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高校生を対象に化学・物理の田中耕一賞が創始 37

ストーリー by Oliver
コンピュータ分野だとTuring賞ね 部門より

bluedwarf 曰く、 "生体高分子の質量分析法のための「脱離イオン化法」の開発を評価され、今年のノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんですが、日経新聞によると東北大学の客員教授として、教壇に立つことになったそうです。
さらに、仙台市では藤井黎市長が「田中耕一賞」なるものを創始しようとしているようです。この田中耕一賞は全国の高校生を対象とした、物理・化学のコンテストとするようです。最近は、日本人がノーベル賞を受賞する機会が増えてきましたが、こういうのをきっかけに若い世代の研究意欲を増すようになることは非常によいことではないでしょうか。ぜひ、コンピューター分野でもーベル賞をもらえるようになってもらいたいものです。"

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  • by Jadawin (2174) on 2002年10月23日 20時38分 (#188468) 日記
    部門がないからこそのフィールズ賞ではなかったかと。
  • 情報分野でもNP完全問題とか解いたら貰えるんですかねぇ。
    でも、NP完全問題が解けないことを証明すると貰えそうに無い罠。

    なんとなく経済学とかに貢献できそうな気はするんですが・・・。
    --
    ---Over, hri.---
    • by Ryo.F (3896) on 2002年10月23日 22時37分 (#188553) 日記
      NP完全問題をただ解いても別に何の賞ももらえないでしょう。たとえば、巡回セールスマン問題を解いたって賞はもらえないでしょ。
      NP完全問題って、非決定性チューリング機械(必要に応じてCPUとメモリを無限に増やせるコンピュータと考えれば近いかな)を使って、入力長の多項式時間で*解ける*問題のうち、最も多くの計算量を必要とするものを言うのですから、*解けない*ことは証明できません。
      NP完全問題が、決定性チューリング機械(現在のコンピュータ)で入力長の多項式時間内に*解ける*かどうか、なら解らん事はありませんが。
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    • by sakamoto (8009) on 2002年10月24日 13時15分 (#188970) 日記
      P=NP 問題の解決(というかP≠NPが証明されるという話になるでしょうけど)では もらえないでしょうねぇ。チューリング賞やゲーデル賞ならともかく。 量子コンピュータの実用化とかならもらえるかもね。
      --
      -- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
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    • by Anonymous Coward
      幕張か何かのアレですか?
  • 田中耕一賞 (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2002年10月23日 23時05分 (#188572)
    田中耕一賞というのを設けるのは別にかまわない。でも高校生を対象にするってことだけど、一体何を期待するのかをはっきりさせておかないと下手すりゃそのうち無くなってしまいそうな気がする。
    きつい言い方だとは思うが、受験勉強の片手間でやる「研究ごっこ」が応募の大半を占めるだろうものに、学術的な成果を「期待」するのは無理ではないかと。ましてやノーベル賞などぽんぽんとれるようなものではないわけで。

    あくまで高校生が科学に関心を向けるきっかけになって裾野を広げる、ということを重視してほしいな。決して目に見える成果が出ないからと言って、早速中止にするなんてもったいないことだけはやめてほしいな、と思う次第。

    #それともう一つ気になるのは「誰が評価すんのよ?」ってところ。
    • >きつい言い方だとは思うが、受験勉強の片手間でやる「研究ごっこ」が応募の大半を占めるだろうものに、
      >学術的な成果を「期待」するのは無理ではないかと。ましてやノーベル賞などぽんぽんとれるようなものではないわけで。
      (勝手ながら、改行を入れさせてもらいました。)

      普通科に通う生徒なら受験勉強の片手間になるだろうが、水産科等の職業系の学科の生徒なら、それ程は受験勉強に
      集中している訳でもなく、実習課題等に興味を持って、更に極めたいと志す生徒が多いから、あながち期待できなくも
      無いかもしれない。

      でも、その志なども含めた上で、まっとうな評価を誰がするかの方が、重要な問題だわな。
      --

      /* Kachou Utumi
      I'm Not Rich... */
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    • by tetsuhito (2688) on 2002年10月23日 23時55分 (#188624)
      高校生のころ物理部に在籍していたのですが、
      その最終目標が日本学生科学賞 [yomiuri.co.jp]でした。
      今から考えると研究といえる程のことはやってなかったけど、
      今の仕事に就くきっかけと、多くの友人を得ることが出来ました。
      この田中耕一賞が今の高校生にとって、日本学生科学賞とならぶ
      目標になることを願います。

      # 日本学生科学賞に昔は皇族のかたの名前を冠した賞があった
      # ような気がするけど、もうないのね・・・
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      • by BIWYFI (11941) on 2002年10月24日 2時28分 (#188763) 日記
        >その最終目標が日本学生科学賞 [yomiuri.co.jp]でした。

         これ、ざっとみたけど、大学や民間研究所で行われるものと比べると、絶対的なレベルは、「相当低い」というか、「一種の遊び」に留まっている感があるんですよね。ま、当然ですが。
         最先端の数学・物理には、ほど遠いものだし。
         全社会的な水準での、良い研究成果を出すには、もっと高レベルの教育が不可欠じゃないでしょうか?
        そして、その教育を存分に受けるためには、「飛び級」の大幅採用が一番有効なのではないかと。あくまで、私見ですが...
        --
        -- Buy It When You Found It --
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        • by AliceYou (2190) on 2002年10月24日 12時27分 (#188941) 日記


