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「磁力で患部に誘導される薬」を目標としたカーボンナノチューブ技術 4

ストーリー by Oliver
ここまでおいでー 部門より

mirz曰く、"日経の医療系情報サイトMedWaveの記事によると、「効き目も強いが副作用も強い薬剤を少量投与して磁力で患部に誘導する」といった薬の実現に道を開くナノテク新技術の開発に、富士通研究所東北大学多元物質科学研究所の研究グループが初めて成功したそうだ。開発したのは、均一な長さの短繊維カーボンナノチューブの製造法と、このチューブに磁性金属を充填する技術の二つ。
富士通研のリリースによるとこれらの技術は、「長さの揃った50nmまでの短いカーボンナノチューブを実現し、しかも磁性も持たせることにより、特定のDNAやタンパク質の磁気分離やドラッグデリバリなどのナノバイオ応用、あるいは高密度磁気記録媒体への応用を目指すもの」。病原体や腫瘍を超高精度で検出して患部を特定したり、薬剤を特定臓器に精密誘導できたりする可能性があるとされている。
…タレコミ人の会社では先日に健康診断があったが、毎年話題に上るのが「胃腸の検査は大事だが、バリウム飲むのは勘弁」という話だ。例えば、こういった身近な所でその恩恵に与れるようになる事を期待したい。"

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  • by Sinraptor (22797) on 2004年07月24日 23時28分 (#595455)
    >>「胃腸の検査は大事だが、バリウム飲むのは勘弁」という話だ。例えば、こういった身近な所でその恩恵に与れるようになる事を期待したい。"

    バリウムを使うのは胃の「検査」なので、胃が全部映ってないと意味がありません。
    胃を全部映すためには大量のバリウムが必要です。
    というわけで、少量の薬を導くのとは全然違うんじゃないでしょうか。
    --
    //Sinraptor
    • by parsley (5772) on 2004年07月25日 8時50分 (#595604) 日記
      バリウム飲むのは好きなんです。イチゴ味なんてつけなくてもいいです。プレーン味(?)で。ただ…出す時がつらいですよね。
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      親コメント
    • > 病原体や腫瘍を超高精度で検出して患部を特定したり
      この部分について言ってるんじゃないですかね。
      レントゲン検査自体が不用になると。
      • さすがにレントゲン検査が不要になるというところまで応用されうるかどうかはわかりませんが...
        むしろ期待できるのは治療のほうでしょう。
        現在の悪性腫瘍の薬物治療(化学療法)は基本的には体に悪い(=癌細胞にも悪い)薬を全身に投与するのが基本です。当然副作用が出ますが、とくに手術が技術的に難しいところの腫瘍では副作用よりも効果
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