NASAが赤外線宇宙望遠鏡を打ち上げ 12
ストーリー by Oliver
宇宙を見極める 部門より
宇宙を見極める 部門より
astro-m 曰く、 "8月25日、NASAが赤外線宇宙望遠鏡 SIRTF を打ち上げた。(朝日新聞の記事)
この望遠鏡は、ハッブル宇宙望遠鏡やX線観測衛星チャンドラ、ガンマ線観測衛星コンプトンとならぶNASAの"Great Observatory"計画の最後の衛星であり、「我々はどこから来たのか」「我々は宇宙の中で孤独な存在なのか」という問いに答えようとする"Origins"計画の一端を担う望遠鏡でもある。
赤外線は可視光などに比べて星間物質で散乱されにくいので、星形成領域、銀河中心、惑星形成領域などを観測するのに適している。さらに SIRTF は太陽系外惑星や宇宙空間に漂う有機分子の検出にも挑むことになる。
SIRTF や次世代宇宙望遠鏡 JWST、日本の宇宙科学研究所が打ち上げる ASTRO-F などによって、赤外線観測の利点を生かした興味深い観測成果が得られることだろう。チリと雲の向こうに隠された宇宙に、人類は何を見ることができるだろうか。"
ASTRO-F (スコア:1, 参考になる)
関係者なのでAC。
それは大変そう... (スコア:2, 参考になる)
・ASTRO-Fの打ち上げ延期について [isas.ac.jp]
・赤外線天文衛星ASTRO-Fの打上げを延期 [isas.ac.jp]
これ以外に何か問題が増えたのですか? 実は、位置がずれたどころか外れて落ちたと..(怖)
Re:それは大変そう... (スコア:1)
鏡が壊れたのではなくて、「鏡の支持部」が壊れたと聞いています。
液体ヘリウムで冷やす極低温に冷やすので、非金属の鏡と、それ以外の金属の部分の熱膨張率の差によってひずみが生じないようにするのが難しいらしい。
Re:それは大変そう... (スコア:1)
日当たり良好 (スコア:1)
赤外線観測だと望遠鏡自体の熱による輻射の影響が大きいと思うのですが, この点はどう解決しているのでしょう? 絵を見た感じでは, 特に大きな日傘を持っているわけでもなさそうですし, 鏡筒に太陽が当たらないようにするとしたら, 一時には全天中のかなり限られた範囲しか観測できないような気がするのですが.
Re:日当たり良好 (スコア:3, 参考になる)
また、これは赤外線衛星では常識ですが液体ヘリウムで望遠鏡を絶対零度近くまで冷やして使います。 [caltech.edu]
×衛星→○惑星 (スコア:1, 参考になる)
ってことなので、これは人工衛星ではなくて人工惑星だと思うのですが…
英文の方を読んでもどこにも「satellite」って出てこないし
Re:×衛星→○惑星 (スコア:1)
ご指摘の通り、衛星というのは誤りですね。望遠鏡あたりにするべきでした。
ご指摘ありがとうございます。
実のところ、個人的な感覚として「探査機」というのは惑星etc.に飛んで行って on site で
探査をするもの、というイメージが出来上がってしまっていたので、SIRTF を
"探査機"と呼ぶのは少し抵抗があったのでした。
----
Save our starry skies; Jump into the Universe.
赤外線望遠鏡の費用 (スコア:1)
NASAの発表を見ればわかりますが、12億ドルは、SIRTFだけの費用です。日本の宇宙研の衛星の数倍の費用。
どれぐらいの費用をかければ、どれぐらいのことができるか、というのが新聞記者は、分っていないのだな。
Re: (スコア:0)
しかし、 (スコア:0)
#育てるなよ >そこの人
Re:しかし、 (スコア:1)