          理系科目以外は成績も人格も人並み、という生徒の得意分野を
          入試問題の解き方の訓練で燃え尽きさせないようにすることが
          先決じゃないかな。

          飛び級だと全科目満遍なくできて品行方正、という生徒しか
          選ばれなくなりそう。
          私のいた某県立高校では「成績は優秀だが反体制的(笑」という理由で
          受験選抜クラスから外された友人がいたし…

          ※でもって飛び級で大学に入った生徒を自分の担任したクラスから
          出した先生は昇進したり栄転したりする罠

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        • 実は高レベルの教育とは教えないことかも、とか。
          今の学校教育の教え方を見ていると、自ら学ぶということに力をいれていない、というよりそれを制限しているようにも見えます。
          サボる方法を模索させるようなつまらない課題を押し付けるより
          自ら研究に没頭してしまうような魅力的な課題を見つけさせるべきではないかと思います。
          #ゆとり教育の本来の理念がこれのはずなんだけどなぁ。何処で歪むんだろ
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          • by craft (9730) on 2002年10月24日 19時35分 (#189116)
            教師が教え方を知らないからでは?
            卒業した高校の教師の大半はそうだった気がします。
            #語句の活用と文の意味を喋られるだけの授業でどうやって古文に興味をもてと言うんだろう・・・。
            #ちなみに現在浪人中で、予備校講師は教えることでメシ食ってるだけあって、背景説明とかがあり、全然マシです。

            雑誌で、アメリカの高校(だったかな?)の物理の授業で
            重力加速度の測定をやるっていう留学生からの話を読んで凄く羨ましかった覚えがあります。
            独り善がりな授業にならず、さらにこういうことをやってもらえると、もっと興味が持てるんでしょうけどね。
            やっぱ、受験ってのが大きな時間奪っちゃうから無理なのかなぁ
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        • by Anonymous Coward
          飛び級なんて、必要ありません。

          もっと簡単に、教育水準は上げられますよ。無駄な大学をつぶせばいいんです。
          才能ない人でも簡単に大学に入学できるからモラトリアムだけの学生が増えるんですから。

          その分、もっと高専、専門学校などを、昇進などで、差別しないようにする必要はありますけど。
          • なぜ優秀な人材を学界に押し込めようとするのだろう。
            飛び級で早く卒業させて早く業界で活躍するという選択肢もあるだろうに。

            2,3段落目は激しく同意。
            # 現場エンジニアなのに30になっても高卒といって差別されるとは思わんかった。。しかもクチばかりの若造に。。
            --
            wild wild computing
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          • by Anonymous Coward
            スキップくらいさせてやれよ. 無駄な大学を潰すのは賛成だけど、周囲の学力に合わせて勉強が進む ために授業がクソ面白くない奴も居るんだからさ.
    • >#それともう一つ気になるのは「誰が評価すんのよ?」ってところ。

       もちろん、田中さんを含む、
      「一目見ただけじゃその能力がわからない科学者」
      に審査員の資格が与えられます。
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  • by u1p (2709) on 2002年10月24日 0時39分 (#188685) 日記
    良くありがちな、教師のテーマ誘導にならないことを祈ります。
    # それこそ、田中氏がもっとも嫌うところかもね。
    # いや、あの人はそんなことで嫌ったりしないか。
  • by fagen2 (10623) on 2002年10月24日 10時24分 (#188870)

    数学の賞で、出すのは4年に1回、しかも年齢制限があるので、 まぁちょっと違う感じですわな。成立過程は仰せの通り、 ノーベル賞に数学がなかったから、というのが大きな理由です けど。

    # Knuth もコンピュータ数理で大きな業績を上げているけど、
    # もらったのはチューリング賞ですね。

    • by torus (9980) on 2002年10月24日 14時30分 (#189003) ホームページ 日記
      ノーベル賞の数学版はむしろ京都賞じゃないかって、 大学のときにデジタル信号処理の先生がいってました。 クヌース先生や、確立微分方程式の伊藤清さんももらっているし。
      --
      use Test::More 'no_plan';
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  • 周囲が暖かく見守ってあげれば、あの若さならもう一個取るくらいの業績を あげられるかもしれないのに……
    --
    -- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
    • ノーベル賞なんか貰わないほうが幸せだったかもね。
      研究を楽しんでる彼みたいな人が、ノーベル賞もらっちゃう
      なんて。なんかうれしい。
      日本ってほんとに豊かなんだって思うよ。
  • by f6_6m (6762) on 2002年10月25日 10時01分 (#189431)
    一方でこんな [asahi.com]話もあるみたい。

    素晴らしい物事を、素晴らしいと評価し
    功績を称えることに反対するなんて、あまりにも愚か。
    複数の人間に選ばれた人々の行いとは思えませんね(笑。
    というか、県議会の浅野宮城県知事叩きが
    哀れに見える今日この頃...(^-^;
  • by Anonymous Coward on 2002年10月23日 20時40分 (#188471)
    激しくオフトピ
  • by Anonymous Coward on 2002年10月23日 23時15分 (#188579)
    うちらの世界にはチューリング賞がありますからノーベル賞なんていりません。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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