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マヤの伝統的な色素ですね.コチニールカイガラムシはかなりの時間を使って品種改良が行われており,人間による十分なサポートがないとまともに生存・繁殖出来ないレベルだとか.蚕みたいなもんですかね.スペインがこれをヨーロッパに持ち込み破綻しかかっていた国家財政を支える莫大な富を作り(当時,赤色染料は非常に高価だった),そして多量に持ち帰りすぎて相場が崩壊して国家経済も破綻するという.当時は独占を維持するためコチニールの原料の秘密保持に躍起になっており,粉末に加工したもののみを本国へ輸出.ヨーロッパ側ではこれは鉱物なのか植物なのか動物や虫なのかと議論が巻き起こったとか.
>天然色素なら安全と思ってた人がパニクる?
アメリカでは1970-80年頃に自然食ブームがあり一気に使用量が増加.同時に,「虫から取った色素なんて嫌だ」とか,「アレルギーが出た」とか既に問題になっていたはず.そういう意味では今更かも.
コチニールに関しては,早川が出してる「完璧な赤」という本が扱っていていろいろ書いてあります.#出てくる知識は面白いんだけど,文章の組み立てとかがいまいちだった覚えがある.
虫のトピックアイコンも追加して欲しい所
あれ?バグのアイコン?
食べなくない、ということはむっちゃ食べるということでしょうか…
>日本のハムとソーセージから着色が追放されると嬉しいかも。
同意見です。そもそも着色しなくていいものなのにねえ。
着色しなかったらタコさんウィンナーができないじゃないか!
#それ以外ではなくてもいいや
カニさんもできなくなります。
着色したほうが売れるからだろ。一時期、無着色がはやったような商品も今はまっかっか、まっきっきだよ。
仮にウコンでこの手の話が出ると、黄色も槍玉に挙げられるのだろうか。たくあんとか。
ウコン?何かの比喩?ネタにマジレス?
伝統的なやり方で作ると着色しなくても黄色いのだけど、そうすると塩分濃度が高くなりすぎる。塩分の害と着色料の害を考えると塩分のほうが大きいんだよね。
> 食べ無くない!ツンデレですね。良い教育をされているようでうらやましい限りです。
野菜はミミズさんの糞を養分として吸収して育つのだということを教えてあげくださいあ、それから、人間の顔面にダニが住んでることもね
麹由来だと抵抗はないですね。無色にちかいほうの麹でつくられる液体は、山廃が好き。
ちなみにカビと細菌のちがい [nagaokaut.ac.jp]
イチゴなんとかみたいな赤い商品は、たいてい入ってるぞw赤いものは避けるしかないなwしかし、こうやって喚起するということは、またアレルゲン表示の枠を増やすつもりなんだろうな。
#低アレルゲンのコチニール色素の開発も行われてるみたいだけど。
ピンクの蒲鉾もそうですよ赤に限らず
こういう報道があると、いきなり増えるんですよね、アレルギーです!って人が。
コチニールを使った製品なんか、あちこちでさんざん使われてきて、これまでだってさんざん飲み食いしてるのに、自然発生する確率を大幅に超えてアレルギーだと訴える人が増えちゃう。花粉症とかのように、アレルゲンに大量被曝するわけでもないのにね。
ムシを想像するだけでなんか痒くなってくる気がするかも
#もっともこのストーリー自体赤に注目させるステマだという説
アレルゲンは色素そのものではなくて、副次的に含まれているタンパク質とのことなので、その辺を減らすor除去するような製造法が見つかればいいんでしょうけど。
なまじ昔からあるから、古くからの製法から脱却するのに時間がかかるとかあったりして?
ここに出ている仮説通りだとすると茶のしずくの例と似たような感じなので、化粧品に添加される場合にはタンパク質含有量の規制をするといったことで防げるかもしません。
わかりにくいコチニール色素問題を読み解く [foocom.net]
タンパク質に対する拒絶反応などのメカニズムを解明しよう、などというのが免疫学。今ホットな研究分野です。ホットということは、現在のところ良く分かっていない、ということを意味している訳でして、なかなかメカニズムの解明やスマートな対処は難しい。
何しろタンパク質の摂取を止めたらその生物は死んでしまいます。でありながら、現段階では良く分からない理由やきっかけで、特定の(今回の場合はコチニール色素含有の)タンパク質に対して拒絶反応を起こしてしまうわけでして始末が悪い。
シェラックというのもカイガラムシではなかったかな?
