとか確保できるでしょう。(電気自動車の車載バッテリーは、エアコンの室外機レベルですよ)
Re:そういう意味では (スコア:1)
トヨタプリウスでつけてるのがありますが、アレ、蓄電には繋がってないとかナントカ聞いた覚えが。
インフラ的な意味では (スコア:1)
某原発反対の教授がピークの概念も持たずに「ばかげた発電」とかホザいてたアレ。
今からでも、増やしてもいいような気がするけどなぁ。
ところで、太陽光発電や、給湯器のコージェネレーター。って、今こそ「脱原発のために!」てネガキャンやって出しゃ良いと思うんだが、ダメなんかね?
そこまで考えて批判してる連中が何%いるのか知るのに、ちょっとした目安になると思うんだがねぇw