昔のSPレコードがシェラック盤と呼ばれていたのは、カイガラムシ由来のシェラックという樹脂が使われていたため、ほかにも食品の光沢を出すための添加剤とかいろいろと使われています。結構様々な場所でムシは活躍。
今回の問題はシェラックが持っている蛋白質に対する抗体反応だと思うので、まあ人工色素のほうが今回のような問題は起こりにくい、ということかな?
天然物:・いろいろ含むので分離精製が難しい・昔から使われているものに関しては、毒性に関する安全性確認が杜撰(簡略化されていたり、免除されていたり)なものもある・光学活性な分子の分離に関しては有利・複雑な分子の量産性に優れる・ある程度以上大きな分子は、アレルギーを誘発することがある(天然物に限らないが、天然物はそこそこ大きく複雑な分子を多く含むため分離が不十分だと問題が出ることがある)
合成化学物質:・通常、純度はかなり高い。ただ光学異性体の分離に関しては、そもそも一方しかない天然物の方が優れる場合も多々ある。・新規分子に関しては一応所定の安全性検査が行われるので、一定レベル(ただし必ずしも安全確実、は意味しない)はクリアしている。・複雑な分子は直接合成出来ない。そういう場合は多量に取れる天然物からスタートし、化学修飾を行う。当然大きな分子なので、この場合もアレルギーを誘発する可能性はある。
人間の生理現象も化学の範囲ですし、自然だから、化学だからと分けても意味はたいして無いんじゃないかと。悪魔の証明や法律が追いついてませんね。
自然と化学という区分けは意味ないけど、元コメにあるように天然物と合成系とでは結構違いがあるから、その区分けには意味があると思うよ。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
知らなかった。 (スコア:1)
# 天然色素なら安全と思ってた人がパニクる?
Re:知らなかった。 (スコア:4, 参考になる)
マヤの伝統的な色素ですね.
コチニールカイガラムシはかなりの時間を使って品種改良が行われており,人間による十分なサポートがないとまともに生存・繁殖出来ないレベルだとか.蚕みたいなもんですかね.
スペインがこれをヨーロッパに持ち込み破綻しかかっていた国家財政を支える莫大な富を作り(当時,赤色染料は非常に高価だった),そして多量に持ち帰りすぎて相場が崩壊して国家経済も破綻するという.
当時は独占を維持するためコチニールの原料の秘密保持に躍起になっており,粉末に加工したもののみを本国へ輸出.ヨーロッパ側ではこれは鉱物なのか植物なのか動物や虫なのかと議論が巻き起こったとか.
>天然色素なら安全と思ってた人がパニクる?
アメリカでは1970-80年頃に自然食ブームがあり一気に使用量が増加.同時に,「虫から取った色素なんて嫌だ」とか,「アレルギーが出た」とか既に問題になっていたはず.そういう意味では今更かも.
コチニールに関しては,早川が出してる「完璧な赤」という本が扱っていていろいろ書いてあります.
#出てくる知識は面白いんだけど,文章の組み立てとかがいまいちだった覚えがある.
Re: (スコア:0)
虫のトピックアイコンも追加して欲しい所
Re:知らなかった。 (スコア:2)
あれ?バグのアイコン?
Re:知らなかった。 (スコア:1)
このニュースでその辺の知識が広まって、日本のハムとソーセージから着色が追放されると嬉しいかも。
Re: (スコア:0)
食べなくない、ということはむっちゃ食べるということでしょうか…
Re: (スコア:0)
>日本のハムとソーセージから着色が追放されると嬉しいかも。
同意見です。
そもそも着色しなくていいものなのにねえ。
Re:知らなかった。 (スコア:1)
着色しなかったらタコさんウィンナーができないじゃないか!
#それ以外ではなくてもいいや
Re: (スコア:0)
カニさんもできなくなります。
Re: (スコア:0)
着色したほうが売れるからだろ。
一時期、無着色がはやったような商品も今はまっかっか、まっきっきだよ。
Re: (スコア:0)
仮にウコンでこの手の話が出ると、黄色も槍玉に挙げられるのだろうか。
たくあんとか。
Re: (スコア:0)
ウコン?何かの比喩?ネタにマジレス?
Re: (スコア:0)
伝統的なやり方で作ると着色しなくても黄色いのだけど、そうすると塩分濃度が高くなりすぎる。塩分の害と着色料の害を考えると塩分のほうが大きいんだよね。
Re: (スコア:0)
> 食べ無くない!
ツンデレですね。良い教育をされているようでうらやましい限りです。
Re: (スコア:0)
野菜はミミズさんの糞を養分として吸収して育つのだということを教えてあげください
あ、それから、人間の顔面にダニが住んでることもね
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
麹由来だと抵抗はないですね。無色にちかいほうの麹でつくられる液体は、山廃が好き。
ちなみにカビと細菌のちがい [nagaokaut.ac.jp]
Re: (スコア:0)
イチゴなんとかみたいな赤い商品は、たいてい入ってるぞw
赤いものは避けるしかないなw
しかし、こうやって喚起するということは、またアレルゲン表示の枠を増やすつもりなんだろうな。
#低アレルゲンのコチニール色素の開発も行われてるみたいだけど。
Re:知らなかった。 (スコア:2)
ピンクの蒲鉾もそうですよ
赤に限らず
Re:知らなかった。 (スコア:1)
>イチゴなんとかみたいな赤い商品は、たいてい入ってるぞw
紹介された人はイチゴ味の飲料を飲んでアレルギー反応を起こしたようです。これから気をつけなくちゃ。
# 今まで平気だったからといってこれからも大丈夫と限らないのがアレルギーの怖いとこ
Re: (スコア:0)
こういう報道があると、いきなり増えるんですよね、アレルギーです!って人が。
コチニールを使った製品なんか、あちこちでさんざん使われてきて、これまでだってさんざん飲み食いしてるのに、自然発生する確率を大幅に超えてアレルギーだと訴える人が増えちゃう。
花粉症とかのように、アレルゲンに大量被曝するわけでもないのにね。
Re:知らなかった。 (スコア:1)
ムシを想像するだけでなんか痒くなってくる気がするかも
#もっともこのストーリー自体赤に注目させるステマだという説
Re: (スコア:0)
アレルゲンは色素そのものではなくて、副次的に含まれているタンパク質とのことなので、
その辺を減らすor除去するような製造法が見つかればいいんでしょうけど。
なまじ昔からあるから、古くからの製法から脱却するのに時間がかかるとかあったりして?
Re: (スコア:0)
ここに出ている仮説通りだとすると茶のしずくの例と似たような感じなので、化粧品に添加される場合にはタンパク質含有量の規制をするといったことで防げるかもしません。
わかりにくいコチニール色素問題を読み解く [foocom.net]
Re:知らなかった。 (スコア:1)
タンパク質に対する拒絶反応などのメカニズムを解明しよう、などというのが免疫学。今ホットな研究分野です。
ホットということは、現在のところ良く分かっていない、ということを意味している訳でして、なかなかメカニズムの解明やスマートな対処は難しい。
何しろタンパク質の摂取を止めたらその生物は死んでしまいます。
でありながら、現段階では良く分からない理由やきっかけで、特定の(今回の場合はコチニール色素含有の)タンパク質に対して拒絶反応を起こしてしまうわけでして始末が悪い。
Re: (スコア:0)
シェラックというのもカイガラムシではなかったかな?
昔のSPレコードがシェラック盤と呼ばれていたのは、カイガラムシ由来のシェラックという樹脂が使われていたため、ほかにも食品の光沢を出すための添加剤とかいろいろと使われています。結構様々な場所でムシは活躍。
今回の問題はシェラックが持っている蛋白質に対する抗体反応だと思うので、まあ人工色素のほうが今回のような問題は起こりにくい、ということかな?
Re:知らなかった。 (スコア:5, 参考になる)
天然物:
・いろいろ含むので分離精製が難しい
・昔から使われているものに関しては、毒性に関する安全性確認が杜撰(簡略化されていたり、免除されていたり)なものもある
・光学活性な分子の分離に関しては有利
・複雑な分子の量産性に優れる
・ある程度以上大きな分子は、アレルギーを誘発することがある(天然物に限らないが、天然物はそこそこ大きく複雑な分子を多く含むため分離が不十分だと問題が出ることがある)
合成化学物質:
・通常、純度はかなり高い。ただ光学異性体の分離に関しては、そもそも一方しかない天然物の方が優れる場合も多々ある。
・新規分子に関しては一応所定の安全性検査が行われるので、一定レベル(ただし必ずしも安全確実、は意味しない)はクリアしている。
・複雑な分子は直接合成出来ない。そういう場合は多量に取れる天然物からスタートし、化学修飾を行う。当然大きな分子なので、この場合もアレルギーを誘発する可能性はある。
Re:知らなかった。 (スコア:1)
人間の生理現象も化学の範囲ですし、自然だから、化学だからと分けても意味はたいして無いんじゃないかと。
悪魔の証明や法律が追いついてませんね。
#壮大なストーリ。空転するアイディア。
Re: (スコア:0)
自然と化学という区分けは意味ないけど、元コメにあるように天然物と合成系とでは結構違いがあるから、その区分けには意味があると思うよ。